1.267 PARALLEL_DEGREE_POLICY
PARALLEL_DEGREE_POLICYは、自動並列度、文のキューイング、インメモリー・パラレル実行を使用可能にするかどうかを指定します。
| 特性 | 説明 |
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パラメータ・タイプ |
文字列 |
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構文 |
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デフォルト値 |
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変更可能 |
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PDBで変更可能 |
はい |
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基本 |
いいえ |
値:
ノート:
自動並列度は、SQL文レベルでPARALLELヒントが使用されると、PARALLEL_DEGREE_POLICYの値にかかわらず有効になります。
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MANUAL自動並列度、文のキューイング、インメモリー・パラレル実行を使用禁止にします。これによって、パラレル実行の動作をOracle Database 11g リリース2(11.2)以下の動作に戻します。これはデフォルトです。
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LIMITED一部の文に対して自動並列度を使用可能にしますが、文のキューイングおよびインメモリー・パラレル実行は使用禁止になります。自動並列度は、
PARALLEL句を使用しているDEFAULTの並列度で明示的に修飾されている表または索引にアクセスする文に対してのみ適用されます。DEFAULTの並列度で修飾されている表または索引にアクセスしない文は、MANUAL動作のままになります。 -
AUTO自動並列度、文のキューイング、インメモリー・パラレル実行を使用可能にします。
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ADAPTIVEこの値は
AUTO値と同様に、自動並列度、文のキューイング、インメモリー・パラレル実行を使用可能にします。さらに、パフォーマンス・フィードバックを使用可能にします。パフォーマンス・フィードバックは、反復するSQL文用に自動的に選択される並列度の向上に役立ちます。文の初回実行後に、オプティマイザによって選択された並列度は、実際の実行パフォーマンスに基づいて計算された並列度と比較されます。これが大きく異なる場合、その文は再解析対象としてマークが付けられ、初回実行のパフォーマンス統計(CPU時間など)が以降の実行のためのフィードバックとして提供されます。オプティマイザは初回の実行パフォーマンス統計を使用して、以降の実行の並列度をより適切に決定します。
関連項目:
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PARALLELヒントの詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。 -
自動並列度の詳細は、『Oracle Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド』を参照してください。