1.303 RESOURCE_MANAGER_PLAN
RESOURCE_MANAGER_PLAN
には、データベース(CDBまたは非CDB)で使用するリソース・プランを指定します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
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デフォルト値 |
デフォルト値はありません。 |
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
はい |
値の範囲 |
有効な任意の文字列 |
基本 |
いいえ |
CDBの場合
CDBのルートで、RESOURCE_MANAGER_PLAN
によりCDBリソース・プランが指定されます。CDBリソース・プランによって、PDB間でリソースが割り当てられます。
CDBリソース・プランは、DBMS_RESOURCE_MANAGER.CREATE_CDB_PLAN
およびCREATE_CDB_PLAN_DIRECTIVE
を使用して作成されます。
関連項目:
-
DBMS_RESOURCE_MANAGER.CREATE_CDB_PLAN
およびDBMS_RESOURCE_MANAGER.CREATE_CDB_PLAN_DIRECTIVE
の使用方法の詳細は、『Oracle Multitenant管理者ガイド』を参照してください -
DBMS_RESOURCE_MANAGER
パッケージのCREATE_CDB_PLAN
プロシージャおよびCREATE_CDB_PLAN_DIRECTIVE
プロシージャの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
ALTER SYSTEM
文を使用してCDBのRESOURCE_MANAGER_PLAN
の値を変更するには、セッションがroot
である必要があります。たとえば、CDBリソース・プランを使用可能または起用禁止にするには、次のように指定します。
SQL> ALTER SYSTEM SET RESOURCE_MANAGER_PLAN = CDB_resource_plan_name
;
SQL> ALTER SYSTEM SET RESOURCE_MANAGER_PLAN = '';
PDBでは、PDBに使用するPDBリソース・プランはRESOURCE_MANAGER_PLAN
により指定されます。
該当するPDBのPDBリソース・プランを使用可能または使用禁止にするには、セッションがPDB内にある必要があります。たとえば、PDBリソース・プランを使用可能または使用禁止にするには、次のように指定します。
SQL> ALTER SYSTEM SET RESOURCE_MANAGER_PLAN = PDB_resource_plan_name
;
SQL> ALTER SYSTEM SET RESOURCE_MANAGER_PLAN = '';
PDBでは、非CDBのリソース・プランと比較するとPDBリソース・プランにいくつか制限があります。PDBリソース・プランには、次の制限が適用されます。
-
PDBリソース・プランは、サブプランを含むことができません。
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PDBリソース・プランには、最大8個のコンシューマ・グループを設定できます。
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PDBリソース・プランで、複数レベルのスケジューリング・ポリシーを使用することはできません。
特定のPDBリソース・プラン・ポリシーを施行するには、PDB間のリソース割当てに関するポリシーがCDBリソース・プラン内に存在している必要があります。CDBリソース・プランが存在しない場合は、特定のPDBリソース・プラン・ポリシーが施行されません。PDBリソース・プランに、CPUまたはパラレル・ステートメント・キューイング・ディレクティブが含まれており、CDBリソース・プランが指定されていない場合、リソース・マネージャは自動的にDEFAULT_CDB_PLAN
プランを使用可能にします。この動作を回避するには、ルート・レベルのRESOURCE_MANAGER_PLAN
パラメータをORA$INTERNAL_CDB_PLAN
に設定します。
ノート:
CDBリソース・プランにおけるCPU、I/O帯域幅およびパラレル実行サーバー要件の詳細、およびこれらの要件が満たされない場合のPDBリソース・プランの結果の説明は、『Oracle Multitenant管理者ガイド』を参照してください。
非CDBの場合
RESOURCE_MANAGER_PLAN
には、非CDBのインスタンスに使用するトップレベルのリソース・プランを指定します。リソース・マネージャは、このトップレベルのリソース・プランをすべての子孫(サブプラン、ディレクティブおよびコンシューマ・グループ)にロードします。このパラメータを指定しない場合、リソース・マネージャはデフォルトでオフです。
リソース・マネージャをオンにしたり(オフの状態であった場合)、リソース・マネージャまたはカレント・リソース・プランをオフにする(オンの状態であった場合)には、ALTER SYSTEM
文を使用して、このパラメータの設定を変更できます。データ・ディクショナリの中に存在しないリソース・プランを指定すると、エラー・メッセージが戻されます。
関連項目:
-
リソース・プランの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。
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CDBおよびPDBでOracle Resource Managerを使用する方法の詳細は、『Oracle Multitenant管理者ガイド』を参照してください
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DBMS_RESOURCE_MANAGER
パッケージの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。 -
DBMS_RESOURCE_MANAGER_PRIVS
パッケージの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。 -
既存のリソース・プランの詳細は、「DBA_RSRC_PLANS」、「DBA_RSRC_PLAN_DIRECTIVES」および動的パフォーマンス・ビューの様々な
V$RSRC_*
動的パフォーマンス・ビューを参照してください。