1.355 TRACEFILE_IDENTIFIER
TRACEFILE_IDENTIFIER
には、Oracle Traceのファイル名となるユーザー定義の識別子を指定します。このようなユーザー定義の識別子を使用すると、単純に名前からトレース・ファイルを識別できるため、ファイルをオープンしたり内容を確認する必要はありません。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
|
デフォルト値 |
デフォルト値はありません。 |
変更可能 |
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PDBで変更可能 |
いいえ |
値の範囲 |
ご使用のプラットフォーム上で、ファイル名に使用される可能性があるすべての文字 |
基本 |
いいえ |
このパラメータが動的に変更されるたびに、次のトレース・ダンプが、名前に新しいパラメータの値が埋め込まれたトレース・ファイルに書き込まれます。トレース・ファイルの連続性に関する情報は、新旧両方のトレース・ファイルに自動的に追加され、これらのトレース・ファイルが同一プロセスのものであることが示されます。
このパラメータは、フォアグラウンド・プロセスのトレース・ファイル名を変更する場合にのみ使用できます。バックグラウンド・プロセスのトレース・ファイル名は、通常の形式で付けられたまま残ります。フォアグラウンド・プロセスに関しては、V$PROCESS
ビューのTRACEID
列に、TRACEFILE_IDENTIFIER
パラメータの現在の値が含まれます。このパラメータ値が設定されると、トレース・ファイル名の形式は、次のようになります。
sid_ora_pid_traceid.trc
この例では、sid
はOracleインスタンスID、pid
はプロセスID、traceid
はTRACEFILE_IDENTIFIER
パラメータの値を示します。
関連項目:
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このパラメータの詳細は、『Oracle Database SQLチューニング・ガイド』を参照してください。
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このパラメータは、すべてのオペレーティング・システムでサポートされているわけではありません。詳細は、オペレーティング・システム固有のOracleマニュアルを参照してください。