Oracle RACまたはOracle RAC One Node CDBでのサービスの構成
インストール時に、マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)を選択し、プラガブル・データベース(PDB)を構成している場合は、インストール後、このPDBにサービスを追加する必要があります。
PDBにサービスを追加しない場合は、Oracle RAC One Node CDBは別のノードにフェイルオーバーされ、または手動でCDBを別のノードに再配置すると、デフォルトで、そのCDB (サービスを登録していない)に関連付けられているすべてのPDBはMOUNTED
状態で再起動されます。
Oracle RAC One Nodeデータベースの場合はフェイルオーバー後、Oracle RACデータベースの場合は再配置後に、PDBが読取り/書込みモードで開かれるのは、サービスを関連付けてPDBを構成した後に限られます。PDBにサービスを関連付けていない場合は、CDBインスタンスの再起動時に、PDBはMOUNTED
状態を維持します。
PDBにサービスを追加するには、次のsrvctl
コマンド構文を使用します(ここで、cdbname
はCDB名で、service_name
はサービス名で、pdbname
はPDB名です)。
srvctl add service -d cdbname -s service_name -pdb pdbname
PDBにサービスを追加した後、PDBが関連付けられているCDBを再配置したか、またはOracle RAC One Nodeデータベースに対してCDBがフェイルオーバーされた場合は、そのCDBに関連付けられているPDBは自動的に読取り/書込み状態で起動されます。
関連項目:
PDBおよびサービスの追加についての詳細は、『Oracle Database概要』および『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。
親トピック: インストール後の必須作業