Oracle Net ServicesおよびOracle RACのパフォーマンス機能
Oracle RACデータベースは、接続時ロード・バランシング機能とフェイルオーバー機能に重要なメリットを提供します。
- Oracle RACデータベースへの接続のロード・バランシング
サービスは、そのワークロード(現在処理している作業の量)をローカル・リスナーとSCANリスナーに登録することで、自身のセッションを調整します。 - Oracle RACデータベースの接続フェイルオーバー
Oracle RACはノードVIPアドレスを使用した フェイルオーバーを提供します。これは、同じデータベース・サービスに対するクライアント接続要求を管理するために、複数のノードで複数のリスナーを構成することで実現します。 - Oracle RACデータベースの共有サーバー構成
スタンドアロンのOracle Databaseは、共有サーバー・ディスパッチャ・プロセス間で接続を分散することでロード・バランシングを実現します。DBCAは、デフォルトで、Oracle RACデータベースを共有サーバーではなく専用サーバーで構成します。
親トピック: Oracle RAC用にインストールされた構成の理解