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クラスタ・ノードでのタイムゾーン設定の理解

Oracle RACでは、すべてのクラスタ・ノードのタイムゾーン設定が同じである必要があります。

クラスタにOracle Grid Infrastructureをインストールする際、インストール・プロセスによってOracle Universal Installer (OUI)が実行されているノードのGridインストール所有者のタイム・ゾーン設定が判別されます。OUIでは、Oracle Clusterwareが管理するすべてのプロセスのデフォルトのタイム・ゾーン設定としてそのタイム・ゾーン値をすべてのノードで使用します。このデフォルト設定は、データベース、Oracle ASMおよびその他の管理対象プロセスで使用されます。ただし、SQL*Plusでインスタンスを起動する場合、Oracle RACが使用するタイムゾーン値がOracle Clusterwareタイムゾーンと同じであることを確認する必要があります。コマンドsrvctl setenv database -env 'TZ=time zone'を実行すると、Oracle Clusterwareがデータベースに使用するタイムゾーンを変更できます。