9 Oracle Database 19cのMicrosoft Windowsに影響する問題
これらのトピックでは、Oracle Database19cのMicrosoft Windowsの最新の機能と変更について説明します。
- Microsoft Windowsのサポート対象外の製品
現時点では、サポートされていないMicrosoft Windows固有の製品はありません。 - 製品サポート
これらが、Oracle Database19cでサポートされている製品または機能です。 - Microsoft Windows用Oracleクライアント・ライブラリによるアプリケーションのリンク
Microsoft Windows上でクライアント・コードをリンクするには、動的Oracleクライアント・ライブラリを使用する必要があります。 - Microsoft Windowsのインストール前の要件
Oracle Database 19cのインストールの事前要件は、インストレーション・ガイドを参照してください。 - Microsoft Windowsのインストール、構成およびアップグレードの問題
これらのトピックでは、Oracle Databaseのインストール、構成およびアップグレードに影響する問題について説明します。
製品サポート
これらが、Oracle Database19cでサポートされている製品または機能です。
Oracle ACFSおよびOracle ADVMのサポート
Oracle ADVMは、Oracle Automatic Storage Managementディスク・グループのRAWディスクをサポートしていますが、RAWで作成されたOracle ADVMデバイス特殊ファイルはサポートされません。Oracle ADVMは、ブロック・デバイス特殊ファイルのみをサポートしています。
サポート対象のプラットフォームおよびリリースについての最新情報は、でMy Oracle Support (https://support.oracle.com)のノート1369107.1を参照してください。
Oracle Fail Safe Serverリリース4.2.1のサポート
Oracle Fail Safe Serverリリース4.2.1は、次の表に示されているソフトウェアでサポートされています。
ソフトウェア | リリースまたはバージョン |
---|---|
Oracle Database(Standard EditionおよびEnterprise Edition) |
Oracle Database 11gリリース2(11.2) Oracle Database 12c リリース1(12.1) Oracle Database 12cリリース2 (12.2) Oracle Database 18c Oracle Database 19c |
Microsoft Windowsプラットフォーム |
Microsoft Windows Server 2012 Microsoft Windows Server 2012 R2 Microsoft Windows Server 2016 Microsoft Windows Server 2019 |
Oracle Fail Safe Clientリリース4.2.1のサポート
クライアントであるOracle Fail Safe Managerは、Oracle Fail Safe Serverバージョン3.4.2.4以降のパッチ・セットと動作します。Oracle Fail Safe Managerは、次のオペレーティング・システムでサポートされています。
- Microsoft Windows Server 2012
- Microsoft Windows Server 2012 R2
- Microsoft Windows Server 2016
- Microsoft Windows Server 2019
- Windows 7
- Windows 8
- Windows 8.1
- Windows 10
Oracle Fail Safeの最新の動作保証情報については、My Oracle Support (https://support.oracle.com)で動作保証タブを参照してください。
Microsoft Windows用Oracleクライアント・ライブラリによるアプリケーションのリンク
Microsoft Windows上でクライアント・コードをリンクするには、動的Oracleクライアント・ライブラリを使用する必要があります。
静的Oracleクライアント・ライブラリはリンクしないでください。
Microsoft Windowsのインストール、構成およびアップグレードの問題
次のトピックでは、Oracle Databaseのインストール、構成およびアップグレードに影響する問題について説明します。
Oracle Bug#20918120
Oracle Real Application Clusters Databaseホームを、Oracleホーム・ユーザーとしてグループ・マネージド・サービス・アカウント(gMSA)を使用してインストールすると、gMSA名の長さが15文字を超えている(ドメイン名を含む)場合、失敗し、次のエラーが発生します。
[INS-32101] 指定されたOracleホーム・ユーザーは存在しません
回避策:
長さが15文字より短いgMSA名(ドメイン名を含む)を使用します。
Oracle Bug#21325903
Oracleホームから実行されているサービスおよびプロセスが、Oracleホームの削除前に完全に削除されていない場合、削除操作がOracleホームの削除に失敗し、file in use
errorsを表示します。
回避策:
Oracleホームを手動で削除します。
Oracle Bug#29426320
ORA-28575 Unable to open RPC connection to external procedure agent
回避策#1
仮想ユーザーではないアカウントを使用して、Oracleリスナー・サービスおよびOracleClrAgentサービスを再起動します。
回避策#2
Oracle Database 19cを再インストールし、仮想ユーザーではないアカウントを選択します。
回避策#3
仮想ユーザー・アカウントが必要な場合は、SQLNET.ORA
のsqlnet.authentication_services
をNONE
に設定します。