ステップ4: SQL*PlusのCONNECTコマンドの発行
最初にOracle Databaseインスタンスに接続する、または任意の時点で別のユーザーとして再接続するには、SQL*PlusのCONNECT
コマンドを発行します。
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SQL*Plusで、
CONNECT
コマンドを発行します。
例3-4 ローカル・データベース・ユーザーへの接続
次の簡単な例では、ユーザーSYSTEM
でローカル・データベースに接続します。SQL*Plusによって、ユーザーSYSTEM
のパスワードの入力が求められます。
connect system
例3-5 SYSDBA権限でのローカル・データベース・ユーザーへの接続
次の例では、SYSDBA
権限のユーザーSYS
でローカル・データベースに接続します。SQL*Plusによって、ユーザーSYS
のパスワードの入力が求められます。
connect sys as sysdba
ユーザーSYS
として接続するときには、AS SYSDBA
を指定して接続する必要があります。
例3-6 SYSBACKUP権限でのローカル・データベース・ユーザーへの接続
次の例では、SYSBACKUP
権限のユーザーSYSBACKUP
でローカル・データベースに接続します。SQL*Plusによって、ユーザーSYSBACKUP
のパスワードの入力が求められます。
connect sysbackup as sysbackup
ユーザーSYSBACKUP
として接続するときには、AS SYSBACKUP
を指定して接続する必要があります。
例3-7 オペレーティング・システム認証によるSYSDBA権限でのローカルな接続
次の例では、オペレーティング・システム認証を使用してSYSDBA
権限でローカルに接続します。
connect / as sysdba
例3-8 簡易接続構文による接続
この例では、簡易接続の構文を使用し、ユーザーsalesadmin
として、ホストdbhost.example.com
で動作するリモート・データベースに接続します。Oracle Netリスナー(リスナー)は、デフォルト・ポート(1521)でリスニングしています。データベース・サービスは、sales.example.com
です。SQL*Plusによって、ユーザーsalesadmin
のパスワードの入力が求められます。
connect salesadmin@"dbhost.example.com/sales.example.com"
例3-9 サービス・ハンドラ・タイプを指定した簡易接続構文による接続
次の例は、サービス・ハンドラのタイプが指定されていること以外は例3-8と同じです。
connect salesadmin@"dbhost.example.com/sales.example.com:dedicated"
例3-10 デフォルト以外のリスナー・ポートを使用した簡易接続構文による接続
次の例は、デフォルト・ポート番号ではない1522でリスナーがリスニングしていること以外は例3-8と同じです。
connect salesadmin@"dbhost.example.com:1522/sales.example.com"
例3-11 ホストIPアドレスを使用した簡易接続構文による接続
この例は例3-8とほぼ同じで、ホスト名のかわりにホストのIPアドレスが使用されている点のみが異なります。
connect salesadmin@"192.0.2.5/sales.example.com"
例3-12 IPv6アドレスによる接続
この例では、IPv6アドレスを使用して接続します。角括弧で囲まれている点に注意してください。
connect salesadmin@"[2001:0DB8:0:0::200C:417A]/sales.example.com"
例3-13 インスタンスの指定による接続
次の例では、接続先のインスタンスを指定し、データベース・サービス名を省略します。インスタンスのみを指定する場合はサービス・ハンドラのタイプを指定できないことに注意してください。
connect salesadmin@"dbhost.example.com//orcl"
例3-14 ネット・サービス名による接続
次の例では、ユーザーsalesadmin
として、ネット・サービス名sales1
によって指定されたデータベース・サービスにリモート接続します。SQL*Plusによって、ユーザーsalesadmin
のパスワードの入力が求められます。
connect salesadmin@sales1
例3-15 外部認証による接続
次の例では、外部認証を使用して、ネット・サービス名sales1
によって指定されたデータベース・サービスにリモート接続します。
connect /@sales1
例3-16 SYSDBA権限と外部認証による接続
次の例では、外部認証を使用してSYSDBA
権限で、ネット・サービス名sales1
によって指定されたデータベース・サービスにリモート接続します。
connect /@sales1 as sysdba
例3-17 サービス名を使用したユーザーとしての接続
次の例では、ユーザーsalesadmin
として、ネット・サービス名sales1
によって指定されたデータベース・サービスにリモート接続します。データベース・セッションは、rev21
エディションで開始されます。SQL*Plusによって、ユーザーsalesadmin
のパスワードの入力が求められます。
connect salesadmin@sales1 edition=rev21
注意:
SYSDBA
権限を持つユーザーとしてデータベースに接続しているときに問題が発生した場合は、My Oracle Supportノート69642.1、233223.1、18089.1および747456.1を参照してください。
親トピック: SQL*Plusを使用したデータベースへの接続