AutoUpgradeの構成ファイルの作成
AutoUpgradeを使用してアップグレードを完了するには、まず、新しいリリースのOracleホームからAutoUpgradeで構成ファイルを作成します。
次の例では、パラメータ
sample_config_file
を使用してAutoUpgradeユーティリティが実行されます。このパラメータは、AutoUpgradeを実行しているユーザーのホームで構成ファイルを生成します。このファイルを編集すると、アップグレードの環境パスと設定およびアップグレード・プリファレンスを提供できます。構成ファイル(config
)を生成するには、sample_config_file
パラメータを使用して新しいリリースのOracle DatabaseホームからAutoUpgradeを実行し、出力ファイル名を指定します。
ノート:
AutoUpgradeは定期的に更新されます。その他の例、および新規コマンドライン・パラメータやオプション、新規または拡張構成ファイルのパラメータなど、最新のAutoUpgradeリリースの詳細は、アップグレードするリリースの『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。My Oracle Supportノート「AutoUpgradeツール(ドキュメントID 2485457.1)」も参照してください。このノートには、最新のAutoUpgradeの更新に関する情報が含まれています。この例では、ユーザーoracle
が以前のリリースのOracleホームの場所に移動します。この例ではOracle Database 19cです。
cd /u01/app/oracle/product/19.0.0/
次に、OracleユーザーがOracle Database 23cのOracleホームからAutoUpgradeを起動し、ユーザー・ホーム・ディレクトリ/home/oracle
に構成ファイルを作成します。
java -jar /u01/app/oracle/product/23/rdbms/admin/autoupgrade.jar -create_sample_file config
Created sample configuration file /home/oracle/sample_config.cfg
構成ファイルを作成したら、優先テキスト・エディタでファイルを開き、環境に必要なパラメータ設定を変更します。
cd /
vi sample_config.cfg