AutoUpgrade処理モードを実行するための準備

AutoUpgrade処理モードを実行する前に、準備を完了している必要があります。

AutoUpgrade処理モードを使用する前に、次の要件を満たしていることを確認してください。

  • ユーザー構成ファイルが作成されていること。

  • ソースOracle Databaseリリースは、元のOracleホームで稼働しています。AutoUpgradeの再起動の場合は、アップグレード・フローのフェーズに対応するOracleホームでデータベースを起動する必要があります。
  • データベースが実行されているサーバーが、サーバー・ホスト・ファイル(たとえば/etc/hosts)またはドメイン・ネーム・サーバー(DNS)に登録されていること。

    ターゲット・データベースが配置されているサーバーにログインしていて、データベースがlocalhostで実行されている場合、またはAutoUpgradeが実行されている場合は、AutoUpgradeのconfigファイルからhostnameパラメータを削除します。

  • コンテナ・データベース(CDB)で、プラガブル・データベース(PDB)のサブセットをアップグレードする場合、アップグレードを実行するPDBはオープンされ、AutoUpgradeローカル・パラメータpdbsを使用してユーザー構成ファイルで構成されます。PDBのリストを指定しない場合、AutoUpgradeはCDB上のすべてのPDBをアップグレードします。
  • AutoUpgrade jarファイル(autoupgrade.jar)がダウンロード済または使用可能であり、Java 8配布を使用して実行できること。
  • AutoUpgradeをバッチまたはスクリプトで実行する場合は、コマンドでnoconsoleパラメータを使用してAutoUpgradeをコールしておきます。

Oracle Database 19c (19.3)以降のターゲットのOracleホームでは、デフォルトでautoupgrade.jarファイルが存在します。ただし、AutoUpgradeを使用する前に、My Oracle Supportドキュメント2485457.1から入手可能な最新バージョンをダウンロードすることをお薦めします。