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Oracle Database Vaultの無効化なしでのOracle Databaseのアップグレード

ターゲットのOracle Databaseリリースが12.2以上である場合は、Oracle Database Vaultを無効にせずにアップグレードできます。

ソースのOracle DatabaseリリースでOracle Database Vaultを有効にしていた場合は、Oracle Database Vaultを事前に無効にしなくても、Oracle DatabaseをOracle Database 18c以降のリリースにアップグレードできます。ソースのOracle DatabaseリリースがOracle Database 12cリリース1 (12.1)以上である場合は、アップグレード後に、アップグレード前に用意したものと同じ強化設定を使用してOracle Database Vaultが有効になります。たとえば、ソース・データベースがOracle Databaseリリース12.1であり、そのリリースでOracle Database Vaultを無効にしていた場合は、アップグレード後も無効になります。アップグレード前にソースのOracle Databaseリリース12.1データベースでOracle Database Vaultを有効にしていた場合は、アップグレード後もOracle Database Vaultは有効になります。

アップグレード前に手動でOracle Database Vaultを無効にした場合は、アップグレード後に手動でOracle Database Vaultを有効にする必要があります。

アップグレード前にOracle Database Vaultを有効にしていなかった場合は、アップグレード後に手動で有効にできます。

プロシージャdvsys.dbms_macadm.enable_dv()を使用して、アップグレードしたデータベースでOracle Database Vaultを有効にします。このプロシージャは、DV_OWNERを付与されたユーザー・アカウントを使用して実行します。プロシージャを実行したら、そのプロシージャを有効にするためにデータベース・インスタンスを再起動します。