COMPOSE

構文

目的

COMPOSEは引数として文字値charを取り、Unicode規格の定義D117で説明されているように、Unicode正規構成を適用した結果を返します。引数の文字セットがUnicode文字セットのいずれでもない場合、COMPOSEは引数を変更せずに返します。

COMPOSEは、Unicode正規化フォームの文字列を直接返すことはありません。NFC形式の文字列を取得するには、最初にCANONICALを設定してDECOMPOSEをコールし、次にCOMPOSEをコールします。NFKC形式の文字列を取得するには、最初にCOMPATIBILITYを設定してDECOMPOSEをコールし、次にCOMPOSEをコールします。

charには、CHARVARCHAR2NCHARまたはNVARCHAR2のいずれかのデータ型を指定できます。他のデータ型は、VARCHAR2またはNVARCHAR2に暗黙的に変換できる場合に許可されます。COMPOSEの戻り値は、その引数と同じ文字セットで返されます。

暗黙的な変換を使用して、CLOBおよびNCLOBの値がサポートされます。charが文字のLOB値の場合、COMPOSE演算の前にVARCHAR2値に変換されます。特定の実行環境で、LOB値のサイズがVARCHAR2のサポートする長さを超える場合、この演算は失敗します。

関連項目:

次の例は、oウムラウトのコードポイントを戻します。

SELECT COMPOSE( 'o' || UNISTR('\0308') )
  FROM DUAL; 

CO 
-- 
ö 

関連項目:

UNISTR