NLS_INITCAP
構文
目的
NLS_INITCAPは、各単語の最初の文字を大文字、残りの文字を小文字にしてcharを戻します。単語は空白または英数字以外の文字で区切ります。
charおよび'nlsparam'は、CHAR、VARCHAR2、NCHARまたはNVARCHAR2データ型です。戻される文字列は、VARCHAR2データ型であり、charと同じ文字セットです。
'nlsparam'の値は次の書式で指定します。
'NLS_SORT = sort'
sortは名前付き照合です。照合では、大文字と小文字の変換のために特別な言語要件を処理します。これらの要件によって、charと異なる長さの値が戻される場合があります。'nlsparam'を指定しない場合、ファンクションの決定済照合が使用されます。
このファンクションは、CLOBデータを直接的にサポートしていません。ただし、暗黙的なデータ変換を使用してCLOBを引数として渡すことはできます。
関連項目:
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詳細は、「データ型の比較規則」を参照してください。
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NLS_INITCAPの照合決定ルール、およびこのファンクションの文字の戻り値に割り当てる照合を定義する照合導出ルールは、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』の付録Cを参照してください。
例
次に、ファンクションによって言語ソート基準がどのように異なる値を戻すかを示します。
SELECT NLS_INITCAP('ijsland') "InitCap"
FROM DUAL;
InitCap
-------
Ijsland
SELECT NLS_INITCAP('ijsland', 'NLS_SORT = XDutch') "InitCap"
FROM DUAL;
InitCap
-------
IJsland関連項目:
照合の詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。
