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TRIM

構文

目的

TRIMによって、文字列の先行または後続文字(またはその両方)を切り捨てることができます。trim_characterまたはtrim_sourceが文字リテラルの場合、一重引用符で囲む必要があります。

  • LEADINGを指定すると、Oracle Databaseはtrim_characterと等しい先行文字を削除します。

  • TRAILINGを指定すると、Oracleはtrim_characterと等しい後続文字を削除します。

  • BOTHを指定するか、またはいずれも指定しない場合、Oracleはtrim_characterと等しい先行および後続文字を削除します。

  • trim_characterを指定しないと、デフォルト値は空白になります。

  • trim_sourceのみを指定すると、Oracleは先行および後続空白を削除します。

  • このファンクションは、値をVARCHAR2データ型で戻します。値の最大長は、trim_sourceの長さです。

  • trim_sourceまたはtrim_characterのいずれかがNULLの場合、TRIMはNULLを戻します。

trim_charactertrim_sourceは両方とも、VARCHAR2またはVARCHAR2に暗黙的に変換できる任意のデータ型です。戻される文字列は、trim_sourceCHARまたはVARCHAR2(NCHARまたはNVARCHAR2)データ型の場合はVARCHAR2(NVARCHAR2)データ型、trim_sourceCLOBデータ型の場合はCLOBになります。trim_sourceと同じ文字セットの文字列が戻されます。

関連項目:

trim_characterからの文字とtrim_sourceからの文字を比較するためにTRIMで使用される照合を定義する照合決定ルール、およびこのファンクションの文字の戻り値に割り当てる照合を定義する照合導出ルールは、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』の付録Cを参照してください。

次の例では、hrスキーマの従業員の雇用日から先行0(ゼロ)を切り捨てます。

SELECT employee_id,
      TO_CHAR(TRIM(LEADING 0 FROM hire_date))
      FROM employees
      WHERE department_id = 60
      ORDER BY employee_id;

EMPLOYEE_ID TO_CHAR(T
----------- ---------
        103 20-MAY-08
        104 21-MAY-07
        105 25-JUN-05
        106 5-FEB-06
        107 7-FEB-07