XMLPI
構文
目的
XMLPI
は、identifier
とvalue_expr
の評価結果(オプション)を使用して、XMLの処理命令を生成します。通常、処理命令は、XML文書のすべてまたは一部に関連付けられた情報をアプリケーションに提供するために使用されます。アプリケーションはこの処理命令を使用して、XML文書の最適な処理方法を決定します。
囲みタグに使用するOracle Databaseの値を指定する必要があります。この場合、文字列リテラルのidentifier
を指定するか、またはEVALNAME
value_expr
を指定します。後者の場合は、値の式が評価され、その結果(文字列リテラル)が識別子として使用されます。この識別子は、列名または列の参照である必要はありません。式またはNULLは指定できません。初期化パラメータがMAX_STRING_SIZE
=
STANDARD
の場合は最大4,000文字になります。また、MAX_STRING_SIZE
=
EXTENDED
の場合は最大32,767文字になります。詳細は、「拡張データ型」を参照してください。
オプションのvalue_expr
は文字列に変換する必要があります。オプションのvalue_expr
を指定しない場合、デフォルトは長さが0(ゼロ)の文字列です。このファンクションの戻り値は、次の書式になります。
<?identifier string?>
XMLPI
には、次の制限事項があります。
-
identifier
は、処理命令の有効な対象である必要があります。 -
xml
は、identifier
と組み合せて指定することはできません。 -
identifier
には、連続文字?>
を含めることはできません。
関連項目:
このファンクションの詳細は、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください。
例
次の文は、DUAL
表を使用して、XMLPI
の構文の使用を示します。
SELECT XMLPI(NAME "Order analysisComp", 'imported, reconfigured, disassembled') AS "XMLPI" FROM DUAL; XMLPI -------------------------------------------------------------------------------- <?Order analysisComp imported, reconfigured, disassembled?>