Oracle Restartのアップグレード前に完了する必要のあるチェック
ここに示すアップグレード前のチェックを完了して、Oracle Restartのアップグレード・プロセスで問題が発生しないようにします。
- アップグレード対象のOracle Restartリリースの新機能を確認します。
-
アップグレードに必要なすべての情報を用意していることを確認します。たとえば:
-
Oracle Restart用のOracleベースの場所。
-
既存のOracle Restartホームとは別のOracle Restartホームの場所。
-
権限を付与されたユーザー・オペレーティング・システム・グループ。
-
root
ユーザー・アクセス。アップグレード時には、root
ユーザーとしてスクリプトを実行します。
-
-
環境変数
$ORACLE_HOME
、$ORACLE_BASE
および$ORACLE_SID
の設定を解除します。これらの環境変数は、アップグレード時に使用します。たとえば、grid
ユーザーとして、次のコマンドを実行します。bashシェルの場合:
$ unset ORACLE_HOME $ unset ORACLE_BASE $ unset ORACLE_SID
Cシェルの場合:
$ unsetenv ORACLE_HOME $ unsetenv ORACLE_BASE $ unsetenv ORACLE_SID
-
該当する環境変数が、インストール所有者ユーザーのプロファイル(
.profile
や.cshrc
など)で設定されていないことを確認します。 -
Oracleソフトウェアのホームに接続されているインストール所有者ユーザーに設定された環境変数(
ORA_NLS10
やTNS_ADMIN
など)の設定を解除します。 -
$ORACLE_HOME/bin
パスがPATH環境変数から削除されていることを確認します。
関連トピック
親トピック: Oracle Restartのアップグレードの準備