Oracle Exadata Database Machine 11gリリース2(11.2.3.1)の新機能

Oracle Exadata Database Machine 11gリリース2(11.2.3.1)の新機能は次のとおりです。

Oracle Solaris 11(SRU2a)のサポート

このリリースでは、データベース・サーバーでOracle Solaris 11(SRU2a)をサポートしています。

Unbreakable Linuxネットワークを使用したLinuxデータベース・サーバーの更新

Oracle Exadata Storage Server Software 11gリリース2(11.2)リリース11.2.3.1以降は、最小パックが非推奨になりました。データベース・サーバーの更新手順では、更新の配信にUnbreakable Linuxネットワーク(ULN)を使用し、yumユーティリティを使用して更新を適用します。

関連項目:

データベース・サーバーの更新に関する詳細は、『Oracle Exadata Database Machineメンテナンス・ガイド』を参照してください。

Oracle Enterprise Manager Cloud Control for Oracle Exadata Database Machine

Oracle Exadata Database Machineは、Oracle Enterprise Manager Cloud Controlを使用して管理できます。Oracle Enterprise Manager Cloud Controlでは、サーバー、オペレーティング・システム、ファームウェア、仮想マシン、ストレージおよびネットワーク・ファブリックの管理を単一のコンソールに結合します。

32を超えるデータベースのI/Oリソース管理のサポート

I/Oリソース管理(IORM)では、共有ベースのプランがサポートされるようになり、データベース間のプランで最大1024のデータベースと1024のディレクティブをサポートできます。共有ベースのプランでは、割合ではなく、共有に基づいてリソースを割り当てます。共有とは、I/Oリソースの相対分布です。また、新しいdefault指令で、データベース・プランで明示的に指定されていないすべてのデータベースのデフォルト値を指定します。

関連項目:

IORMの詳細は、Oracle Exadata System Softwareユーザーズ・ガイドを参照してください

Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.3)

Oracle Exadata System Software 11gリリース2 (11.2)リリース11.2.3.nのスマート・スキャンは、Oracle Databaseソフトウェア11gリリース2 (11.2)リリース11.2.0.3に存在しているテクノロジに基づいており、11.2.0.nリリースのデータベースと下位互換性があります。

Exadataセルの接続制限

Oracle Database、Oracle ASM、Oracle ClusterwareおよびOracleユーティリティは、ExadataセルでI/O操作を実行します。ExadataセルでI/O操作のプロセスを実行するには、プロセスでセルとの接続を最初に確立する必要があります。プロセスがExadataセルと接続されると、プロセス終了まで接続は維持されます。

このリリースでは、各Exadataセルで1台以上のデータベース・サーバーから最大60,000の同時接続をサポートできます。つまり、60,000を超えるプロセスを1つのセルに同時に接続してI/O操作を実行することはできません。リリース112.2.4での接続数の上限は32,000でした。リリース11.2.2.4より前は、接続数の上限は20,000でした。