B Oracle Database Applianceソフトウェア構成のデフォルト値
Oracle Database Applianceソフトウェア構成のデフォルトです。
- 「Oracle Database Applianceのディレクトリ・パス」
Oracle Database Applianceのストレージおよびマウント構成ファイルのパスを見つけます。 - 「ログファイルのロケーション」
ログファイルは、コマンドライン・インタフェースおよびWebコンソールで実行されるアクションで使用でき、ジョブの追跡およびデバッグが必要な場合に便利です。 - 「Oracle Database ApplianceのOracleグループとユーザー構成」
Webコンソールを使用してアプライアンスをデプロイするときは、グループとデフォルト・ユーザーを確認してください。 すべてのパスワードは、デプロイ時に定義するマスター・パスワードに設定されます。
Oracle Database Applianceのディレクトリ・パス
Oracle Database Applianceのストレージおよびマウント構成ファイルのパスを見つけます。
Oracle Database Applianceのディレクトリ・パス
Oracle Database ApplianceのOracleホームは、Optimal Flexible Architectureのガイドラインに従っています。
項目 | ディレクトリ・パス |
---|---|
Gridホーム |
|
Gridベース |
|
Oracleホーム |
|
Oracleベース |
|
Oracleインベントリ |
|
ログファイルのロケーション
ログファイルは、コマンドライン・インタフェースおよびWebコンソールで実行されるアクションで使用でき、ジョブの追跡およびデバッグが必要な場合に便利です。
また、Oracle Appliance Manager Webコンソールを使用して、ジョブを構成するタスクを含むジョブのアクティビティを表示することもできます。 各タスクのステータスがWebコンソールに表示され、詳細を表示するためにドリルダウンできます。
サービス・リクエストを記録する場合は、 /opt/oracle/dcs/log
ディレクトリにすべてのログをアップロードします。
ログファイルへのパッチ適用
すべてのパッチ関連情報は、/opt/oracle/dcs/log/dcs-agent.log
のdcs-agent
ログファイルに記録されます。
DCSエージェント・ログ・ディレクトリ
エージェント固有のアクティビティは、dcs-agent
ログに記録されます。
DCSエージェント、コントローラ、およびコマンドライン・インタフェースの出力は、/opt/oracle/dcs/log/dcs-agent.log
ファイルに表示されます。
コマンドライン・インタフェース・レイヤーでエラーが発生した場合、最初に出力が/opt/oracle/dcs/log/dcscli.log
ファイルに表示されます。
ストレージ・ログ
ストレージ関連のアクティビティは、oakd
ログファイルに記録されます。
/opt/oracle/oak/log/hostname/oak/oakd.log
たとえば、/opt/oracle/oak/log/myhost/oak/oakd.log
ストレージ・コンポーネントの診断ログを収集するには、odaadmcli manage diagcollect
コマンドを使用します。 ファイルはoakdiag
ログファイルに保存されます。
/opt/oracle/oak/log/hostname/oakdiag/file name.tar.gz
たとえば、 /opt/oracle/oak/log/myhost/oakdiag/oakStorage-myhost-20161120_2217.tar.gz
データベース・ログ
オンライン・ログは/u03/app/db user/redo/
ディレクトリに保存されます。
Oracle高速リカバリ領域(FRA)は、/u03/app/db user/fast_recovery_area
ディレクトリにあります。
データベース・アラート・ログは、$ORACLE_BASE/diag/rdbms/database_unique_name
のロケーションに格納されます。
Oracle自動サービス・リクエスト(Oracle ASR)ログ・ファイル
Oracle ASRのすべてのログ・ファイルは、/var/opt/asrmanager/log/
ディレクトリにあります。
Oracle Database ApplianceのOracleグループとユーザー構成
Webコンソールを使用してアプライアンスをデプロイする場合のグループおよびデフォルトのユーザーを確認します。 すべてのパスワードは、デプロイ時に定義するマスター・パスワードに設定されます。
デフォルトのオペレーティング・システム・グループとユーザー構成
表B-1 Oracle Database Applianceのデフォルトのオペレーティング・システム・グループとユーザー構成
グループおよびユーザー | デフォルト値 |
---|---|
Oracle Grid Infrastructureインストール所有者 |
|
Oracle Databaseインストール所有者 |
|
Oracle Databaseシステム管理者 |
|
Oracle Database汎用管理者 |
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Oracleインベントリのシステム権限グループ |
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Oracle ASM管理者のシステム権限 |
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Oracle ASMユーザーのシステム権限 |
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Oracle ASMオペレータのシステム権限 |
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Oracle Database管理者のシステム権限 |
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Oracle Databaseオペレータのシステム権限 |
|
Oracleグループとユーザー構成
Webコンソールまたはodacli create-appliance
コマンドとJSONファイルを使用してアプライアンスをデプロイできます。 次の構成がサポートされています。
-
6グループの2ユーザー(オペレーティング・システムのロール分離)
-
6グループの単一ユーザー(オペレーティング・システムのロール分離なし)
-
2グループの単一ユーザー(オペレーティング・システムのロール分離なし)
groupname
、username
およびUID
をカスタマイズできます。