1 Oracle SQL Developerのインストール

注意:

このマニュアルでは、SQL Developerをダウンロードし、それを独立したツールとして実行することを前提としています。

Oracle JDK 8にサポートされているオペレーティング・システムのバージョンの詳細は、http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/certconfig-2095354.htmlを参照してください。

Oracle Databaseリリースのインストール中にSQL Developerを使用する場合は、Oracle Databaseのインストール・ドキュメントを参照してください。

この章の内容は、Oracle SQL Developerをインストールする前にお読みください。この章には次の項が含まれます。

1.1 SQL Developerシステムの推奨事項

この項では、サポートされているシステムのCPU、メモリー、ディスプレイ、ディスク記憶域およびその他のリソースについて推奨される最小値を示します。

注意:

SQL DeveloperにはJDK 8以降が必要です。JDK 8は、次のサイトからダウンロードできます。

http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html

表1-1 Windowsシステムでの推奨値

リソース 推奨最小値

オペレーティング・システム

Windows Server 2008

Windows Server 2012

Windows 7

Windows 8

Windows 10

CPUのタイプおよび速度

Pentium IV 2 GHz MHz以上

メモリー

2GB RAM

ディスプレイ

65536色、1024x768以上の解像度

ハード・ドライブ領域

JDK 8以上がすでにインストールされている場合は500MB

JDK 8以上がインストールされていない場合は110MB

Java SDK

Windows用JDK 8以上は、http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.htmlで入手可能です。

表1-2 Linuxシステムでの推奨値

リソース 推奨最小値

オペレーティング・システム

Oracle Linux 5.5

Red Hat Enterprise Linuxの場合 5.5

SUSE Linux Enterprise Server 10 SP2

Ubuntu Linux 10.04

CPUのタイプおよび速度

Pentium IV 2 GHz以上

メモリー

2GB RAM

ディスプレイ

65536色、1024x768以上の解像度

ハード・ドライブ領域

110MB

Java SDK

Linux用JDK 8以上は、http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.htmlで入手可能です。

表1-3 Mac OS Xシステムでの推奨値

リソース 推奨最小値

オペレーティング・システム

Apple Mac OS Xバージョン10.8.3

CPUのタイプおよび速度

Dual 1.25GHz G4/G5(1GHz G4以上)

メモリー

2GB RAM

ディスプレイ

約32000色

ハード・ドライブ領域

110MB

Java SDK

JDK 8以上

1.2 SQL Developerのインストールおよび起動

ここでは、SQL Developerをインストールする手順を、サポートされているすべてのシステムについて各項に示します。

SQL Developerでは、インストーラは不要です。SQL Developerをインストールするには、解凍ツールが必要です。無償のクロス・プラットフォーム解凍ツールInfo-Zipをダウンロードします。http://www.info-zip.org/で入手できます。

注意:

SQL Developerを既存のORACLE_HOMEにインストールしないでください。Oracle Universal Installerを使用して削除することができなくなります。

また、既存のsqldeveloperフォルダまたはディレクトリにSQL Developerをインストールしないでください。最初に既存のsqldeveloperフォルダまたはディレクトリを削除するか、異なる場所に新しいバージョンのSQL Developerをインストールしてください。

注意:

以前のリリース(Early Adopter)バージョンのSQL Developerを使用している場合で、正式版のリリース・キットをインストールした後も、この以前のリリース・バージョンを使用し続ける場合は、以前のリリース・バージョンに使用したディレクトリとは別のディレクトリに正式版のリリース・キットを解凍する必要があります

Oracle Database(リリース11以上)もインストールすると、同じバージョンのSQL Developerもインストールされ、Oracleのメニュー・システムからアクセスすることができます。このバージョンのSQL Developerは、自分でダウンロードして解凍したSQL Developerキットとは別のものであるため、この2つを混同しないでください。またOracle Databaseに付属のSQL Developerファイルに、キットを解凍して上書きしないでください。インストールしたSQL Developer実行ファイルのショートカットを作成し、これを使用してSQL Developerを起動することをお薦めします。

SQL Developerをインストールする前に、このマニュアルの残りの項を参照して、最初に把握しておくことや実行しておくことがないかを確認します。

SQL Developerのインストール手順は、SQL DeveloperをJava SDK (JDK)リリース7以上がインストールされていないWindowsシステムで使用するかどうかによって異なります。

  • JDKリリース8以上がインストールされているWindowsシステムの場合は、「Windowsシステム」の手順に従います。

  • その他のシステム(JDKリリース8以上がインストールされていないLinuxシステム、Mac OS XシステムおよびWindowsシステム)の場合、「LinuxおよびMac OS Xシステム」に従います。

1.2.1 Windowsシステム

JDK 8が含まれているWindows 64-bit版のSQL Developerファイルを使用できる場合は、それをWindows 64-bitシステムにダウンロードし、付属する組込みのJDKを使用します。

一方、使用しているWindows 64-bitシステムでJDKを使用する場合、JDK (まだインストールしていない場合)とWindows 32/64-bit版SQL Developerファイルをインストールできます。こうすると、SQL DeveloperはシステムにインストールされたJDKを使用します。インストールするJDKのビット・レベル(32-bitまたは64-bit)によって、SQL Developerが32-bitアプリケーションとして実行されるか、64-bitアプリケーションとして実行されるかが決定されます。

注意:

既存のsqldeveloperフォルダにSQL Developerをインストールしないでください。最初に既存のsqldeveloperフォルダを削除するか、異なる場所に新しいバージョンのSQL Developerをインストールしてください。

Windowsシステムにインストールするには、次の手順を実行してください。

  1. Oracle Technology Networkで、SQL Developerのページ(http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/sql-developer/)にアクセスします。.

  2. 適切なJava Development Kit (JDK 8以上)のインストールを必要としない、または希望しない場合はステップ3に進みます。それ以外の場合は、次のようにJDKをダウンロードしてインストールします。

    1. 「Java SE Development Kit 8 Downloads」ページ(http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jdk8-downloads-2133151.html)での「Java SE Development Kits」の表で、「Oracle Binary Code License Agreement for Java SE」のライセンス規約に合意してください。

    2. 必要なダウンロードのリンク(たとえば、Windows 64-bitシステムの場合は「Windows x64」のリンク)をクリックします。

    3. システム上の任意の場所("temp"フォルダなど)にファイルを保存します。

    4. JDKをインストールします(たとえば、Windowsの場合は.exeファイル名をダブルクリックし、表示される手順に従います)。

  3. Oracle Technology NetworkのSQL Developerのページ(http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/sql-developer/)で、「Downloads」タブ(「Overview」の隣)をクリックします。

  4. ライセンス契約を読み、同意してください。

  5. SQL Developerをダウンロードおよびインストールする手順を実行します。

JDKのフルパス名の入力を求められたら、「参照」をクリックしてJDKを検索します。たとえば、Windowsシステムでは、C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_51のようなパス名になる場合があります

  1. SQL Developerファイルを選択したフォルダ(ディレクトリ)に解凍すると、<sqldeveloper_install>として参照されます。ファイルを解凍する際は、フォルダ名の使用オプションをチェックしてください。

    SQL Developerファイルを解凍すると、<sqldeveloper_install>フォルダの下に、sqldeveloperというフォルダが作成されます。たとえば、ファイルをC:\に解凍した場合は、C:\sqldeveloperというフォルダがいくつかのサブフォルダとともに作成されます。

  2. SQL Developerを起動するには、<sqldeveloper_install>\sqldeveloperに移動して、sqldeveloper.exeをダブルクリックします。Linuxシステムの場合、sh sqldeveloper.shと入力します。

JDKのフルパス名を入力するように求められたら、「参照」をクリックして、java.exeを検索します。パスは、C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_51のような名前です。

SQL Developerが起動したら、「接続ナビゲータ」の「接続」ノードを右クリックし、「新規接続」を選択すると、任意のデータベースに接続できます。また、エクスポートされた接続(「以前のリリースからの情報の移行」または「SQL Developerの削除」を参照)がある場合、それらの接続をインポートして使用できます。

「ヘルプ」「目次」をクリックし、SQL Developerの概念と使用方法のヘルプ・トピックを読むと、SQL Developerについて学習できます。

1.2.2 LinuxおよびMac OS Xシステム

SQL Developerでは、システムにJDK 8以上がインストールされている必要があります。JDKをインストールする必要がある場合は、http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jdk8-downloads-2133151.htmlを参照してください。

注意:

既存のsqldeveloperディレクトリにSQL Developerをインストールしないでください。最初に既存のsqldeveloperディレクトリを削除するか、異なる場所に新しいバージョンのSQL Developerをインストールしてください。

注意:

Macintoshシステムでは、フォームsqldeveloperxxx.tar.gzにMacintosh固有のアプリケーションが提供されます。展開すると、applicationsフォルダに置くことのできるMacintoshアプリケーションとして表示されます。このファイルを展開することを選択すると、そのフォルダのすべての古いsqldeveloperアプリケーションが置換されます。

SQL Developerをインストールして起動するには、次の手順に従います。

  1. SQL Developerキットを任意のディレクトリ(フォルダ)に解凍します。(キットを解凍する際は、フォルダ名の使用オプションをチェックしてください。)このディレクトリの場所を、<sqldeveloper_install>と表します。

    SQL Developerキットを解凍すると、<sqldeveloper_install>ディレクトリの下にsqldeveloperというディレクトリが作成されます。また、多くのファイルおよびディレクトリが、このディレクトリに配置されます。

  2. SQL Developerを起動するには、<sqldeveloper_install>ディレクトリの下のsqldeveloperディレクトリに移動して、sh sqldeveloper.shを実行します。

SQL Developerが起動したら、「接続ナビゲータ」の「接続」ノードを右クリックし、「新規接続」を選択すると、任意のデータベースに接続できます。また、エクスポートされた接続(「以前のリリースからの情報の移行」または「SQL Developerの削除」を参照)がある場合、それらの接続をインポートして使用できます。

「ヘルプ」「目次」をクリックし、SQL Developerの概念と使用方法のヘルプ・トピックを読むと、SQL Developerについて学習できます。

1.3 以前のリリースからのユーザー設定の移行

SQL Developerのインストール後またはすべての拡張機能の追加後、SQL Developerをはじめて起動するときに、以前のリリースからユーザー設定を移行するかどうかを尋ねられます。(これは、ご使用のシステムに以前のリリースが存在していたかどうかには関係なく尋ねられます。)

ユーザー設定を移行せずに、後で移行する場合には、SQL Developerのユーザー・プリファレンスの場所(Windowsの場合、C:\Users\<user name>\AppData\Roaming\SQL Developer\systemn.n.n.n.n、LinuxまたはMacの場合、~/.sqldeveloper/systemn.n.n.n.n)に移動し、system.n.n.n.nを削除します。その後、SQL Developerを再起動すると、以前のリリースからの設定の移行について尋ねられます。

これらの設定は、データベース接続、レポート、および「ツール」「プリファレンス」の順にクリックして、以前のバージョンで設定したSQL Developerの特定のユーザー・プリファレンスを示します。ただし、一部のユーザー・プリファレンスは保存されないため、これらは新しいリリースを使用して再指定する必要があります。

以前のリリースのSQL Developerからユーザー設定を移行するには、次の手順を実行します。

  1. 現在のリリースのキットを解凍して、新規のsqldeveloperディレクトリを作成します。
  2. SQL Developerの現在のリリースを起動したときに、以前のリリースから設定を移行するかどうかが求められたら、「はい」をクリックします。
  3. 表示されるダイアログ・ボックスで、デフォルトのオプションを受け入れて、最新のSQL Developerインストールから設定を移行できます。または、以前のインストールから設定を移行する場合は、すべてのビルドを表示するようにクリックしてから、希望のものを選択します。

1.4 以前のリリースからの情報の移行

以前のリリースのSQL Developerを使用していた場合、使用しているデータベース接続を保持する必要がある場合があります。データベース接続を保持するには、XMLファイルに既存のデータベース接続を保存します。接続を保存するには、「接続ナビゲータ」の「接続」ノードを右クリックして、「接続のエクスポート」を選択します。このマニュアルで説明されているインストールを完了した後、「接続ナビゲータ」の「接続」を右クリックし、「接続のインポート」をクリックすると、それらの接続を使用できます。

以前のバージョンのユーザー定義のレポートまたはSQL履歴を使用する場合、これらの格納場所の詳細は、「ユーザー関連情報の場所」を参照してください。リリース1.0のユーザー定義レポートおよびSQL履歴がある場合、それらは、SQL Developerの以降のリリースによって、リリース1.0とは異なり互換性のない形式に変更されます。

以前のリリースからSQL Developerプリファレンス(「ツール」、「プリファレンス」の順にクリックして指定)を移行するために、ソフトウェアの前のインストールを同じシステムで使用できます。

注意:

このリリースをインストールする前に、以前のリリースのSQL Developerを削除する必要がある場合は、「SQL Developerの削除」を参照してください。

1.5 ユーザー関連情報の場所

SQL Developerは、オペレーティング・システムおよび所定の環境仕様に応じて、いくつかの特定の場所にユーザー関連情報を格納します。ユーザー関連情報には、ユーザー定義レポート、ユーザー定義スニペット、SQLワークシート履歴、コード・テンプレートおよびSQL Developerユーザー・プリファレンスが含まれます。ほとんどの場合、ユーザー関連情報は、そのSQL Developerのインストール・ディレクトリ階層の外に格納されます。このため、そのディレクトリを削除して新しいバージョンをインストールしてもユーザー関連情報は保持されます。

ユーザー関連情報は、IDE_USER_DIR環境変数の場所が定義されている場合はその場所またはその下に格納されますが、定義されていない場合は、表1-4に示されている様々なオペレーティング・システムにおけるリソース・タイプ別の一般的なデフォルトの場所(ディレクトリの下またはファイル内)に格納されます。(.sqldeveloperというディレクトリの名前に含まれているピリオドに注意してください。)

表1-4 ユーザー関連情報のデフォルトの場所

リソース・タイプ システム(Windows、LinuxまたはMac OS X)

ユーザー定義レポート

Windowsの場合: C:\Users\<user-name>\AppData\Roaming\SQL Developer\UserReports.xml

LinuxまたはMac OS Xの場合: ~/.sqldeveloper/UserReports.xml

ユーザー定義スニペット

Windowsの場合: C:\Users\<user-name>\AppData\Roaming\SQL Developer\UserSnippets.xml

Linuxの場合: ~/.sqldeveloper/UserSnippets.xml

Mac OS Xの場合: /Users/<Your user>/Library/Application Support/ SQLDeveloper/UserSnippets.xml

SQL履歴

Windowsの場合: C:\Users\<user-name>\AppData\Roaming\SQL Developer\SqlHistory.xml

Linuxの場合: ~/.sqldeveloper/SqlHistory.xml

Mac OS Xの場合: /Users/<Your user>/Library/Application Support/ SQLDeveloper/ SqlHistory.xml

コード・テンプレート

Windowsの場合: C:\Users\<user-name>\AppData\Roaming\SQL Developer\ CodeTemplate.xml

Linuxの場合: ~/.sqldeveloper/CodeTemplate.xml

Mac OS Xの場合: /Users/<Your user>/Library/Application Support/ SQLDeveloper/ CodeTemplate.xml

SQL Developerユーザー・プリファレンス

Windowsの場合: C:\Users\<user-name>\AppData\Roaming\SQL Developer\systemn.n.n.n.n

Linux またはMac OS Xの場合: ~/.sqldeveloper/systemn.n.n.n.n

ユーザー固有のSQL Developer情報に他のユーザーがアクセスすることを防ぐには、情報が格納されているディレクトリ、またはパス階層内でそのディレクトリの上位のディレクトリに、適切な権限を設定する必要があります。たとえば、Windowsシステムの場合は、SQL Developerフォルダ、およびUsersの下の\<user-name>\AppData\SQL Developerフォルダを共有できないように設定し、LinuxまたはMac OS Xシステムの場合は、~/.sqldeveloperディレクトリを任意のユーザーが読み取りできないように設定できます。

1.6 SQL Developerに対するデータベースの動作保証(Oracleおよびサード・パーティ)

この項では、SQL Developerでの使用に対して動作保証されているOracleおよびOracle以外(サード・パーティ)のデータベースについて説明します。

表1-5に、 Oracle Databaseの動作保証を示します。

表1-5 SQL Developerに対するOracle Databaseの動作保証

製品 リリース

Oracle Database

Oracle10g

Oracle11g

Oracle12c

Oracle Database Express Edition

リリース11.2

SQL Developerを使用すると、いくつかのOracle以外(サード・パーティ)のデータベースのメタデータおよびデータを表示できます。表1-6に、サード・パーティ・データベースの動作保証を示します。

表1-6 SQL Developerに対するOracle以外(サード・パーティ)のデータベースの動作保証

データベース リリース 備考

IBM DB2

DB2 UDB

DB2 8.x

DB2 9.x

いずれかのDB2リリースについて: db2jcc.jarおよびdb2jcc_license_cu.jarファイルが必要です。IBMから入手可能です。

Microsoft SQL Server

SQL Server 7

SQL Server 2000

SQL Server 2005

SQL Server 2008

Microsoft SQL Serverのすべてのリリースについて: JDBCドライバjtds-1.2.jarが必要です。これは、jtds-1.2-dist.zipに含まれ、sourceforge.netで入手可能です。「ヘルプ」「更新のチェック」経由でも入手できます。

MySQL

MySQL 3.x

MySQL 4.x

MySQL 5.x

すべてのMySQLのリリースについて: JDBCドライバが必要です。MySQL 5.xの場合、mysql-connector-java-5.0.4-bin.jarが必要です。これは、mysql-connector-java-5.0.4.zipに含まれています。「ヘルプ」「更新のチェック」経由でも入手できます。(最新のMySQLドライバ5.1は使用しないでください。)

Sybase Adaptive Server

Sybase 12

Sybase 15

Sybase Adaptive Serverのすべてのリリースについて: JDBCドライバjtds-1.2.jarが必要です。これは、jtds-1.2-dist.zipに含まれ、sourceforge.netで入手可能です。「ヘルプ」「更新のチェック」経由でも入手できます。

Teradata

Teradata 12

Teradata 13

JDBCドライバ・ファイルtdgssconfig.jarおよびterajdbc4.jarが必要です。(readme.txtファイルとともに)TeraJDBC__indep_indep.12.00.00.110.zipまたはTeraJDBC__indep_indep.12.00.00.110.tarダウンロードに含まれます。

注意:

SQL Developerを使用してMicrosoft Accessデータベースを移行する必要がある場合、以前のバージョンのSQL Developer (4.0.3)および32ビット・バージョンのJava 7 JDKを使用します。

サード・パーティ・データベースへの接続の作成および使用の詳細は、SQL Developerのオンライン・ヘルプまたは『Oracle SQL Developerユーザーズ・ガイド』のデータベース接続に関する情報を参照してください。

1.7 データベースへのJDBC接続での高度なセキュリティ

データベースへのJDBC接続を保護するには、Oracle Advanced Securityを使用することをお薦めします。JDBC OCIとJDBC Thinドライバでは、少なくともOracle Advanced Security機能の一部がサポートされています。OCIドライバを使用している場合、Oracleクライアントの設定と同様に、関連するパラメータを設定できます。JDBC Thinドライバでは、Java Archive(JAR)ファイルにJDBCクラスとともに含まれている一連のJavaクラスを介したOracle Advanced Security機能、およびJavaプロパティ・オブジェクトを介したセキュリティ・パラメータの設定がサポートされています。

Oracle Advanced Securityの使用の詳細は、Oracle Database JDBC開発者ガイドを参照してください。

1.8 SQL Developerのアクセシビリティ情報について

最新の構成情報や、アクセシビリティおよび障害支援技術への対応情報には、http://www.oracle.com/us/corporate/accessibility/faqs/にあるOracle Accessibility FAQを参照してください。

また、SQL Developerのリリース・ノート(readme.txtファイル)で、現在、アクセシビリティに関して既知の問題があるかどうかを確認します。

1.9 SQL Developerでのスクリーン・リーダーおよびJava Access Bridgeの使用

注意:

この項に記述されている内容は、特に表記しないかぎり、Data ModelerおよびData Minerにも適用されます。

アクセシビリティ機能を最大限に活用できるように、少なくとも次の構成をお薦めします。

  • Windows XP、Windows Vista

  • Java 7 Update 6

    Java 7 Update 6には、Java Access Bridgeが含まれます。ただし、Java J2SE 1.6.0_24以上を使用しているがJava 7 Update 6より前の場合は、スクリーン・リーダーを(まだインストールされていない場合は)インストールした後で、Java Access Bridge 2.0.2を手動でインストールする必要があります。Java Access Bridge for Windowsバージョン2.0.2をダウンロードします。ダウンロードするファイルは、accessbridge-2_0_2-fcs-bin-b06.zipです。http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/tech/index-jsp-136191.htmlで入手可能です(インストールおよびJava Access Bridgeの詳細は、このWebサイトで入手可能なJava Access Bridgeのドキュメントを参照してください。)

  • JAWS 12.0.522

次の手順に従って、スクリーン・リーダーおよびJava Access Bridgeを設定します。

  1. スクリーン・リーダーがインストールされていない場合は、インストールします。

    インストールの詳細は、スクリーン・リーダーのマニュアルを参照してください。

  2. SQL Developerをインストールします。

  3. J2SE 1.6.0_24以上を使用しているがJava 7 Update 6以前の場合、「Java Access Bridgeのインストールが必要な場合」を参照し、その手順に従ってください。

  4. スクリーン・リーダーを起動します。

  5. フォルダ<sqldev_home>\sqldeveloper\sqldev\binにあるファイルsqldeveloper.exeを実行して、SQL Developerを起動します。

前述の手順は、Windowsを実行中でWindowsベースのスクリーン・リーダーを使用していることを想定しています。SQL Developerが起動した後、エラー情報(ある場合)を含むコンソール・ウィンドウが最初に開いて、メインのSQL Developerウィンドウが表示されます。表示されるメッセージがすべてSQL Developerの機能に影響するわけではありません。

1.9.1 Java Access Bridgeのインストールが必要な場合

Java J2SE 1.6.0_24以上を使用しているがJava 7 Update 6より前の場合は、スクリーン・リーダーを(まだインストールされていない場合は)インストールした後で、Java Access Bridge 2.0.2を手動でインストールする必要があります。

  1. Java Access Bridge for Windowsバージョン2.0.2をダウンロードします。ダウンロードするファイルは、accessbridge-2_0_2-fcs-bin-b06.zipです。http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/tech/index-jsp-136191.htmlで入手可能です。

    インストールとJava Access Bridgeの詳細は、このWebサイトから入手可能なJava Access Bridgeマニュアルを参照してください。

  2. フォルダ(accessbridge_homeなど)に内容を抽出(解凍)します。
  3. <accessbridge_home>\installerフォルダからInstall.exeを実行してJava Access Bridgeをインストールします。

    インストーラによりJDKバージョンの互換性がチェックされてから、「Available Java virtual machines」ダイアログが表示されます。

  4. 「Search Disks」をクリックします。プログラム・ファイル・ディレクトリ(存在する場合)にSQL DeveloperのビルドとJDKのバージョンを含むドライブのみを検索するように選択します。

    JDKまたはSQL Developerの多くのインスタンスが含まれている大規模なディスクの場合、または複数のディスクを検索する場合は、検索プロセスに時間がかかることがあります。ただし、ディスクの総当り検索が完了しないかぎり、Access Bridgeは最適に構成されず、システムのすべてのJava VMに正しくインストールされません。検索するディスクを選択したら、「Search」をクリックします。

  5. 「Install in All」をクリックして、Java Access Bridgeをダイアログに表示されている各Java仮想マシンにインストールすることを確認します。
  6. 「Installation Completed」メッセージが表示された時点で「OK」をクリックします。
  7. SQL Developerで作業するには次のファイルがシステム・パスに指定されている必要があるため、Winnt\System32ディレクトリ(あるいはWindows XPまたはVistaの同等のディレクトリ)にインストールされていることを確認し、ない場合は<accessbridge_home>\installerfilesからコピーします。
    JavaAccessBridge.dll
    JAWTAccessBridge.dll
    WindowsAccessBridge.dll 
    

    PATHシステム変数ではシステム・ディレクトリが必須であることに注意してください。

    注意:

    この項の残りの手順では、JDKが含まれていないSQL Developerキットを使用している場合(つまり、キットのファイル名の末尾が-no-jre-zip)は、<sqldev_home><jdev_home>で置き換えてください。

  8. 次のファイルが<sqldev_home>\jdk\jre\lib\extディレクトリにインストールされていることを確認し、ない場合は<accessbridge_home>\installerfilesからコピーします。
    access-bridge.jar
    jaccess.jar
    

    注意:

    Data Modelerの場合は、この手順、および<sqldev_home>を参照するこの項の残りの手順では、<sqldev_home><datamodeler_home>に置き換えてください。

  9. ファイルaccessibility.properties<sqldev_home>\jdk\jre\libディレクトリにインストールされていることを確認し、ない場合は<accessbridge_home>\installerfilesからコピーします。
  10. スクリーン・リーダーを起動します。
  11. フォルダ<sqldev_home>\sqldeveloper\sqldev\binにあるファイルsqldeveloper.exeを実行して、SQL Developerを起動します。

1.10 SQL Developerの削除

SQL Developer(同じバージョンまたは新しいバージョン)を後でインストールする予定である場合は、SQL Developerを削除する前に、既存のデータベース接続を保存する必要があります。その場合は、削除する前に「以前のリリースからの情報の移行」を参照してください。

SQL Developerを削除するには、SQL Developerのインストール・ディレクトリ全体(sqldeveloperというディレクトリ、および階層でその下のすべてのディレクトリおよびファイル)を削除します。

また、SQL Developerのユーザー固有の情報をすべて削除する場合は、その情報が格納されているディレクトリ(SQL Developerのユーザー情報ディレクトリ)も削除する必要があります。このディレクトリの場所の詳細は、「ユーザー関連情報の場所」を参照してください。

SQL Developerのショートカットを作成している場合、およびSQL Developerを同じ場所に再インストールする予定がない場合は、そのショートカットを削除するか、または新しい場所を反映するようにショートカットのプロパティを変更する必要があります。

1.11 SQL Developerのドキュメント

SQL Developerには、『Oracle SQL Developerユーザーズ・ガイド』とオンライン・ヘルプでユーザー・ドキュメントが提供されています。ヘルプを表示するには、「ヘルプ」メニューをクリックするか、またはSQL Developerの使用中に関連したコンテキストで「ヘルプ」ボタンをクリックするか、[F1]キーを押します。

1.12 オラクル社のWebサイト

Oracleは、Web上に多数のリソースを提供しています。次のサイトが役立ちます。