JD Edwards World

4 JD Edwards World

Oracle Data Integratorには、JDE Worldデータを処理するためのナレッジ・モジュール(KM)が用意されています。この項では、これらのKMの操作方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

概要

JD Edwards (JDE) Worldは、は、ビジネス価値、標準ベースのテクノロジおよび業界での豊富な経験を結合し、総所有コストの低いビジネス・ソリューションを実現する、包括的なERPソフトウェアの統合アプリケーション・スイートです。

概念

Oracle Data IntegratorのJDEナレッジ・モジュールは、次のような目的で、JDE Worldの成熟したデータベースレベルの統合メソッドを使用しています。

JDE Worldデータ構造のリバース・エンジニアリング
JDE Worldからのデータの読取り(ダイレクト・データベース統合)
JDE WorldアプリケーションへのZ表によるデータの書込み(インタフェース表の統合)

ナレッジ・モジュール

Oracle Data Integratorには、JDE Worldデータを処理するためのナレッジ・モジュールが用意されています。これらのリストを表4-1に示します。これらの特定のJDE World KMでは、Oracle Data IntegratorによるJDE Worldのプラットフォームと任意のデータベース・アプリケーションとの接続性および統合を提供しています。

表4-1 JDEナレッジ・モジュール

ナレッジ・モジュール	説明
RKM JDE World	DB2 iSeries JDBCドライバ(jt400)を介して、DB2 iSeriesデータベースにインストールされたJDE Worldから、表やインタフェース表などのアプリケーション・オブジェクトのメタデータをリバース・エンジニアリングします。
RKM JDE World (JDE World JDBC Driver)	JDE World JDBC Driverを介して、DB2 iSeriesデータベースにインストールされたJDE Worldから、表やインタフェース表などのアプリケーション・オブジェクトのメタデータをリバース・エンジニアリングします。
IKM JDE World Control Append	任意のソースからのデータをJDE Worldに統合します。制御追加モードでZ表内のデータを統合します。データは制御可能: 無効なデータはエラー表に分離され、再利用できます。 KMでは、RPGプログラムを使用してJDE Worldへの統合を実行します。

ナレッジ・モジュール

説明

RKM JDE World

DB2 iSeries JDBCドライバ(jt400)を介して、DB2 iSeriesデータベースにインストールされたJDE Worldから、表やインタフェース表などのアプリケーション・オブジェクトのメタデータをリバース・エンジニアリングします。

RKM JDE World (JDE World JDBC Driver)

JDE World JDBC Driverを介して、DB2 iSeriesデータベースにインストールされたJDE Worldから、表やインタフェース表などのアプリケーション・オブジェクトのメタデータをリバース・エンジニアリングします。

IKM JDE World Control Append

任意のソースからのデータをJDE Worldに統合します。制御追加モードでZ表内のデータを統合します。

データは制御可能: 無効なデータはエラー表に分離され、再利用できます。
KMでは、RPGプログラムを使用してJDE Worldへの統合を実行します。

インストールおよび構成

JDE Worldデータでの作業を開始する前に、この項の情報を必ず読んでください。

システム要件および動作要件

インストールを実行する前に、システム要件および動作要件のドキュメントを読んで、使用する環境がインストールする製品の最低インストール要件を満たすことを確認する必要があります。

サポートされているプラットフォームおよびバージョンのリストには、次のOracle Technical Network (OTN)からアクセスできます。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/data-integrator/overview/index.html.

テクノロジ固有の要件

この項では、JDE Worldナレッジ・モジュールのテクノロジ固有の要件をリストします。

RKM JDE World

jt400.jar - このjarファイルは、~/.odi/oracledi/userlibフォルダに置く必要があります。

RKM JDE World (JDE World JDBC Driver)

JDEWorldJDBC.jar - このJDE World JDBCドライバ・ファイルは、~/.odi/oracledi/userlibフォルダに置く必要があります。

IKM JDE World Control Append

RPGプログラムには次のファイルが必要です。

JDEWorldJDBC.jar - このJDE World JDBCドライバ・ファイルは、~/.odi/oracledi/userlibフォルダに置く必要があります。

フォルダに関する詳細は、『Oracle Data Integratorのインストールと構成』の追加ドライバとオープン・ツールの追加に関する項を参照してください。
BaseJar.jar - このjarファイルは、~/.odi/oracledi/userlibフォルダに置く必要があります。
config.xml - この構成ファイルはODI_HOME/odi/studio/binフォルダに置く必要があります。

注意:

この3つのファイルはODIと一緒に提供され、ODI_HOME/odi/misc/jde-worldディレクトリにあります。

ヒント:

ODI_HOME/odi/misc/jde-worldディレクトリには、jde.propertiesファイルもあります。このプロパティ・ファイルは、IKM JDE World Control AppendでJDE_SECURITY_FILEオプションを使用している場合に利用できるテンプレートです。このオプションの詳細は、「JDEでのデータの統合」を参照してください。このテンプレートを使用する際には、次のことを実行する必要があります。

プロパティ・ファイルの名前の変更
接続情報(JD Edwards Worldのユーザー、パスワード、環境およびアドレス)の入力

接続に関するオプションの詳細は、表4-2を参照してください。また、表の下にはセキュリティ・ファイルの例が記載されています。
Oracle Data Integrator Studioまたはスタンドアロン・エージェントのみがアクセス可能なディレクトリへのテンプレートの移動。プロパティ・ファイルにはユーザー名とパスワードが含まれているため、このディレクトリには他のユーザーはだれもアクセスできないようにしてください。

接続性要件

Oracle Data Integratorは、JDBC接続を使用して、JDE Worldデータをホストするデータベースに接続します。

RKM JDE World (JDE World JDBC Driver)は、JDE Worldからメタデータ情報を抽出するために、JDE World JDBCドライバを使用してデータベースにアクセスします。JDE World JDBCドライバを使用すると、JDE Worldソフトウェアに組み込まれたセキュリティと柔軟性のレベルを維持しながら、非JDE WorldアプリケーションがJDE Worldデータにアクセスできるようになります。

IKM JDE World Control AppendおよびRKM JDE Worldの両方で、標準のIBM Toolbox for Javaドライバ(jt400.jar)が使用され、ここで、SQL問合せを実行してデータベースに挿入またはアクセスし、JDE Worldのメタデータ情報を抽出します。

注意:

JDBC URLでは、*SQL命名規則が使用されます。たとえば、jdbc:as400://192.0.2.1;translate binary=true;naming=systemのように、命名規則をsystemに指定しないでください。

アプリケーションが*SYS専用に設計されている場合を除いて、*SQLを常に使用する必要があります。Oracle Data Integratorでは、デフォルトで*SQL命名規則が使用されます。

IBM DB2 for iSeriesとのJDBC接続性の詳細は、『Oracle Data Integrator接続およびナレッジ・モジュール・ガイド』のIBM DB2 for iSeriesの接続性要件に関する項を参照してください。

トポロジの設定

このステップでは、データ・サーバーおよび、JDE Worldデータの格納に使用される物理スキーマと論理スキーマを、Oracle Data Integratorで宣言します。

データ・サーバーの作成

JDE World表は、IBM DB2 for iSeriesライブラリに格納されています。

RKM JDE Worldを使用している場合:

『Oracle Data Integrator接続およびナレッジ・モジュール・ガイド』の DB2/400データ・サーバーの作成に関する項の説明に従って、標準の手順を使用してIBM DB2 for iSeriesテクノロジ用のデータ・サーバーを作成します。

注意:

データ・サーバーの接続パラメータを定義する際、JDBC URLフィールドにtranslate binary=trueを設定します。

次に例を示します。

jdbc:as400://192.0.2.1;translate binary=true

このデータ・サーバーは、JDE Worldデータを格納するライブラリを指している必要があります。

RKM JDE World (JDE World JDBC Driver)を使用している場合:

次の情報を使用して、IBM DB2 for iSeriesテクノロジ用のデータ・サーバーを作成します。

JDBC Driver: com.jdedwards.as400.access.JDEWJDBCDriver
JDBC URL: jdew://<host>;translatebinary=true;JDEWEnvironment=<name>;user=<name>;pwd=<passwd>;JDEWTableNomenclature=OBJN_OBJT;JDEWColumnNomenclature=FDFT_FDFN

JDBC URLで指定されているオプションについては、JDE World JDBC Driverユーザー・ガイドを参照してください。

物理スキーマの作成

「データ・サーバーの作成」で作成したデータ・サーバーの下に物理スキーマを作成します。『Oracle Data Integratorの管理』の物理スキーマの作成に関する項の説明に従って、標準の手順を使用します。

このスキーマは、リバース・エンジニアリングするJDE World表を含むライブラリを指している必要があります。

注意:

JDE表を格納するライブラリは、物理スキーマ定義で作業スキーマとして定義しないでください。また、このライブラリは、マッピングのステージング領域として使用しないでください。

『Oracle Data Integratorの管理』の論理スキーマの作成に関する項の説明に従って、標準の手順を使用してこの物理スキーマ用の論理スキーマを作成し、特定のコンテキストで関連付けます。

統合プロジェクトの設定

JDE Worldの機能を使用してプロジェクトを設定するには、標準の手順に従います。『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』の統合プロジェクトの作成に関する項を参照してください。

次のKMをOracle Data Integratorプロジェクトにインポートします。

IKM JDE World Control Append
RKM JDE World
RKM JDE World (JDE World JDBC Driver)

これらの特定のJDE World KMに加えて、JDE World表をホストするテクノロジの標準LKMをインポートします。利用できるKMのリストは、『Oracle Data Integrator接続およびナレッジ・モジュール・ガイド』のIBM DB2 for iSeriesナレッジ・モジュールに関する項を参照してください。

モデルの作成およびリバースエンジニアリング

この項では、次の項目について説明します。

モデルの作成

『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』のモデルの作成に関する項の説明に従って、標準の手順を使用してJDE World表をホストするIBM DB2/400テクノロジに基づくモデル、およびJDE World接続の構成時に作成された論理スキーマに基づくモデルを作成します。

JDE表のリバース・エンジニアリング

JDE RKMはJDE表のリバース・エンジニアリングを行うことができます。これらのRKMは、表やインタフェース表など、JDEオブジェクトからメタデータを取得します。

RKM JDE WorldまたはRKM JDE World (JDE World JDBCドライバ)を使用してJDE表のカスタマイズされたリバース・エンジニアリングを実行するには、『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』のモデルのリバース・エンジニアリングに関する項の説明に従って、通常の手順を使用します。この項では、JDE World表固有のフィールドのみについて説明します。

モデルの「リバース」タブで、RKM JDE WorldまたはRKM JDE World (JDE World JDBC Driver)を選択します。
選択したRKMに対するオプションを設定します。
RKM JDE World (JDE World JDBC Driver)に対して、次のようにオプションを設定します。
- JDE_MODULES: JDEシステムの短縮名が次のように示されます。
  
  00は、基盤環境です
  
  01は、アドレス帳です
  
  02は、電子メールです。
  
  %は、すべてのJDEシステムです。
  
  デフォルトは01です。
  
  注意:
  
  モジュールのリストも指定できます。このリストでは、モジュールは次の例のように、カンマで区切り、一重引用符で囲む必要があります。
  
  '01','02','04'
RKM JDE Worldに対して、次のようにオプションを設定します。
- JDE_DATA_TABLES: データ表のリバース・エンジニアリングを行うには、このオプションをYESに設定します。
- JDE_Z_TABLES: インタフェース表(Z表)のリバース・エンジニアリングを行うには、このオプションをYESに設定します。
- JDE_MODULES: JDEシステムの短縮名が次のように示されます。
  
  00は、基盤環境です
  
  01は、アドレス帳です
  
  02は、電子メールです。
  
  %は、すべてのJDEシステムです。
  
  デフォルトは01です。
  
  注意:
  
  モジュールのリストも指定できます。このリストでは、モジュールは次の例のように、カンマで区切り、一重引用符で囲む必要があります。
  
  '01','02','04'
- JDE_LANGUAGE: オブジェクトの説明およびコメントの取得に使用する言語を指定します。たとえば、英語の場合はE、フランス語の場合はF 、スペイン語の場合は S となります。デフォルトはEです。
リバースする表を選択するには、「マスク」フィールドでリバース・マスクを指定します。「リバース」タブの「マスク」フィールドで、名前に基づいてリバース・エンジニアリングされるオブジェクトがフィルタ処理されます。「マスク」フィールドは空にしないでください。少なくともパーセント記号(%)を含める必要があります。

リバース・エンジニアリング・プロセスによって、モジュールごとにグループ化されたデータストアが返されます。これらのデータストアをマッピングのソースまたはターゲットとして使用できます。

マッピングの設計

JDE Worldのデータ表はマッピングのソースとして使用できます。JDE Z表は、マッピングのターゲットとして使用できます。

マッピング用に選択したKMによって、このマッピングの機能およびパフォーマンスが決まります。この項に示す推奨事項は、JDE Worldデータのロードおよび統合に関連する様々な状況でのKMの選択に役立ちます。

JDEからのデータのロード

RKM JDE WorldまたはRKM JDE World (JDE World JDBC Driver)を使用してリバース・エンジニアリングを実行すると、JDE Worldのデータ表をマッピングのソースとして使用し、JDE Worldアプリケーションからデータを抽出して他のシステム(データ・ウェアハウス、他のデータベースなど)に統合できます。

この状況でJDE Worldをソースとして使用することは、マッピングでソースとしてDB2/400を使用することと同じです。汎用SQLおよびIBM DB2 for iSeriesのKMをこの目的で使用できます。詳細は、『Oracle Data Integrator接続およびナレッジ・モジュール・ガイド』の次の章を参照してください。

JDEへのデータの統合

RKM JDE Worldを使用してリバース・エンジニアリングを実行すると、JDE Z表をマッピングのターゲットとして使用し、IKM JDE World Control Appendにより任意のシステムからのデータをJDE Worldアプリケーションにロードできます。

JDE Worldへのデータの統合は、次の2つのフェーズで実行されます。

最初のフェーズでは、RPGプログラムをコールすることなく、いくつかのマッピングを使用して、データがZ表のセットに統合されます。これらのマッピングでは、JDE_INVOKEオプションをNoに設定して、IKM JDE World Control Appendを使用できます。
2番目のフェーズでは、RPGプログラムが起動され、Z表からのデータがJDE Worldに統合されます。これは、一般的に、最後に要求されるZ表をロードするマッピングで行われます。このマッピングでは、JDE_INVOKEオプションをYesに設定して、IKM JDE World Control Appendを使用します。

これらのマッピングはパッケージに並べる必要があります。

Oracle Data Integratorでは、自動的にRPGプログラムをコールしてJDE Worldに書き込むことができます。IKMでのRPGプログラム・コールの有効化は、JDEへの移入に必要なすべてのZ表をロードした後でのみ行ってください。IKM JDE World Control Appendにより、RPGプログラムがコールされるとともにZ表のロードが可能となります。

JDE Worldをターゲットにするマッピングを作成する手順は次のとおりです。

Z表をターゲット・データストアとしてマッピングを作成します。
通常どおり結合、フィルタおよびマッピングを作成します。
物理ダイアグラム・プロパティで、「統合ナレッジ・モジュール」タブを開き、IKM JDE World Control Appendを選択します。
標準のKMオプション(INSERT、COMMIT、FLOW_CONTROL)を設定します。

このマッピングでRPGプログラムを起動する場合は、KMオプションを次のように指定します。

JDE_INVOKEオプションをYesに設定します。

セキュリティ・ファイルを作成する場合は、表4-2に示すように接続関連のオプションを設定します。

表4-2 接続関連KMオプション

オプション	値	注意
USE_SECURITY_FILE	あり	RPGプログラム実行時のセキュリティを向上させるため、システムはJDE_SECURITY_FILEオプションで指定されたテキスト・ファイルを読み取り、このテキスト・ファイルに示されているJD Edwards Worldのユーザー、パスワード、環境およびアドレスを使用します。
JDE_SECURITY_FILE	接続セキュリティ・ファイルの絶対パス	このファイルには、JDE_USER、JDE_PASSWORD、JDE_ENVIRONMENTおよびJDE_ADDRESSの各オプションで指定したJDE Worldのユーザー、パスワード、環境およびアドレスが含まれています。詳細は、次のセキュリティ・ファイルの例を参照してください。 USE_SECURITY_FILEがYesに設定されている場合は必須です。この場合は、JDE_USER、JDE_PASSWORD、JDE_ENVIRONMENTおよびJDE_ADDRESSの値を設定する必要はありません。 RPGプログラムに必要なファイルとともに提供されたテンプレート・セキュリティ・ファイルを使用できます。詳細は、「テクノロジ固有の要件」のヒントを参照してください。
JDE_USER	JDE Worldユーザー	ユーザーは、ONEWORLDプロファイルを所有する必要があります。
JDE_PASSWORD	JDE Worldパスワード	ユーザーのJDE Worldパスワードです。
JDE_ENVIRONMENT	JDE World環境	JDE Worldの環境です。
JDE_ADDRESS	JDE Worldアドレス	iSeriesサーバーのIPアドレスまたは完全アドレスです。

次の例はセキュリティ・ファイルを示しています。セキュリティ・ファイル内では同じ構文名とキー名を使用する必要があります。

Username=ODI
Password=password
Environment=JDEENV
Address=iseries.organization.com

RPGプログラムのパラメータを表4-3に示すように設定します。

表4-3 RPGプログラム関連KMオプション

オプション	値	注意
JDE_PRGNAME	PRGプログラムの名前	例: `P01051Z`
JDE_CLNAME	PRGプログラムのタイプ	例: `J01051Z`
JDE_VERSION	処理するレポートのバージョンの名前	例: `XJDE0006`。注意: 複製および処理するレポートのバージョン名を入力します。レポートのテンプレートは実行できません。 ODIでは、一時バージョンを作成します。
JDE_KCO	バッチID	例: `1` バッチIDによって、RPGプログラムで処理される行を指定できます。
JDE_EDTN	トランザクションID	例: `1` トランザクションIDによって、1つのトランザクション内の複数の行をグループ化できます。これは通常、ヘッダー詳細表のケースです。ヘッダーは、トランザクションIDによって詳細にリンクされています。このIKMでは切捨ては行われません。

IKM JDE World Control Appendの制限

RECYCLE_ERRORSオプションを使用する際には、マッピングに更新キーが設定されている必要があります。
このモジュールをジャーナル化されたソース表と組み合せて使用する場合、ソースの削除を含めないようデータが自動的にフィルタ処理されます。
FLOW_CONTROLおよびSTATIC_CONTROLオプションは、無効なデータを分離するためにチェック・ナレッジ・モジュールをコールします(CKMが設定されていない場合、エラーが発生します)。
RPGプログラムは、JDE World iSeriesサーバー上で実行する必要があります。
Oracle Data Integratorランタイム・エージェントは、このサーバー上にインストールできます。ただし、RPGプログラムを実行するためにサーバーにランタイム・エージェントをインストールする必要はありません。RPGプログラムは、ローカル・エージェントを使用して実行可能です。
RPGプログラムが起動されたかどうかの情報以外に、ODIはプログラムの実行に関する詳細を示しません。プログラムの実行の詳細を把握するには、iSeriesサーバーで作成されたログ・ファイルを確認するか、スプール・ファイル(WRKSPLF)コマンドでWorkを発行します。