22 Oracle Hyperion Planning
この章の内容は次のとおりです。
概要
Oracle Data Integrator Adapter for Hyperion Planningを使用すると、Oracle Data Integratorを介してOracle Hyperion Planningと任意のデータベースを接続して統合できます。このアダプタには、Planning、Oracle Hyperion Workforce PlanningおよびOracle Hyperion Capital Expense Planningアプリケーションにメタデータおよびデータをロードするための、一連のOracle Data Integratorナレッジ・モジュール(KM)が用意されています。
統合プロセス
Oracle Data Integrator Adapter for Hyperion Planningを使用してPlanningアプリケーションにメタデータおよびデータをロードするには、次のタスクを行います。
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環境の設定: データ・サーバーおよびスキーマの定義。
「トポロジの設定」を参照してください。
-
アダプタのリバース・エンジニアリング・ナレッジ・モジュール(RKM)を使用したPlanningアプリケーションのリバース・エンジニアリング。
「Planningモデルの作成およびリバース・エンジニアリング」を参照してください。
-
アダプタの統合ナレッジ・モジュール(IKM)を使用した、Planningアプリケーションへのメタデータおよびデータのロード。
マッピングの設計を参照してください。
ナレッジ・モジュール
Oracle Data Integratorには、Hyperion Planningデータを処理するためのナレッジ・モジュール(KM)が用意されています。これらのリストを表22-1に示します。これらのKMでは、Hyperion Planning固有の機能が使用されます。Hyperion Planningデータベースでは、汎用SQL KMを使用することもできます。
表22-1 Hyperion Planningナレッジ・モジュール
ナレッジ・モジュール | 説明 |
---|---|
RKM Hyperion Planning |
Planningアプリケーションをリバース・エンジニアリングし、Oracle Data Integratorマッピングでターゲットとして使用されるデータ・モデルを作成します。 各ディメンション(標準ディメンションおよび属性ディメンション)は、適切な列を含むディメンションと同名のデータストアとしてリバースされます。UDAのロードでは「UDA」という名前のデータストアが作成されます。 |
IKM SQL to Hyperion Planning |
Planningアプリケーションにメタデータおよびデータをロードします。 |
インストールおよび構成
Oracle Data Integrator Adapter for Planningの使用を開始する前に、この項の情報を必ず読んでください。
システム要件および動作要件
インストールを実行する前に、システム要件および動作要件のドキュメントを読んで、使用する環境がインストールする製品の最低インストール要件を満たすことを確認する必要があります。
サポートされているプラットフォームおよびバージョンのリストには、次のOracle Technical Network (OTN)からアクセスできます。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/data-integrator/documentation/index.html。
Hyperion Planning Adapterの設定
次の項では、ODI StudioおよびODIスタンドアロン・エージェント向けのHyperion Planning Adapterを設定する方法を説明します。
ODI Studio向けのAdapterの設定
Hyperion Planning Adapterを設定する前に、ODI Studioを終了します。
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Oracle Hyperion Planningディレクトリで、HspJS.jarを見つけます。
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ODIからHspJS.jarに直接アクセスできない場合は、ODIがアクセスできる場所にHspJS.jarをコピーします。
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HspJS.jarを含むように<ODI_HOME>/odi/studio/bin/odi.confファイルを変更します。
次に例を示します。
AddJavaLibFile /server/lib/HspJS.jar
トポロジの設定
トポロジの設定には次が含まれます。
Hyperion Planningデータ・サーバーの作成
『Oracle Data Integratorの管理』のデータ・サーバーの作成に関する項に記載されている標準の手順で、Hyperion Planningテクノロジ用データ・サーバーを作成します。この項では、Hyperion Planningデータ・サーバーの定義に関する必須または固有のフィールドのみについて説明します。
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「定義」タブ:
-
名前: データ・サーバー定義の名前を入力します。
-
サーバー(データ・サーバー): Planningアプリケーションのホスト名およびRMIポート番号を入力します。書式:
<host>:<port>
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-
「接続」の下に、Planningサーバーに接続するためのユーザー名およびパスワードを入力します。
注意:
「テスト」ボタンは、Hyperion Planningデータ・サーバー接続では機能しません。このボタンは、JDBCドライバを装備する関係テクノロジのみで機能します。
Hyperion Planning物理スキーマの作成
『Oracle Data Integratorの管理』の物理スキーマの作成に関する項の説明に従って、標準の手順を使用してHyperion Planning物理スキーマを作成します。
データ・サーバーの下で、モデルの基礎となるアプリケーションおよび論理スキーマに対応する物理スキーマを定義できます。
『Oracle Data Integratorの管理』の論理スキーマの作成に関する項の説明に従って、標準の手順を使用してこの物理スキーマ用の論理スキーマを作成し、特定のコンテキストで関連付けます。
Planningモデルの作成およびリバース・エンジニアリング
この項では、次の項目について説明します。
Planningモデルの作成
『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』のモデルの作成に関する項の説明に従って、標準の手順を使用してPlanningモデルを作成します。
Planningモデルのリバース・エンジニアリング
Planningアプリケーションをリバース・エンジニアリングすると、アプリケーション内の各ディメンション用データストアを含む、Oracle Data Integratorモデルが作成されます。なお、Year/Period/Version/Scenarioはリバース・エンジニアリングされません。
RKMを使用してHyperion Planningでカスタマイズされたリバース・エンジニアリングを実行するには、『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』のモデルのリバース・エンジニアリングに関する項の説明に従って、通常の手順を使用します。この項では、Hyperion Planningテクノロジ固有のフィールドのみについて説明します。
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Planningモデルの「リバース」タブでRKM Hyperion Planningを選択します。
RKMは、(論理スキーマおよびコンテキストによって特定される)アプリケーションに接続し、次をインポートします。
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アプリケーション内のディメンションごとに1つのデータストア(ディメンションと同じ名前を使用)
-
UDAロード用のUDAという名前のデータストア
マッピングの設計
Planningアプリケーションをモデルとしてリバース・エンジニアリングした後、データおよびメタデータをアプリケーションにロードするためのマッピングのターゲットとして、このモデル内でデータストアを使用できます。
マッピング用に選択したKMによって、このマッピングの機能およびパフォーマンスが決まります。この項に示す推奨事項は、Hyperion Planningに関連する様々な状況でのKMの選択に役立ちます。
この項では、次の項目について説明します。
メタデータのロード
Oracle Data Integratorには、PlanningアプリケーションにメタデータをロードするためのIKM SQL to Hyperion Planningが用意されています。
メタデータはディメンションのメンバーで構成されます。メンバーのデータ値をロードする前に、メンバー(つまりメタデータ)をロードする必要があります。たとえば、5名の新規従業員の給与データをロードする場合は、Oracle Hyperion Essbaseデータベースにデータをロードする前に、Planningリレーショナル・データベースにこれらの従業員を(メンバーとして)ロードします。
メンバーのロード先として使用できるのは、Planningに存在するディメンションのみです。ロードするディメンションごとに、別個のマッピングを使用する必要があります。マッピングを結合すると、複数のディメンションに一度にメタデータをロードできます。
注意:
以下の点に注意する必要があります。
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アプリケーションにディメンション・メンバーをロードした後、Essbaseデータベースをリフレッシュする必要があります。Essbaseデータベースのリフレッシュは、IKM SQL to Hyperion PlanningのREFRESH_DATABASEオプションをYesに設定した場合に実行されます。「ロード・オプション」を参照してください。
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IKM SQL to HyperionのREFRESH_DATABASEオプションをYesに設定していて、Essbaseデータベースのリフレッシュ操作でエラーが発生して失敗する場合でも、「オペレータ」タブには、リフレッシュ操作が成功したと表示されます。ただし、エラーはログ・ファイルに報告されます。Essbaseデータベースのリフレッシュに失敗し、「オペレータ」タブに成功と表示される場合は、ログ・ファイルでエラーを確認してください。
Planningアプリケーションにメタデータをロードするには、次のようにします。
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マッピングを作成します。「フロー」タブで、必ずIKM SQL to Hyperion Planningを選択してください。
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「ロード・オプション」に記載されているロード・オプションを指定します。
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マッピングを実行して、アプリケーションにメタデータをロードします。
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次の手順でディメンションを検証します。
-
Planning Webにログオンします。
-
管理→ディメンションを選択します。
-
データのロード
Oracle Data Integratorには、PlanningアプリケーションにデータをロードするためのIKM SQL to Hyperion Planningが用意されています。
Planningですでに作成済の、選択したディメンション・メンバーにデータをロードできます。Planning、Workforce PlanningまたはCapital Expense Planningアプリケーションにデータをロードするには、あらかじめそのアプリケーションを設定しておく必要があります。
データをロードする前に、メンバー(メタデータ)がPlanningリレーショナル・データベースおよびEssbaseデータベース内に存在することを確認してください。メンバーが存在しない場合、データ・ロードは失敗します。(これには、視点で指定されたドライバ・メンバーおよびメンバーも含まれます。)必要であれば、メタデータをロードしてからEssbaseデータベースをリフレッシュして、メンバーを同期化します。
Planning、Workforce PlanningまたはCapital Expense Planningアプリケーションにデータをロードする前に、Planning内で関連するデータ・ロードおよびドライバ・ディメンションを設定しておく必要があります。Planning内でデータ・ロードおよびドライバ・ディメンションを設定した後、データをロードするメンバーの視点を決定する必要があります。
Planningアプリケーションにデータをロードするには、次のようにします。
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Planningで、ロードするデータのパラメータを次のように指定します。
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管理→データ・ロード管理を選択します。
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使用可能なデータ・ロード・ディメンションとしてディメンションを選択し、実行をクリックします。
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使用可能なドライバ・ディメンションとして、Essbaseデータベースのデータのロード先ディメンション(例: Accountディメンション)を選択します。
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データとともにロードするドライバ・ディメンションのメンバーを選択します。
Hyperion Planningデータ・ロードを設定した後、Hyperion Planning RKMを使用してリバース・エンジニアリング・プロセスを実行します。リバース・エンジニアリングにより、データ・ロードに必要な追加の列(フィールド)とともに、データ・ロード・ディメンションのデータストアが取得および更新されます。
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「保存」をクリックします。
-
-
Oracle Data Integrator Studioで、ロードするデータのマッピングを実行します。
注意:
メタデータおよびデータのロードには、同じマッピングを使用できます。IKM SQL to Hyperion Planningのオプションのリストは、「ロード・オプション」を参照してください。
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オペレータ・ログで、マッピングが正常に実行されたかどうかを確認します。
-
次のどちらかの方法で、データ・ロードを検証します:
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Planningデータ・フォームを作成してデータを取得します。
-
Oracle Essbase Administration Servicesで、ブロックが適切なキューブに作成されていることを確認します。
-
ロード・オプション
IKM SQL to Hyperion Planningでは、Oracle Data Integrator Adapter for Hyperion Planningによるデータのロード方法を定義するための、次のオプションがサポートされています。
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LOAD_ORDER_BY_INPUT
有効な値: YesまたはNo。デフォルト: No。Yesに設定すると、入力レコードと同じ順序でメンバーがロードされます。
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SORT_PARENT_CHILD
有効な値: YesまたはNo。デフォルト: No。Yesに設定すると、ロードされるレコードは、子より先にすべての親を挿入する形でソートされます。
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LOG_ENABLED
有効な値: YesまたはNo。デフォルト: No。Yesに設定すると、ロード・プロセスの実行中に、LOG_FILE_NAMEオプションで指定されたファイルへのロギングが行われます。
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LOG_FILE_NAME
ログの保存先となるファイルの名前。デフォルト値: Java temp folder/ dimension.log
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MAXIMUM_ERRORS_ALLOWED
ロード・プロセスを停止する基準となる最大エラー数。デフォルト値: 0
0または負の数に設定すると、エラーの数にかかわらずロード・プロセスは続行します。
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LOG_ERRORS
使用できる値: YesまたはNo。デフォルト: No
Yesに設定すると、ERROR_LOG_FILEプロパティで指定されたファイルにエラー・レコードが記録されます。
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ERROR_LOG_FILE
エラー・レコードが記録されるファイルの名前。デフォルト値: Java temp folder/ dimension.err
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ERR_COL_DELIMITER
エラー・レコード・ファイルに使用される列デリミタ。デフォルト値: カンマ(,)
-
ERR_ROW_DELIMITER
エラー・レコード・ファイルに使用される行デリミタ。デフォルト値: \r\n
注意:
行デリミタおよび列デリミタの値は、16進数で指定することもできます。0xで始まる値は16進数として扱われます。たとえば、0x0041は文字Aとして扱われます。
-
ERR_TEXT_DELIMITER
エラー・レコード・ファイル内の列データに使用されるテキスト・デリミタ。
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ERR_LOG_HEADER_ROW
使用できる値: YesまたはNo。デフォルト: Yes
Yesに設定すると、行ヘッダーが(すべての列名とともに)エラー・レコード・ファイルに記録されます。
-
REFRESH_DATABASE
Yesに設定すると、ロード操作の完了時にキューブのリフレッシュが起動します。
使用できる値: YesまたはNo。デフォルト: No
データベース表およびデータ・ロード列
IKM SQL to Hyperion Planningでは、表に列をロードしてデータストアを作成します。次の各項では、各データストア内の列について説明します。
データ・ロード列は、ディメンションへのデータのロードに使用される列です。
Accounts
Accounts表の列の説明を表22-2に示します。Planningでのデータ・ロード用にアプリケーションが設定されている場合に、Accountディメンション・データのロード用に表示される追加の列の説明は、「データ・ロード列」を参照してください。
表22-2 Accounts
列 | 説明 |
---|---|
Account |
ロードする勘定科目メンバーの名前を指定します。そのメンバーが存在する場合、メンバーのプロパティは変更されます。存在しない場合は、レコードが追加されます。このフィールドは必須です。 このフィールドの値は、次の要件を満たす必要があります:
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Parent |
ロードするメンバーの親の名前を指定します。ディメンションに階層を作成する場合に使用します。 メンバーのデータをロードしてアプリケーションの親メンバーとは異なる親メンバーを指定すると、指定した親値を使用してメンバーが更新されます。 例: 使用するPlanningアプリケーションのメンバー1の親値がメンバーAである場合に、メンバー1をメンバーBという親値とともにロードすると、メンバーBがメンバー1の親になります。メンバー1およびその子孫はメンバーAからメンバーBに移動します。この列が空のままの場合は、ロード時に無視されます。 次のいずれかの状況が発生した場合、レコードはロードされません。
|
Default Alias |
ロードするメンバーの別名を指定します。プロパティを変更する場合に値を指定しないと、別名はPlanningアプリケーション内で変更されません。値として<NONE>または<none>を指定すると、Planningアプリケーション内の別名は削除されます。 正常にロードするには、この列の値が次の要件を満たす必要があります:
この値は文字列として渡されます。デフォルト値: NULL文字列 |
Additional Alias |
ロードするメンバーの別名を指定できます。Alias列は、Planningで定義されたAlias表と同数存在します。複数の別名列に対する値は、デフォルトの別名列についてリストしたものと同じ要件を満たす必要があります。 |
Data Storage |
ロードするメンバーの記憶域属性を指定します。 有効な値は次のとおりです。
この値は文字列として渡されます。 |
Two Pass Calculation |
ロードするメンバーにTwo-Pass Calculation関連の属性があるかどうかを示すブール値。有効な値: 0 (False。デフォルト)またはその他の任意の数字(True)。値は、Data Storageの値がDynamic CalcまたはDynamic Calc and Storeの場合にのみ有効です。それ以外の場合、レコードは拒否されます。 |
Account Type |
ロードするメンバーの勘定科目タイプを指定します。有効な値: Revenue、Expense、Asset、Liability、EquityおよびSaved Assumption。デフォルト値として、ロードするメンバーの親の値またはExpense(メンバーがルート・ディメンションに追加される場合)が使用されます。 |
Time Balance |
勘定科目タイプがSaved Assumptionのメンバーに対してのみ、またはレコードが拒否された場合に、タイプを指定します。有効な値: Flow、First、Balance、Averageおよび2つの平均化オプション(Actual_365およびActual_Actual)。(Actual_365では、各月を実際の日数および2月を28日とみなし、Actual_Actualではうるう年の2月を29日とみなします。) デフォルト値として、ロードするメンバーの親の値またはFlow(メンバーがルート・ディメンションに追加される場合)が使用されます。この値は文字列として渡されます。勘定科目タイプごとのTime Balanceのデフォルト値は次のとおりです。
注意: Time BalanceがFlowの場合は有効なSkip Valueが設定されているレコードがロードされますが、Skip Valueはすべての勘定科目タイプに対して無効です。 |
Skip Value |
Skip Valueとして、Time Balanceプロパティ用に設定されるスキップ・オプションを指定します。Time BalanceプロパティがFirst、BalanceまたはAverageに設定されている場合は、次のスキップ・オプションを使用できます。
注意: Time BalanceがFlowの場合は有効なSkip Valueが設定されているレコードがロードされますが、Skip Valueはすべての勘定科目タイプに対して無効です。 |
Data Type |
データの格納値を指定します。有効な値は次のとおりです。
デフォルト値として、ロードするメンバーの親の値またはCurrency(メンバーがルート・ディメンションに追加される場合)が使用されます。 |
Exchange Rate Type |
為替レートを指定します。この列は、Data Type列に指定された値に依存します。有効な値は次のとおりです。
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Use 445 |
Planningアプリケーションで選択された配布を示します。アプリケーションに配布が設定されていない場合、この列は表示されません。 有効な値: 0および1(または0以外の任意の数字)。デフォルト値: 1 |
Variance Reporting |
勘定科目タイプがSaved Assumptionの勘定科目メンバーに対して、またはレコードが拒否された場合に値を指定します。有効な値は次のとおりです。
この値は文字列として渡されます。デフォルト値は、ロードするメンバーの親から取得されるか、(メンバーがルート・ディメンションに追加される場合は)勘定科目タイプの値に基づきます。 勘定科目タイプごとの設定値は次のとおりです。
|
Source Plan Type |
ロードするメンバーに割り当てられるプラン・タイプのプラン・タイプ名を指定します。有効な値は、Planningアプリケーションで指定されている任意のプラン・タイプです。 この値は文字列として渡されます。デフォルト値は、ロードされるメンバーの親から取得されます。親のソース・プランがメンバーに対して無効な場合、指定されたプラン・タイプはそのメンバーに対してアプリケーション内で選択されず、メンバーを最初に使用するプラン・タイプが使用されます。メンバーがルート・ディメンションにロードされる場合は、そのメンバーを使用する最初のプラン・タイプが使用されます。 メンバーの親を更新または保存する際には、ロードされるメンバーに関連付けられているソース・プラン・タイプが新しい親に対して有効かどうかが検証されます。メンバーのソース・プラン・タイプが親メンバーの有効なプラン・タイプでない場合は、The source plan type is not in the subset of valid plan types.というエラー・メッセージが表示されます。 メンバーのソース・プラン・タイプが親メンバーに対して有効で、メンバー自体に対して無効な場合、メンバーは保存されますがソース・プラン・タイプは(Plan 1、Plan 2、Plan 3、Wrkforce、Capexの順序で)最初の有効なプラン・タイプに設定されます。 注意: アダプタでソース・プラン・タイプが指定されていても、それが親に対して無効な場合は、レコードが拒否されます。 |
Plan Type(Plan1) |
ロードされるメンバーがPlan1で使用されるかどうかを示すブール値。有効な値: 0 (False)またはその他の任意の数字(True)。デフォルト値はTrueです。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 |
Aggregation(Plan1) |
Plan1に関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
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Plan Type(Plan 2) |
ロードされるメンバーがPlan2で使用されるかどうかを示すブール値。有効な値: 0 (False)またはその他の任意の数字(True)。デフォルト値はTrueです。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 |
Aggregation(Plan2) |
Plan2に関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
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Plan Type(Plan3) |
ロードされるメンバーがPlan3で使用されるかどうかを示すブール値。有効な値: 0 (False)またはその他の任意の数字(True)。デフォルト値: True。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 |
Aggregation(Plan3) |
Plan3に関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
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Plan Type(Wrkforce) |
Workforce Planning用: Plan Type (Wrkforce)列は、ロードされるメンバーがWorkforce Planningで使用されるかどうかを示すブール値です。有効な値: 0 (False)またはその他の任意の数字(True)。デフォルトは「True」です。列の実際の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 |
Aggregation(Wrkforce) |
Workforce Planning用: Aggregation (Wrkforce)列は、Workforce Planningに関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
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Plan Type (Capex) |
Capital Expense Planning用: Plan Type (Capex)列は、ロードされるメンバーがCapital Expense Planningで使用されるかどうかを示すブール値です。有効な値: 0 (False)またはその他の任意の数字(True)。デフォルトは「True」です。列の実際の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 |
Aggregation (Capex) |
Capital Expense Planning用: Capital Expense Planningに関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
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Custom Attribute |
カスタム属性のメンバー値を指定します。カスタムの名前は、Planningアプリケーションでのカスタム属性の名前によって決まります。カスタム属性列の数は、Accountディメンションに対して定義される属性の数によって異なります。プロパティを変更する場合に値を指定しないと、カスタム属性はPlanningアプリケーション内で変更されません。値として<NONE>または<none>を指定すると、Planningアプリケーション内のカスタム属性は削除されます。この値は文字列として渡されます。 |
Member Formula |
ディメンション・メンバーに対して定義されるメンバー式値を指定します。デフォルトでは、ディメンションまたはディメンション・メンバーにメンバー式は関連付けられていません。SharedまたはLabel Onlyに設定されているディメンション・メンバーのメンバー式は、ロードできません。 |
UDA |
更新するユーザー定義属性のリストを指定します。Planning内で、またはUDAターゲットを使用して、ディメンション・メンバーのUDAを定義する必要があります。 |
Smart Lists |
Planningアプリケーションで定義されるユーザー定義のスマート・リストの名前を指定します。この値は文字列として渡されます。Smart Listsのデフォルトは<None>です。スマート・リストは、(データ・ロードではなく)メタデータまたはディメンションのロードで使用され、スマート・リストの(値ではなく)名前と特定のディメンション・メンバーとの関連付けを定義します。1つのディメンションに複数のスマート・リストを関連付けられますが、各ディメンション・メンバーに関連付けられるスマート・リストは1つのみです。 Workforce Planningアプリケーションでは、次の事前定義済スマート・リストを使用できます。
|
説明 |
ロードされるメンバーの説明を指定します。デフォルトでは、Description列は空です。 注意: この列の値が未入力の場合や、この列が関連付けられていない場合は、説明を伴わずに新規メンバーがロードされ、既存のメンバーの説明は変更されません。この列の値として<NONE>を入力すると、メンバーに関する既存の説明はすべて削除され、メンバーとともに説明がロードされることもありません。 |
Operation |
次のいずれかの値を指定します。
注意: メンバーを削除すると、メンバー自体、メンバーのデータ、および関連付けられているすべてのプランニング・ユニットが永久に削除され、リストア不能になります。 |
Employee
Employee表の列の説明を表22-3に示します。Planningでのデータ・ロード用にアプリケーションが設定されている場合に、Employeeディメンション・データのロード用に表示される追加の列の説明は、「データ・ロード列」を参照してください。
表22-3 Employee
列 | 説明 |
---|---|
Employee |
ロードする勘定科目メンバーの名前を指定します。そのメンバーが存在する場合、メンバーのプロパティは変更されます。存在しない場合は、レコードが追加されます。このフィールドは必須です。 このフィールドの値は、次の要件を満たす必要があります:
この値は文字列として渡されます。 |
Parent |
ロードするメンバーの親の名前を指定します。ディメンションに階層を作成する場合に使用します。 メンバーのデータをロードしてアプリケーションの親メンバーとは異なる親メンバーを指定すると、指定した親値を使用してメンバーが更新されます。 例: 使用するPlanningアプリケーションのメンバー1の親値がメンバーAである場合に、メンバー1をメンバーBという親値とともにロードすると、メンバーBがメンバー1の親になります。メンバー1およびその子孫はメンバーAからメンバーBに移動します。この列が空のままの場合は、ロード時に無視されます。 次のいずれかの状況が発生した場合、レコードはロードされません。
|
Default Alias |
ロードするメンバーの別名を指定します。プロパティを変更する場合に値を指定しないと、別名はPlanningアプリケーション内で変更されません。値として<NONE>または<none>を指定すると、Planningアプリケーション内の別名は削除されます。 正常にロードするには、この列の値が次の要件を満たす必要があります:
この値は文字列として渡されます。デフォルト値: NULL文字列 |
Additional Alias |
ロードするメンバーの別名を指定できます。Alias列は、Planningで定義されたAlias表と同数存在します。複数の別名列に対する値は、デフォルトの別名列についてリストしたものと同じ要件を満たす必要があります。 |
Data Storage |
ロードするメンバーの記憶域属性を指定します。 有効な値は次のとおりです。
この値は文字列として渡されます。 |
Valid for Consolidation |
この列は無視されます。 |
Two Pass Calculation |
ロードするメンバーにTwo-Pass Calculation関連の属性があるかどうかを示すブール値。有効な値: 0 (False。デフォルト)またはその他の任意の数字(True)。値は、Data Storageの値がDynamic CalcまたはDynamic Calc and Storeの場合にのみ有効です。それ以外の場合、レコードは拒否されます。 |
Data Type |
データの格納値を指定します。有効な値は次のとおりです。
デフォルト値として、ロードするメンバーの親の値またはCurrency(メンバーがルート・ディメンションに追加される場合)が使用されます。 |
Custom Attribute |
カスタム属性のメンバー値を指定します。カスタムの名前は、Planningアプリケーションでのカスタム属性の名前によって決まります。カスタム属性列の数は、Employeeディメンションに対して定義される属性の数によって異なります。プロパティを変更する場合に値を指定しないと、カスタム属性はPlanningアプリケーション内で変更されません。値として<NONE>または<none>を指定すると、Planningアプリケーション内のカスタム属性は削除されます。この値は文字列として渡されます。 |
Aggregation(Plan1) |
Plan1に関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
|
Aggregation(Plan2) |
Plan2に関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
|
Aggregation(Plan3) |
Plan3に関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
|
Aggregation(Wrkforce) |
Workforce Planning用: Aggregation (Wrkforce)列は、Workforce Planningに関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
|
Aggregation (Capex) |
Capital Expense Planning用: Capital Expense Planningに関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
|
Member Formula |
ディメンション・メンバーに対して定義されるメンバー式値を指定します。デフォルトでは、ディメンションまたはディメンション・メンバーにメンバー式は関連付けられていません。SharedまたはLabel Onlyに設定されているディメンション・メンバーのメンバー式は、ロードできません。 |
UDA |
更新するユーザー定義属性のリストを指定します。Planning内で、またはUDAターゲットを使用して、ディメンション・メンバーのUDAを定義する必要があります。 |
Smart Lists |
Planningアプリケーションで定義されるユーザー定義のスマート・リストの名前を指定します。この値は文字列として渡されます。Smart Listsのデフォルトは<None>です。スマート・リストは、(データ・ロードではなく)メタデータまたはディメンションのロードで使用され、スマート・リストの(値ではなく)名前と特定のディメンション・メンバーとの関連付けを定義します。1つのディメンションに複数のスマート・リストを関連付けられますが、各ディメンション・メンバーに関連付けられるスマート・リストは1つのみです。 Workforce Planningアプリケーションでは、次の事前定義済スマート・リストを使用できます。
|
説明 |
ロードされるメンバーの説明を指定します。デフォルトでは空です。 注意: この列の値が未入力の場合や、この列が関連付けられていない場合は、説明を伴わずに新規メンバーがロードされ、既存のメンバーの説明は変更されません。この列の値として<NONE>を入力すると、メンバーに関する既存の説明はすべて削除され、メンバーとともに説明がロードされることもありません。 |
Operation |
次のいずれかの値を指定します。
注意: メンバーを削除すると、メンバー自体、メンバーのデータ、および関連付けられているすべてのプランニング・ユニットが永久に削除され、リストア不能になります。 |
Entities
Entities表の列の説明を表22-4に示します。アプリケーションがPlanningでのデータ・ロード用に設定されている場合に、Entitiesデータのロード用に表示される追加の列の説明は、「データ・ロード列」を参照してください。
表22-4 Entities
列 | 説明 |
---|---|
Entity |
ロードするメンバーの名前を指定します。そのメンバーが存在する場合、メンバーのプロパティは変更されます。そのメンバーが存在しない場合は、レコードが追加されます。この列は必須です。 正常にロードするには、この列の値が次の要件を満たす必要があります: このフィールドの値は、次の要件を満たす必要があります:
この値は文字列として渡されます。 |
Parent |
ロードするメンバーの親の名前を指定します。ディメンションに階層を作成する場合に使用します。 このロード方法を使用してアプリケーションのメンバーを更新する際に、アプリケーションでの親メンバーとは異なる親メンバーを指定すると、メンバーは、フロー・ダイアグラムで指定された新しい親値を使用して更新されます。 例: 使用するPlanningアプリケーションのメンバー1の親値がメンバーAである場合に、メンバー1をメンバーBという親値とともにロードすると、アプリケーションが更新され、メンバーBがメンバー1の親になります。メンバー1およびその子孫はメンバーAからメンバーBに移動します。この列が空のままの場合は、ロード時に無視されます。 次のいずれかの状況が発生した場合、レコードはロードされません。
|
Default Alias |
ロードするメンバーの別名を指定します。プロパティを変更する場合に値を指定しないと、別名はPlanningアプリケーション内で変更されません。値として<NONE>または<none>を指定すると、Planningアプリケーション内の別名は削除されます。 正常にロードするには、この列の値が次の要件を満たす必要があります:
この値は文字列として渡されます。デフォルト値: NULL文字列 |
Additional Alias |
Additional Alias列では、ロードするメンバーの別名を指定できます。Alias列は、Planningで定義されたAlias表と同数存在します。複数の別名列に対する値は、デフォルトの別名列についてリストしたものと同じ要件を満たす必要があります。 |
Data Storage |
ロードするメンバーの記憶域属性を指定します。 有効な値は次のとおりです。
この値は文字列として渡されます。 |
Two Pass Calculation |
Planningアプリケーションで、ロードされるメンバーにTwo-Pass Calculation属性が関連付けられているかどうかを示すブール値。有効な値: 0 (False。デフォルト)またはその他の任意の数字(True)。値は、Data Storageの値がDynamic CalcまたはDynamic Calc and Storeの場合にのみ有効です。それ以外の場合、レコードは拒否されます。 |
Data Type |
データの格納値を指定します。有効な値は次のとおりです。
デフォルト値として、ロードするメンバーの親の値またはCurrency(メンバーがルート・ディメンションに追加される場合)が使用されます。 |
Base Currency |
ロードされるエンティティの基準通貨を指定します。これは、Planningアプリケーションで定義された通貨のコードとなります。デフォルト値はUSDです。この列は、アプリケーションが多通貨として定義されている場合にのみ表示されます。 |
Plan Type(Plan1) |
ロードされるメンバーがPlan1で使用されるかどうかを示すブール値。有効な値: 0 (False)またはその他の任意の数字(True。デフォルト)。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 |
Aggregation(Plan1) |
Plan1に関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
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Plan Type(Plan2) |
ロードされるメンバーがPlan2で使用されるかどうかを示すブール値。有効な値: 0 (False)またはその他の任意の数字(True)。デフォルト値はTrueです。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 |
Aggregation(Plan2) |
Plan2に関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
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Plan Type(Plan3) |
ロードされるメンバーがPlan3で使用されるかどうかを示すブール値。有効な値: 0 (False)またはその他の任意の数字(True)。デフォルト値: True。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 |
Aggregation(Plan3) |
Plan3に関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
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Aggregation(Wrkforce) |
Workforce Planning用: Aggregation (Wrkforce)列は、Workforce Planningに関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
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Aggregation (Capex) |
Capital Expense Planning用: Capital Expense Planningに関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
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Custom Attribute |
カスタム属性のメンバー値を指定します。カスタムの名前は、Planningアプリケーションでのカスタム属性の名前によって決まります。カスタム属性列の数は、Entityディメンションに対して定義される属性の数によって異なります。プロパティを変更する場合に値を指定しないと、カスタム属性はPlanningアプリケーション内で変更されません。値として<NONE>または<none>を指定すると、Planningアプリケーション内のカスタム属性は削除されます。この値は文字列として渡されます。 |
Member Formula |
ディメンション・メンバーに対して定義されるメンバー式値を指定します。デフォルトでは、ディメンションまたはディメンション・メンバーにメンバー式は関連付けられていません。SharedまたはLabel Onlyに設定されているディメンション・メンバーのメンバー式は、ロードできません。 |
UDA |
更新するユーザー定義属性のリストを指定します。Planning内で、またはUDAターゲットを使用して、ディメンション・メンバーのUDAを定義する必要があります。 |
Smart Lists |
Planningアプリケーションで定義されるユーザー定義のスマート・リストの名前を指定します。この値は文字列として渡されます。Smart Listsのデフォルトは<None>です。スマート・リストは、(データ・ロードではなく)メタデータまたはディメンションのロードで使用され、スマート・リストの(値ではなく)名前と特定のディメンション・メンバーとの関連付けを定義します。1つのディメンションに複数のスマート・リストを関連付けられますが、各ディメンション・メンバーに関連付けられるスマート・リストは1つのみです。 Workforce Planningアプリケーションでは、次の事前定義済スマート・リストを使用できます。
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説明 |
ロードされるメンバーの説明を指定します。デフォルトでは空です。 注意: この列の値が未入力の場合や、この列が関連付けられていない場合は、説明を伴わずに新規メンバーがロードされ、既存のメンバーの説明は変更されません。この列の値として<NONE>を入力すると、メンバーに関する既存の説明はすべて削除され、メンバーとともに説明がロードされることもありません。 |
Operation |
次のいずれかの値を指定します。
注意: メンバーを削除すると、メンバー自体、メンバーのデータ、および関連付けられているすべてのプランニング・ユニットが永久に削除され、リストア不能になります。 |
ユーザー定義ディメンション
ユーザー定義ディメンション表の列の説明を表22-5に示します。
表22-5 ユーザー定義ディメンション
列 | 説明 |
---|---|
Entity |
ロードするメンバーの名前を指定します。そのメンバーが存在する場合、メンバーのプロパティは変更されます。そのメンバーが存在しない場合は、レコードが追加されます。この列は必須です。 正常にロードするには、この列の値が次の要件を満たす必要があります: このフィールドの値は、次の要件を満たす必要があります:
この値は文字列として渡されます。 |
Parent |
ロードするメンバーの親の名前を指定します。ディメンションに階層を作成する場合に使用します。 このロード方法を使用してアプリケーションのメンバーを更新する際に、アプリケーションでの親メンバーとは異なる親メンバーを指定すると、メンバーは、フロー・ダイアグラムで指定された新しい親値を使用して更新されます。 例: 使用するPlanningアプリケーションのメンバー1の親値がメンバーAである場合に、メンバー1をメンバーBという親値とともにロードすると、アプリケーションが更新され、メンバーBがメンバー1の親になります。メンバー1およびその子孫はメンバーAからメンバーBに移動します。この列が空のままの場合は、ロード時に無視されます。 次のいずれかの状況が発生した場合、レコードはロードされません。
|
Default Alias |
ロードするメンバーの別名を指定します。プロパティを変更する場合に値を指定しないと、別名はPlanningアプリケーション内で変更されません。値として<NONE>または<none>を指定すると、Planningアプリケーション内の別名は削除されます。 正常にロードするには、この列の値が次の要件を満たす必要があります:
この値は文字列として渡されます。デフォルト値: NULL文字列 |
Additional Alias |
Additional Alias列では、ロードするメンバーの別名を指定できます。Alias列は、Planningで定義されたAlias表と同数存在します。複数の別名列に対する値は、デフォルトの別名列についてリストしたものと同じ要件を満たす必要があります。 |
Data Storage |
ロードするメンバーの記憶域属性を指定します。 有効な値は次のとおりです。
この値は文字列として渡されます。 |
Two Pass Calculation |
Planningアプリケーションで、ロードされるメンバーにTwo-Pass Calculation属性が関連付けられているかどうかを示すブール値。有効な値: 0 (False。デフォルト)またはその他の任意の数字(True)。値は、Data Storageの値がDynamic CalcまたはDynamic Calc and Storeの場合にのみ有効です。それ以外の場合、レコードは拒否されます。 |
Data Type |
データの格納値を指定します。有効な値は次のとおりです。
デフォルト値として、ロードするメンバーの親の値またはCurrency(メンバーがルート・ディメンションに追加される場合)が使用されます。 |
Aggregation(Plan1) |
Plan1に関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
|
Aggregation(Plan2) |
Plan2に関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
|
Aggregation(Plan3) |
Plan3に関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
|
Aggregation(Wrkforce) |
Workforce Planning用: Aggregation (Wrkforce)列は、Workforce Planningに関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
|
Aggregation (Capex) |
Capital Expense Planning用: Capital Expense Planningに関して、ロードされるメンバーの集計オプションを指定します。この列は、Planningアプリケーションがこのプラン・タイプに対して有効な場合のみ使用できます。列の名前は、Planningアプリケーションでのプラン・タイプ名によって異なります。 この値は文字列として渡されます。有効な値は次のとおりです。
|
Custom Attribute |
カスタム属性のメンバー値を指定します。カスタムの名前は、Planningアプリケーションでのカスタム属性の名前によって決まります。カスタム属性列の数は、Entityディメンションに対して定義される属性の数によって異なります。プロパティを変更する場合に値を指定しないと、カスタム属性はPlanningアプリケーション内で変更されません。値として<NONE>または<none>を指定すると、Planningアプリケーション内のカスタム属性は削除されます。この値は文字列として渡されます。 |
Member Formula |
ディメンション・メンバーに対して定義されるメンバー式値を指定します。デフォルトでは、ディメンションまたはディメンション・メンバーにメンバー式は関連付けられていません。SharedまたはLabel Onlyに設定されているディメンション・メンバーのメンバー式は、ロードできません。 |
UDA |
更新するユーザー定義属性のリストを指定します。Planning内で、またはUDAターゲットを使用して、ディメンション・メンバーのUDAを定義する必要があります。 |
Smart Lists |
Planningアプリケーションで定義されるユーザー定義のスマート・リストの名前を指定します。この値は文字列として渡されます。Smart Listsのデフォルトは<None>です。スマート・リストは、(データ・ロードではなく)メタデータまたはディメンションのロードで使用され、スマート・リストの(値ではなく)名前と特定のディメンション・メンバーとの関連付けを定義します。1つのディメンションに複数のスマート・リストを関連付けられますが、各ディメンション・メンバーに関連付けられるスマート・リストは1つのみです。 Workforce Planningアプリケーションでは、次の事前定義済スマート・リストを使用できます。
|
説明 |
ロードされるメンバーの説明を指定します。デフォルトでは空です。 注意: この列の値が未入力の場合や、この列が関連付けられていない場合は、説明を伴わずに新規メンバーがロードされ、既存のメンバーの説明は変更されません。この列の値として<NONE>を入力すると、メンバーに関する既存の説明はすべて削除され、メンバーとともに説明がロードされることもありません。 |
Operation |
次のいずれかの値を指定します。
注意: メンバーを削除すると、メンバー自体、メンバーのデータ、および関連付けられているすべてのプランニング・ユニットが永久に削除され、リストア不能になります。 |
属性ディメンション
属性ディメンション表の列の説明を表22-6に示します。
注意:
Parent、Default AliasおよびAdditional Alias列は、Planning 9.3.1以降のみで使用可能です。
表22-6 属性ディメンション
列 | 説明 |
---|---|
Entity |
ロードするメンバーの名前を指定します。そのメンバーが存在する場合、メンバーのプロパティは変更されます。そのメンバーが存在しない場合は、レコードが追加されます。この列は必須です。 正常にロードするには、この列の値が次の要件を満たす必要があります: このフィールドの値は、次の要件を満たす必要があります:
この値は文字列として渡されます。 |
Parent |
ロードするメンバーの親の名前を指定します。ディメンションに階層を作成する場合に使用します。 このロード方法を使用してアプリケーションのメンバーを更新する際に、アプリケーションでの親メンバーとは異なる親メンバーを指定すると、メンバーは、フロー・ダイアグラムで指定された新しい親値を使用して更新されます。 例: 使用するPlanningアプリケーションのメンバー1の親値がメンバーAである場合に、メンバー1をメンバーBという親値とともにロードすると、アプリケーションが更新され、メンバーBがメンバー1の親になります。メンバー1およびその子孫はメンバーAからメンバーBに移動します。この列が空のままの場合は、ロード時に無視されます。 次のいずれかの状況が発生した場合、レコードはロードされません。
|
Default Alias |
ロードするメンバーの別名を指定します。プロパティを変更する場合に値を指定しないと、別名はPlanningアプリケーション内で変更されません。値として<NONE>または<none>を指定すると、Planningアプリケーション内の別名は削除されます。 正常にロードするには、この列の値が次の要件を満たす必要があります:
この値は文字列として渡されます。デフォルト値: NULL文字列 |
Additional Alias |
Additional Alias列では、ロードするメンバーの別名を指定できます。Alias列は、Planningで定義されたAlias表と同数存在します。複数の別名列に対する値は、デフォルトの別名列についてリストしたものと同じ要件を満たす必要があります。 |
Operation |
次のいずれかの値を指定します。
注意: メンバーを削除すると、メンバー自体、メンバーのデータ、および関連付けられているすべてのプランニング・ユニットが永久に削除され、リストア不能になります。 |
UDA
UDA表の列の説明を表22-7に示します。
表22-7 UDA
列 | 説明 |
---|---|
Dimension |
UDAのディメンション名を指定します。UDAは、Planningアプリケーションに存在するディメンションにのみ関連付けることができます。そのUDAが存在する場合、メンバーのプロパティは変更されます。存在しない場合は、レコードが追加されます。この列は必須です。 |
UDA |
ロードするUDAの値を指定します。 |
Dimension |
ロードするUDAの値を指定します。正常にロードするには、この列の値が次の要件を満たす必要があります: 正常にロードするには、この列の値が次の要件を満たす必要があります:
この値は文字列として渡されます。デフォルト値: NULL文字列 |
Operation |
次のいずれかの値を指定します。
注意: メンバーを削除すると、メンバー自体、メンバーのデータ、および関連付けられているすべてのプランニング・ユニットが永久に削除され、リストア不能になります。 |
データ・ロード列
Account、Employee、Entitiesおよびユーザー定義ディメンションにデータをロードするためのこれらの列は、アプリケーションがPlanningでのデータ・ロード用に設定されている場合に表示されます。
表22-8 データ・ロード列
列 | 説明 |
---|---|
Data Load Cube Name |
データのロード先となるプラン・タイプの名前を指定します。この値は文字列として渡されます。有効な値は、Planningアプリケーションで指定されている任意のプラン・タイプです。次に例を示します。
|
Driver Member |
Planning、Oracle Hyperion® Workforce PlanningまたはOracle Hyperion® Capital Expense Planningアプリケーションがデータ・ロード用に設定された際に選択されたドライバ・メンバーの名前を指定します。ドライバ・ディメンションは、ロードごとに1つ設定できます。ドライバ・ディメンションおよびドライバ・ディメンション・メンバーは、Planningの「データ・ロード管理」ページで定義されます。ドライバ・メンバーは、データのロード先となるメンバーです。ドライバ・メンバー列の数は、Oracle Hyperion® Planning - System 9で選択したドライバ・メンバーの数によって異なります。この値は数値を表す文字列、または(スマート・リストがこの列に表示されるメンバーにバインドされている場合は)スマート・リスト値を表す文字列として渡されます。 注意: このロード方法のSmart Listフィールドは、この列には影響しません。 |
Point-of-View |
データをロードする共通部分の特定に必要な、その他の全ディメンションの名前を指定します。この値は文字列として渡されます。データ・ロードにより、POVで定義されたディメンション・パラメータに基づいて、製品間レコードの作成が自動的に実行されます。たとえば、従業員のSmart List属性値が長期間変わらない場合(ステータスが12ヶ月間フルタイムの場合など)、この属性値をデータ入力で指定する必要があるのは1度のみで、関連する共通部分の各セルのデータ・レコードは、ロード・ファイルによって作成され、ロードされます。 |
列 | 説明 |
---|---|
Data Load Cube Name |
データのロード先となるプラン・タイプの名前を指定します。この値は文字列として渡されます。有効な値は、Planningアプリケーションで指定されている任意のプラン・タイプです。次に例を示します。
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Driver Member |
Planning、Oracle Hyperion® Workforce PlanningまたはOracle Hyperion® Capital Expense Planningアプリケーションがデータ・ロード用に設定された際に選択されたドライバ・メンバーの名前を指定します。ドライバ・ディメンションは、ロードごとに1つ設定できます。ドライバ・ディメンションおよびドライバ・ディメンション・メンバーは、Planningの「データ・ロード管理」ページで定義されます。ドライバ・メンバーは、データのロード先となるメンバーです。ドライバ・メンバー列の数は、Oracle Hyperion® Planning - System 9で選択したドライバ・メンバーの数によって異なります。この値は数値を表す文字列、または(スマート・リストがこの列に表示されるメンバーにバインドされている場合は)スマート・リスト値を表す文字列として渡されます。 注意: このロード方法のSmart Listフィールドは、この列には影響しません。 |
Point-of-View |
データをロードする共通部分の特定に必要な、その他の全ディメンションの名前を指定します。この値は文字列として渡されます。データ・ロードにより、POVで定義されたディメンション・パラメータに基づいて、製品間レコードの作成が自動的に実行されます。たとえば、従業員のSmart List属性値が長期間変わらない場合(ステータスが12ヶ月間フルタイムの場合など)、この属性値をデータ入力で指定する必要があるのは1度のみで、関連する共通部分の各セルのデータ・レコードは、ロード・ファイルによって作成され、ロードされます。 |