12 シナリオ
Oracle Data Integratorのシナリオ、その内容、作成方法および実行方法について学習します。
トピック
シナリオとは
Oracle Data Integratorのシナリオについて学習します。
Oracle Data Integrator (ODI)でコンポーネントを作成してテストすると、その状態に応じたシナリオを作成できます。シナリオは開発作業リポジトリでのみ作成できます。後でコンポーネントを変更した場合、シナリオ・コードは変更されません。パッケージ、プロシージャ、マッピングまたは変数のシナリオを生成できます。プロシージャ、マッピングまたは変数を実行するシナリオは単一ステップのみです。パッケージ用のシナリオは単一ステップまたは複数ステップにできます。
シナリオは他の作業リポジトリ(開発リポジトリまたは実行リポジトリ)にエクスポートしてからインポートできます。
『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』のシナリオの概要に関する項を参照してください。
シナリオの作成および実行
Oracle Data Integratorでシナリオを作成および実行する方法について学習します。
- 次のいずれかを使用してシナリオの生成を開始します。
- シナリオを作成するパッケージ、マッピング、プロシージャまたは変数をダブルクリックして、オブジェクト・エディタを開きます。「ODI」メニューで、「生成」→「シナリオ」を選択します。
- デザイナ・ナビゲータで、シナリオを作成するパッケージ、マッピング、プロシージャまたは変数を右クリックして、「シナリオの生成」を選択します。
- シナリオ名およびバージョンを入力します。
- 「OK」を2回クリックすると、シナリオが「シナリオ」タブ、およびプロジェクトの下にあるソース・オブジェクトの「シナリオ」ノードの下に表示されます。シナリオに変数がある場合、最初に「OK」をクリックすると、シナリオのパラメータである変数を定義できます。
『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』のシナリオの生成に関する項を参照してください。
『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』のシナリオのグループの生成に関する項を参照してください。
Oracle Data Integrator Studio内またはコマンドラインからシナリオを実行できます。
- シナリオを右クリックし、「実行」を選択します。
- 「実行」ダイアログ・ボックスで実行パラメータおよびエージェントを設定します。「OK」をクリックします。パラメータとして使用されている変数がある場合、「変数値」ダイアログ・ボックスが表示されたときに適切な値を選択します。
- ディレクトリを
<DOMAIN_HOME>/bin/
ディレクトリ変更します - 次のコマンドを実行します。
- UNIXの場合:
./startscen.sh -INSTANCE=<ODIInstanceName> <scenario_name> <scenario_version> <context_code> [<log_level>] [-AGENT_URL=<remote_agent_url>] [-ASYNC=yes|no] [-NAME=<local_agent_name>] [-SESSION_NAME=<session_name>] [-KEYWORDS=<keywords>] [<variable>=<value>]*
- Windowsの場合:
startscen.cmd "-INSTANCE=<ODIInstanceName>" <scenario_name> <scenario_version> <context_code> [<log_level>] ["-AGENT_URL=<remote_agent_url>"]["-ASYNC=yes|no"] ["-NAME=<local_agent_name>"] ["-SESSION_NAME=<session_name>"] ["-KEYWORDS=<keywords>"] ["<variable>=<value>"]*
- UNIXの場合:
『Oracle Data Integratorの管理』のシナリオの実行に関する項を参照してください。