パラメータ・ファイルのグローバリゼーション・サポート

Oracle GoldenGateでは、ローカル・オペレーティング・システムのデフォルト文字セットでパラメータ・ファイルが作成されます。ローカル・プラットフォームで、必要な文字セットがオペレーティング・システムのデフォルトとしてサポートされていない場合は、CHARSETパラメータをグローバルに、またはプロセス単位で使用して、パラメータ・ファイルの文字セットを指定できます。

文字セットの非互換性による問題を回避するため、パラメータ・ファイルは、関連プロセスが実行されるサーバーで作成または編集します。あるシステム(Windowsラップトップなど)で作成したファイルを、Oracle GoldenGateがインストールされている、オペレーティング・システムの文字セットが異なるUNIXサーバーに転送するのは避けてください。Oracle GoldenGateには、パラメータ・ファイルを別のシステムで作成する必要がある場合に、文字セットの非互換性の問題を解決するためのツールがいくつか用意されています。

  • CHARSETパラメータを使用すると、互換性のある文字セットをパラメータ・ファイルに指定できます。このパラメータは、指定した文字セットでファイルを記述できるようにするもので、パラメータ・ファイルの1行目に置く必要があります。ファイルを別のシステムに転送したら、そのシステムでは編集しないでください。

  • ファイルが使用されるオペレーティング・システムの文字セットと互換性のない文字には、Unicode表記法を代用できます。Unicode表記の使用方法の詳細は、「エスケープ・シーケンスのサポート」を参照してください。

CHARSETパラメータの詳細は、『Oracle GoldenGateリファレンス』を参照してください。