GLOBALSファイルの操作

GLOBALSファイルには、Oracle GoldenGateインスタンス全体に関連するパラメータが格納されます。これは、Extractなどの特定のプロセスと関連付けられているランタイム・パラメータとは対照的です。GLOBALSファイルのパラメータは、Oracle GoldenGateインスタンスのすべてのプロセスに適用されますが、特定のプロセスのパラメータによって上書きされることがあります。GLOBALSパラメータ・ファイルは、Oracle GoldenGate環境に必要な場合と必要でない場合があります。

ノート:

GLOBALSファイルはClassic Architectureに固有です。

GLOBALSを使用する場合、GGSCIなどのOracle GoldenGateプロセスを起動する前にこのファイルが存在している必要があります。GGSCIプログラムは、GLOBALSファイルを読み取って、各パラメータを適切なプロセスに渡します。

GLOBALSファイルの作成手順

  1. Oracle GoldenGateのインストール場所から、GGSCIを実行して次のコマンドを入力するか、テキスト・エディタでファイルを開きます。
    EDIT PARAMS ./GLOBALS

    ノート:

    GLOBALSファイルはOracle GoldenGateインストール・ファイルのルートにあるため、このコマンドの./の部分を使用する必要があります。

  2. ファイルにGLOBALSパラメータを1行に1つずつ入力します。
  3. ファイルを保存します。テキスト・エディタを使用した場合、Oracle GoldenGateのインストール・ディレクトリのルートにGLOBALS(大文字、ファイル拡張子なし)という名前でファイルを保存します。GGSCIで正しく作成すると、ファイルは自動的にこの形式で保存されます。このファイルは移動しないでください。
  4. GGSCIを終了します。コマンドを発行する前に、またはGLOBALSファイルを参照するプロセスを起動する前に、新規GGSCIセッションを開始する必要があります。