10.3 ファイアウォール経由でのリモート接続に使用するポートの管理
Oracle GoldenGateのターゲットの場所でファイアウォールを使用している場合、リモートOracle GoldenGateプロセスからの動的TCP/IP通信を受信するには、ターゲット・システムに追加のポートが必要です。具体的には次のポートです。
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リモートのオンラインExtractプロセスから伝播されたトランザクション・データを受信するためにローカルのManagerが起動する各Collectorプロセス用に1ポート。Extractプロセスがターゲットにデータを送信すると、ターゲットのManagerが専用のCollectorプロセスを起動します。
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ローカルのManagerがリモート・タスクの一環として起動する各Replicatプロセス用に1ポート。リモート・タスクは初期ロードに使用されるもので、
RMTTASK
パラメータで指定します。このポートは、リモートExtractプロセスからの着信リクエストを受信するために使用されます。詳細は、『Oracle GoldenGateリファレンス』のRMTTASK
に関する項を参照してください。 -
ローカルOracle GoldenGate構成の拡張に必要な場合は、追加で数ポート。
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他のOracle GoldenGate製品がOracle GoldenGateのローカル・インスタンスとやり取りする場合は、その製品用のポート(各製品のドキュメントを参照)。
これらのポートを指定するには、Managerパラメータ・ファイルのDYNAMICPORTLIST
パラメータを使用します。次のガイドラインに従ってください。
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次の形式を自由に組み合せて、最大5000のポートを指定できます。
7830, 7833, 7835 7830-7835 7830-7835, 7839
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予約されていない制限なしのポートである必要があります。
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複数のOracle GoldenGateインスタンスがシステムに存在する場合は、各Managerで異なるポート番号を使用する必要があります。
必須パラメータではありませんが、最高のパフォーマンスを得るためにDYNAMICPORTLIST
を使用することを強くお薦めします。Collectorプロセスの役割は、使用可能なポートを見つけてバインドすることですが、有効なポートの既知のリストがあれば、このプロセスが迅速化されます。DYNAMICPORTLIST
がない(または、それに十分な数のポートが指定されていない)場合、Collectorは、7819から12818までのポート範囲を使用できます。CollectorがDYNAMICPORTLIST
リスト内のポートを使い果すと、次の処理が発生します。
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Managerは、プロセス・レポートおよびOracle GoldenGate
ggserr
ログにエラーを記録します。 -
Collectorは、Oracle GoldenGate
tcperrs
ファイルのルールに基づいて再試行します。tcperrs
ファイルの詳細は、「TCP/IPエラーの処理」を参照してください。
詳細は、『Oracle GoldenGateリファレンス』 のDYNAMICPORTLIST
に関する項 を参照してください。
親トピック: Managerおよびネットワーク通信の構成