TCP/IPエラーの処理

TCP/IPエラーに対するレスポンス指示を提供するには、TCPERRSファイルを使用します。このファイルは、Oracle GoldenGateディレクトリにあります。

表9-16 TCPERRSの列

説明

エラー

レスポンスを定義するTCP/IPエラーを指定します。

レスポンス

定義されたエラーの後にOracle GoldenGateで再接続を試行するかどうかを制御します。有効な値は、RETRYまたはABENDです。

遅延

再接続を試行するまでにOracle GoldenGateで待機する時間を制御します。

最大再試行回数

強制終了するまでにOracle GoldenGateで再接続を試行する回数を制御します。

レスポンスがTCPERRSファイルに明示的に定義されていない場合、Oracle GoldenGateは異常終了によってTCP/IPエラーにレスポンスします。

例9-36 TCPERRSファイル

# TCP/IP error handling parameters
# Default error response is abend
#
# Error          Response   Delay(csecs)  Max Retries

ECONNABORTED     RETRY      1000          10
ECONNREFUSED     RETRY      1000          12
ECONNRESET       RETRY      500           10
ENETDOWN         RETRY      3000          50
ENETRESET        RETRY      1000          10
ENOBUFS          RETRY      100           60
ENOTCONN         RETRY      100           10
EPIPE            RETRY      500           10
ESHUTDOWN        RETRY      1000          10
ETIMEDOUT        RETRY      1000          10
NODYNPORTS       RETRY      100           10

TCPERRSファイルには、基本的なエラーに対するデフォルトのレスポンスが含まれます。指示を変更するか、新規エラー用の指示を追加するには、テキスト・エディタでファイルを開き、表9-16に示されている列の値を変更します。