OUIを使用したサイレント・インストールの実行

コマンドライン・インタフェースからのサイレント・インストールは、システムにX-Windowsやグラフィカル・インタフェースが備わっていない場合またはインストールを自動化する場合に実行できます。

サイレント・インストールでは、Oracle製品のインストール時に、組織の複数のユーザーが確実に同じインストール・プロセス・オプションを使用するようになります。

サイレント・インストールは、レスポンス・ファイルを使用して進められます。レスポンス・ファイルは、対話型のOracle Universal Installerセッションで「レスポンス・ファイルの保存」オプションを選択するか、Oracle GoldenGateバイナリ解凍後のレスポンス・ディレクトリにあるoggcore.rspテンプレートを編集することで保存できます。

デフォルトのレスポンス・ファイルの編集

  • INSTALL_OPTION - 有効な値は、ORA11gORA12cORA18cおよびORA19cです。インストールする特定のOracle GoldenGateビルドのデータベース・バージョンに基づいて値を設定します。

    例:

    INSTALL_OPTION=ORA19c

  • SOFTWARE_LOCATION - Oracle GoldenGateがインストールされる場所の絶対パス。パスにスペースを使用せず、ディレクトリが作成され空であることを確認します。

    例:

    SOFTWARE_LOCATION==/u01/userhome/oracle/ogg19c_ora

  • INVENTORY_LOCATION - Oracle Inventoryファイルの場所。これは、Windowsインストールではオプションです。

    例:

    INVENTORY_LOCATION=/u01/app/oraInventory

  • UNIX_GROUP - インベントリ・ディレクトリに設定されるUNIXグループ。Windowsインストールでは有効ではありません。

    例:

    UNIX_GROUP=oinstall

Oracle GoldenGateのインストール

レスポンス・ファイルを使用してサイレント・インストールを実行するには、次のステップを実行します。

  1. 次のコマンドを実行して、Oracle GoldenGateインストール・プログラムが格納されているフォルダを解凍します。

    cd unzipped_directory/[fbo_]ggs_OS_database_services_shiphome/Disk1
  2. 次のコマンドを実行して、インストーラ・プログラムを起動します。

    ./runInstaller -silent -nowait -responseFile absolute_path_to_response_file