パラレルReplicatの利点
パラレルReplicatを使用する利点は次のとおりです。
- 統合パラレルReplicatは、複数のトランザクションを同時に適用するパラレル適用プロセス間で高負荷ワークロードを自動的にパーティション化しながら、ソース・トランザクションの完全性とアトミック性を保持できます。適用プロセスの最小数および最大数の両方を
PARALLELISM
およびMAX_PARALLELISM
パラメータで構成できます。Replicatは、ワークロードが増加すると、追加のサーバーを自動的に追加し、ワークロードが軽減されると、再度下方に調整します。 - 統合パラレルReplicatでは、最小限の構成作業が必要です。すべての作業は、レンジ・パーティションを構成することなく1つのReplicatパラメータ・ファイル内に構成されます。
- 高パフォーマンスの適用ストリーミングは、軽量アプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)によって、Replicatとインバウンド・サーバーの間で統合パラレルReplicatのために有効化されます。
- バリア・トランザクションは、統合パラレルReplicatによって複数のサーバー適用プロセス間で調整されます。
- DDL操作は、DDLの実行前にサーバー処理が完了まで待機することで、バリアを強制する直接トランザクションとして処理されます。
- 一時的な重複主キー更新は、統合パラレルReplicatによってシームレスに処理されます。
- パラレルReplicatでは、単一の大規模トランザクションを小さなチャンクに分割して、そのチャンクをパラレルに適用できます。詳細は、「SPLIT_TRANS_RECS」を参照してください。