Replicatのアップグレードに関する考慮事項

すべてのReplicatインストールを同時にアップグレードする必要があります。全ターゲット・システムのすべてのReplicatグループにつながる証跡すべてを、アップグレード手順に従って、空になるまで処理することが重要です。

注意:

Replicatプロセス間でデータをパーティション化するための@RANGE関数で使用されるハッシュ計算が変更されました。この変更は透過的であるため、アップグレードが指示に従って行われるかぎり、パラメータ・ファイルの行を再度パーティション化する必要はありません。データの継続性を保証するには、Replicatプロセスを停止する前に、全システムのすべてのReplicatプロセスで、アップグレード手順に従って、証跡の全データの処理が完了されるようにする必要があります。Replicatプロセスがすべて同時にアップグレードされない場合、またはアップグレード前に証跡が空にならない場合は、新しいハッシュ・メソッドの結果として行のパーティションが移動し、コリジョン・エラーが発生する可能性があります。

Oracle GoldenGateの18cリリースから19c (19.1.0)リリースにアップグレードする場合は、ReplicatでSOURCEDEFパラメータを使用しないでください。そうしないと、Replicatが異常終了します。ただし、証跡ファイル形式が12.2より前である場合は、証跡ファイル内にメタデータが存在しないため、SOURCEDEFが必要です。

PostgreSQLの場合: 12.2.0.1から19c (19.1.0)へアップグレードするときは、GGSCIからUPGRADE HEARTBEATTABLEコマンドを実行することで、ハートビート表をアップグレードしてLOGBSN列を含める必要があります。