2.66 MININGDBLOGIN
MININGDBLOGINでは、REGISTER EXTRACTなど、データベースを操作する他のOracle GoldenGateコマンドの発行準備として、ダウンストリームOracleデータベース・ログマイニング・サーバーへの接続を確立します。
データベース・ログマイニング・サーバーとして機能する、ソースOracle Databaseにログインするには、DBLOGINコマンドを使用します。MININGDBLOGINは、ダウンストリーム・マイニング・データベースへのログイン用に予約されます。
MININGDBLOGINを発行するユーザーは、次を満たす必要があります。
-
Oracle
dbms_goldengate_auth.grant_admin_privilegeプロシージャを使用して付与された権限がある。 -
この
MININGDBLOGINに関連付けられているExtractグループのTRANLOGOPTIONS MININGUSERパラメータで指定されているユーザーである。
Admin Client構文
MININGDBLOGIN USERIDALIASalias[DOMAINdomain]
GGSCI構文
MININGDBLOGIN {
USERID {/ | userid}[, PASSWORD password]
[algorithm ENCRYPTKEY {keyname | DEFAULT}] |
USERIDALIAS alias [DOMAIN domain] |
[SYSDBA]
}
-
USERID -
データベース・ログイン資格証明を指定します。Oracle GoldenGateの資格証明ストアが使用されない場合に使用できます。(
USERIDALIASオプションを参照してください。)次のように、データベースによって入力は異なります。-
userid -
データベース・ユーザー名またはSQL*Net接続文字列を指定します。Oracleマルチテナント・コンテナ・データベースのプラガブル・データベースにログインするには、
useridを接続文字列として指定します(OGGUSER@FINANCEなど)。ルート・コンテナにログインするには、C##接頭辞を含む、useridを共通ユーザーとして指定します(C##GGADMIN@FINANCEなど)。 -
/ -
(Oracle)データベース・ユーザー・ログインではなく、Oracle用のオペレーティングシステム・ログインを使用するようにOracle GoldenGateに指示します。この引数は、データベースによってオペレーティングシステム・レベルでの認証が許可されている場合にのみ使用します。このオプションを使用するには、Oracle
OS_AUTHENT_PREFIX初期化パラメータの値との関連で、正しいユーザー名がデータベースに存在している必要があります。USERID | NOUSERIDパラメータを参照してください。 -
PASSWORDpassword -
データベース・ユーザーのパスワードを指定するために認証が必要な場合に使用します。パスワードが
ENCRYPT PASSWORDコマンドによって暗号化されている場合は、暗号化されたパスワードを指定します。それ以外の場合は、クリアテキストのパスワードを指定します。パスワードに大/小文字の区別がある場合は、そのように入力してください。PASSWORD句を省略すると、パスワードの入力が求められ、パスワードはエコーされません。 -
algorithm -
ENCRYPT PASSWORDコマンドを使用してパスワードが暗号化された場合、使用した暗号化アルゴリズムを次の中から指定します。AES128AES192AES256BLOWFISH -
ENCRYPTKEY {keyname| DEFAULT} -
ENCRYPT PASSWORDコマンドで指定した暗号化キーを指定します。次のいずれかを使用します。
-
-
USERIDALIASalias[DOMAINdomain] -
データベース・ログイン資格証明の別名を指定します。この
MININGDBLOGINコマンドに必要な権限を持つ資格証明を含むローカルOracle GoldenGate資格証明ストアがある場合に、USERIDオプションのかわりに使用できます。Oracleマルチテナント・コンテナ・データベースのプラガブル・データベースにログインするには、ユーザーは接続文字列として格納されている必要があります(
OGGUSER@FINANCEなど)。ルート・コンテナにログインするには、ユーザーはC##接頭辞を含む共通ユーザーとして格納されている必要があります(C##GGADMIN@FINANCEなど)。 -
SYSDBA -
(Oracle)ユーザーが
sysdbaとしてログインするように指定します。このオプションは、USERIDおよびUSERIDALIASに使用できます。
親トピック: 共通コマンドライン・インタフェースのコマンド