2.83 STATS REPLICAT
STATS REPLICATでは、1つ以上のReplicatグループの統計を表示します。調整Replicatグループのスレッド統計が次のように示されます。
構文
STATS REPLICATgroup_name[, statistic] [, TABLE [container. |catalog.]schema.table] [, TOTALSONLY [container. |catalog.]schema.table] [, REPORTCDR] [, REPORTCHARCONV] [, REPORTDETAIL | NOREPORTDETAIL] [, REPORTRATE {HR | MIN | SEC}]
-
group_name -
1つのReplicatグループ名、または複数のグループを指定するワイルドカード(*)。たとえば、
T*と指定すると、名前がTから始まるすべてのReplicatグループの統計が表示されます。 -
statistic -
表示する統計。カンマで区切ることによって複数の統計を指定できます(例:
STATS REPLICAT finance, TOTAL, DAILY)。 -
TABLE [container. |catalog.]schema.table_name] -
指定した表、またはワイルドカード(*)で指定した表グループのみの統計を表示します。表の名前またはワイルドカード指定は2つの部分または3つの部分からなる完全修飾名である必要があります(例:
hr.empまたは*.*.*)。 -
TOTALSONLY [container. |catalog.]schema.table_name] -
指定した表、またはワイルドカード(*)で指定した表グループの統計サマリーを表示します。表の名前またはワイルドカード指定は2つの部分または3つの部分からなる完全修飾名である必要があります(例:
hr.empまたは*.*.*)。 -
REPORTCDR -
競合の検出および解決のための統計を表示します。次の統計があります。
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合計CDR競合
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成功したCDR解決
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失敗したCDR解決
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CDR
INSERTROWEXISTS競合 -
CDR
UPDATEROWEXISTS競合 -
CDR
UPDATEROWMISSING競合 -
CDR
DELETEROWEXISTS競合 -
CDR
DELETEROWMISSING競合
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REPORTCHARCONV -
文字セット変換が実行されるときに文字検証の統計を報告します。次の統計が
STATS出力に追加されます。Total column character set conversion failure: 現在のReplicat実行における検証または変換の失敗の数。Total column data truncation: 文字セット変換の結果、現在のReplicat実行において列データが切り捨てられた回数 -
REPORTDETAIL | NOREPORTDETAIL -
コリジョン・エラーが原因でレプリケートされなかった操作を出力に含めるかどうかを制御します。出力を有効にすると、このような操作が通常の統計(実行されたINSERT、UPDATEおよびDELETE操作)、および詳細な表示の統計でレポートされます。たとえば、10レコードがINSERT操作で、キーの重複が原因でこれらすべてのレコードが無視された場合、レポートにはINSERT操作数10、コリジョンが原因で破棄された操作数10と出力されます。デフォルトは
REPORTDETAILです。 -
REPORTRATE{HR | MIN | SEC} -
統計を絶対値ではなく処理レートとして表示します。
例
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次の例では、特定の表について、プロセス起動後および現在の時間の開始後の1分当たりの統計を表示しし、最新の統計をリセットします。破棄された操作の統計はレポートされません。
STATS REPLICAT finance, TOTAL, HOURLY, TABLE sales.acct, REPORTRATE MIN, RESET, NOREPORTDETAIL
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次の例は前述の例と同じ統計を表示しますが、調整Replicatグループのスレッド3が対象です。
STATS REPLICAT fin003, TOTAL, HOURLY, TABLE sales.acct, REPORTRATE MIN, RESET, NOREPORTDETAIL
親トピック: 共通コマンドライン・インタフェースのコマンド