ハートビート表の追加
Oracle GoldenGate for PostgreSQLではハートビート表構成がサポートされ、更新およびパージのタスクに関していくつかの制限事項があります。これらの制限事項については後で説明します。ハートビート表をソース・システムとターゲット・システムの両方に追加することは必須ではありませんが、レイテンシに関する問題や、このような問題が発生する可能性のあるレプリケーション・ストリーム内のプロセスの判別に役立ちます。
データベースのハートビート表を追加するには、PostgreSQLのデータベース権限で必要な権限を確認し、適切なデータベース権限がExtractユーザーまたはReplicatユーザーに割り当てられていることを確認します。
データベース内にスキーマを作成する必要があり、これはGLOBALS
ファイルのGGSCHEMA
パラメータに使用されるスキーマの名前と一致する必要があります。スキーマは、ExtractユーザーまたはReplicatユーザーと同じではない独自のスキーマにすることも、そのユーザーと同じにすることもできますが、常にOracle GoldenGateオブジェクト専用として予約する必要があり、かつレプリケートするユーザー表スキーマの一部にしない必要があります。
-
GGSCIを使用して、ソース・データベースとターゲット・データベースのDSNに接続します。
GGSCI> DBLOGIN SOURCEDB dsn USERIDALIAS alias
-
GGSCIコマンドを使用して、ハートビート表を追加します。
GGSCI> ADD HEARTBEATTABLE
オプションで、一方向レプリケーションにのみ使用されるターゲット専用データベースの場合、ハートビート・レコード更新関数が作成されないTARGETONLY
オプションを含めることができます。GGSCI> ADD HEARTBEATTABLE TARGETONLY
ハートビート更新関数およびパージ関数の詳細は、次を参照してください。