アクティブな構成への別のExtractグループの追加
この手順では、既存のExtractグループのワークロードを複数のExtractグループに分割します。また、データ・ポンプ・グループ(該当する場合)およびReplicatグループを含めて、新規Extractグループで取得されたデータを伝播する方法についても説明します。
ステップはソース・システムとターゲット・システムで実行します。
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この手順を完了する前にオンライン・ログを再利用する場合、アーカイブ・トランザクション・ログが使用できることを確認します。
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新規Extractグループの名前を選択します。
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データ・ポンプを使用するかどうかを決定します。
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ソース・システムで、GGSCIを実行します。
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新規Extractグループのパラメータ・ファイルを作成します。
EDIT PARAMSgroupノート:
元のパラメータ・ファイルをコピーしてこのグループで使用できますが、必ずExtractグループ名を変更し、この新規グループに適用される他のすべての関連パラメータを変更してください。
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パラメータ・ファイルに次のパラメータを含めます。
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新規グループを指定する
EXTRACTパラメータ。 -
適切なデータベース・ログイン・パラメータ。
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現在の構成に応じた他の適切なExtractパラメータ。
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ローカル証跡を参照する
EXTTRAILパラメータ(データ・ポンプを追加する場合)またはRMTTRAILパラメータ(データ・ポンプを追加しない場合)。 -
RMTHOSTパラメータ(このExtractで直接リモート証跡に書込みを行う場合)。 -
新規グループで処理する表に対応する1つ以上の
TABLE文(および適切な場合はTABLEEXCLUDE)。
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ファイルを保存して閉じます。
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元のExtractのパラメータ・ファイルを編集して、新規グループに移動される表の
TABLE文を削除します。または、ワイルドカードを使用している場合、TABLEEXCLUDEパラメータを追加してワイルドカードの指定からそれらの表を除外します。 -
(Oracle) Extractを統合モードで使用している場合、新規Extractグループをソース・データベースに登録します。
REGISTER EXTRACT
groupDATABASE [CONTAINER (container[, ...])] -
新規グループに移動された表をロックし、ロックが適用された時点のタイムスタンプを記録します。Oracle表では、次のスクリプトを実行できます(処理の終了後にロックは解放されます)。
-- temp_lock.sql -- use this script to temporary lock a table in order to -- get a timestamp lock table &schema . &table_name in EXCLUSIVE mode; SELECT TO_CHAR(sysdate,'MM/DD/YYYY HH24:MI:SS') "Date" FROM dual; commit;
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前のステップでスクリプトを使用しなかった場合、1つ以上の表のロックを解放します。
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古いExtractグループと既存のすべてのデータ・ポンプを停止します。
STOP EXTRACTgroup -
新規Extractグループを追加して、前に記録したタイムスタンプの時点から起動するように構成します。
ADD EXTRACT
group, TRANLOG, BEGINYYYY/MM/DD HH:MI:SS:CCCCCC -
新規Extractグループの証跡を追加します。
ADD {EXTTRAIL | RMTTRAIL}trail, EXTRACTgroup説明:
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EXTTRAILではローカル証跡が作成されます。このオプションは、新規Extractグループと組み合せて使用するデータ・ポンプを作成する場合に指定します。パラメータ・ファイルのEXTTRAILで指定されている証跡を指定します。証跡を作成したら、ローカル・データ・ポンプを新規Extractグループにリンクする手順に進みます。 -
RMTTRAILではリモート証跡が作成されます。このオプションは、データ・ポンプを使用しない場合に指定します。パラメータ・ファイルのRMTTRAILで指定されている証跡を指定します。証跡を作成したら、リモートReplicatを新規データ・ポンプにリンクする手順に進みます
相対名またはフルパス名を指定できます。次に例を示します。
ADD RMTTRAIL dirdat/rt, EXTRACT primary ADD EXTTRAIL c:\ogg\dirdat\lt, EXTRACT primary
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ローカル・データ・ポンプを新規Extractグループにリンクする手順
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ソース・システムで、データソースとして
EXTTRAIL証跡を使用し、データ・ポンプExtractグループを追加します。ADD EXTRACT
pump, EXTTRAILSOURCEtrailたとえば:
ADD EXTRACT pump2, EXTTRAILSOURCE dirdat\lt
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データ・ポンプにパラメータ・ファイルを作成します。
EDIT PARAMSpump -
パラメータ・ファイルに現在の構成に応じた適切なExtractパラメータを含め、さらに次のパラメータを含めます。
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ターゲット・システムを参照する
RMTHOSTパラメータ。 -
新規リモート証跡(この後で指定)を参照する
RMTTRAILパラメータ。 -
このデータ・ポンプで処理する表に対応する1つ以上の
TABLEパラメータ。
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ソース・システムのGGSCIで、データ・ポンプのリモート証跡を追加します。パラメータ・ファイルの
RMTTRAILで指定されている証跡名を使用します。ADD RMTTRAIL
trail, EXTRACTpumpたとえば:
ADD RMTTRAIL dirdat/rt, EXTRACT pump2
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次のステップに従います。
リモートReplicatを新規データ・ポンプにリンクする手順