LinuxでのODBCの構成

次のステップでは、Oracle GoldenGateプロセスを接続するために必要な最小限の設定を示します。Oracle TimesTen Clientとサーバーの構成および情報の詳細は、次のOracle TimesTenドキュメントを参照してください。

https://docs.oracle.com/database/timesten-18.1/TTOPR/client_server.htm#TTOPR177

  1. $TIMESTEN_HOME/conf/sys.odbc.iniファイルを編集します。

    vi $TIMESTEN_HOME/conf/sys.odbc.ini

  2. テンプレート・ファイルにデータ・ソースを記述します。次の例では、データベースへの接続にDBLOGINSOURCEDBおよびTARGETDBを使用するクライアント名として、TTCS_181が使用されています。
    [ODBC Data Sources]
        TTCS_181=TimesTen 18.1 Client Driver
  3. TTC_SERVERの論理サーバー名を設定し、TTC_SERVER_DSNエントリのサーバーDSN値を使用します。TTC_SERVER_DSNの値は、データベース・サーバーのsys.odbc.iniファイルに存在するデータベース固有のサーバーDSNと一致する必要があります。
    [TTCS_181]
    TTC_SERVER=ttRemoteDBServer_TT_181
    TTC_SERVER_DSN=ttDatabaseDSN
  4. これらのステップで説明している設定を使用して、$TIMESTEN_HOME/conf/sys.ttconnect.iniファイルを編集します。

    vi $TIMESTEN_HOME/conf/sys.ttconnect.ini

  5. sys.odbc.iniファイル内で、TTC_SERVERの値として使用されたものと同じ論理サーバー名のエントリを作成します。この例では、ttRemoteDBServer_TT_181がエントリ名となります。オプションの説明値、およびOracle TimesTenデータベース・サーバーとポートを指す、必須のNetwork_Address値とTCP_PORT値を含めます。
    [ttRemoteDBServer_TT_181]
    Description=TimesTen 
    ServerNetwork_Address=server.company.com
    TCP_PORT=6625
  6. ターゲットのOracle GoldenGateディレクトリからGGSCIを実行し、DBLOGINコマンドを発行してターゲット・データベースにログインすることで、接続設定を確認します。
    DBLOGIN SOURCEDB database, USERID db_user [, PASSWORD pw [encryption options]]
    この例の詳細は次のとおりです:
    • SOURCEDB databaseには、新規データ・ソース名を指定します。

    • USERID db_userPASSWORD pwは、Replicatデータベース・ユーザー・プロファイルおよびパスワードです。

    • encryption optionsは、オプションのパスワード暗号化です