TimesTen ODBC接続の構成
Oracle GoldenGate for TimesTenは、ODBC API (TimesTenのネイティブAPI)を使用してTimesTenに接続します。ODBC接続では、データ・ソース名(DSN)の概念を定義します。DSNは、アプリケーションでターゲット・データベースへの接続に使用されるパラメータを指定するために使用する論理名です。
Oracle GoldenGate for TimesTenを使用する場合、
DBLOGIN
コマンドのSOURCEDB
句など、様々なOracle GoldenGate構成設定で、ターゲットTimesTenデータベースのDSNを指定します。たとえば:DBLOGIN SOURCEDB database, USERIDALIAS useralias
ここで、database
に指定された値は、ターゲットTimesTenデータベースのDSNになります。
ダイレクト・モード接続を使用する場合、接続では、データベースをホストするOracle TimesTenインスタンス(サーバー・インスタンス)のsys.odbc.ini
ファイルで定義されたserver DSN
を参照する必要があります。
クライアントサーバー・モードを使用する場合、接続では、データベースを管理するOracle TimesTenインスタンス(サーバー・インスタンス)のsys.odbc.ini
ファイル、またはより一般的にはOracle TimesTenクライアント・インスタンス(Oracle GoldenGateハブ・サーバーなど)のsys.odbc.ini
ファイルで定義された、client DSN
を参照する必要があります。
Oracle TimesTenサーバーおよびクライアントDSNの定義の詳細は、TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイドを参照してください。
次に、ホスト
tthost1.mydomain.com
にあるサーバーDSN myttdb
で識別されるデータベースに接続する、クライアントDSN (myttdbcs
)を定義するsys.odbc.ini
エントリの例を示します。そのホスト上のTimesTenサーバーのデフォルト・リスナー・ポートは6625です。[ODBC Data Sources]
myttdbcs=TimesTen 18.1 Client Driver
[myttdbcs]
TTC_SERVER=tthost1.mydomain.com/6625
TTC_SERVER_DSN=myttdb
ConnectionCharacterSet=AL32UTF8