- Oracle GoldenGateクラシックのドキュメント
- 準備
- Oracle GoldenGate Classic Architectureのデータベースの準備
- Db2 for i
- DB2 for iのためのOracle GoldenGateの構成
- DB2 for iから変更を取得するためのExtractの構成
- プライマリExtractの構成
プライマリExtractの構成
次のステップでは、トランザクション・データをソースDB2 for iから取得し、一時的な格納のためにデータをローカル証跡に書き込むプライマリExtractを構成します。
- ソース・システムのGGSCIで、Extractパラメータ・ファイルを作成します。
EDIT PARAMS
name
説明:
name
は、プライマリExtractの名前です。 - 次に示す順序でExtractパラメータを入力します。パラメータ文ごとに新しい行を開始します。
プライマリExtractの基本パラメータ
EXTRACT finance SOURCEDB mysource, USERIDALIAS myalias ENCRYPTTRAIL AES192 EXTTRAIL /ggs/dirdat/lt TABLE hr.*;
パラメータ 説明 EXTRACT group
group
は、Extractグループの名前です。SOURCEDB database, USERIDALIAS alias
ソースDB2 for iデータベースの実際の名前(別名ではなく)と、Extractに割り当てられているユーザーのデータベース・ログイン資格証明を指定します。この資格証明は、Oracle GoldenGate資格証明ストアに存在する必要があります。詳細は、「Oracle GoldenGateプロセス用データベース・ユーザー」を参照してください
ENCRYPTTRAIL algorithm
ローカル証跡を暗号化します。
EXTTRAIL pathname
一時的な格納のために、取得したデータをプライマリExtractが書き込むローカル証跡のパス名を指定します。
TABLE schema.object; TABLE library/file; TABLE library/file(member);
データをキャプチャするデータベース・オブジェクトを指定します。
TABLE
は必須キーワードです。schema
は、スキーマ名またはスキーマのワイルドカード・セットです。object
は表名またはワイルドカードを使用した表のセットです。library
は、IBM iライブラリ名またはワイルドカードを使用したライブラリのセットです。file
は、IBM i物理ファイル名またはワイルドカードを使用した物理ファイルのセットです。member
は、IBM i物理ファイル・メンバー名またはワイルドカードを使用したメンバー名のセットです。IBM iネイティブ名の形式(オプション・メンバーを含むライブラリ/ファイル)を使用する場合、有効なワイルドカードは、少なくとも1つの有効な文字の後に末尾のアスタリスク(*
)または*ALL
が続く名前のみです。ノート:
メンバー名はオプションであり、オブジェクト名の一部として証跡にメンバー名を書き込む必要がある場合に指定する必要があります。メンバー名を指定しない場合、物理ファイル内のすべてのメンバーは、証跡内の単一のオブジェクトとして暗黙的にマージされます。パラメータ文はセミコロンで終了します。
ワイルドカードの指定から表を除外するには、
TABLEEXCLUDE
パラメータを使用します。 - 構成に推奨されるオプションのExtractパラメータを入力します。このファイルは、GGSCIの
EDIT PARAMS
コマンドを使用して、処理を開始する前の任意の時点で編集できます。 - ファイルを保存して閉じます。