プライマリExtractの構成

次のステップでは、トランザクション・データをソースDB2 for iから取得し、一時的な格納のためにデータをローカル証跡に書き込むプライマリExtractを構成します。

  1. ソース・システムのGGSCIで、Extractパラメータ・ファイルを作成します。
    EDIT PARAMS name

    説明: nameは、プライマリExtractの名前です。

  2. 次に示す順序でExtractパラメータを入力します。パラメータ文ごとに新しい行を開始します。

    プライマリExtractの基本パラメータ

    EXTRACT finance
    SOURCEDB mysource, USERIDALIAS myalias 
    ENCRYPTTRAIL AES192
    EXTTRAIL /ggs/dirdat/lt
    TABLE hr.*;
    
    パラメータ 説明
    EXTRACT group

    groupは、Extractグループの名前です。

    SOURCEDB database, USERIDALIAS alias

    ソースDB2 for iデータベースの実際の名前(別名ではなく)と、Extractに割り当てられているユーザーのデータベース・ログイン資格証明を指定します。この資格証明は、Oracle GoldenGate資格証明ストアに存在する必要があります。詳細は、「Oracle GoldenGateプロセス用データベース・ユーザー」を参照してください

    ENCRYPTTRAIL algorithm

    ローカル証跡を暗号化します。

    EXTTRAIL pathname

    一時的な格納のために、取得したデータをプライマリExtractが書き込むローカル証跡のパス名を指定します。

    TABLE schema.object;
    TABLE library/file;
    TABLE library/file(member);

    データをキャプチャするデータベース・オブジェクトを指定します。

    TABLEは必須キーワードです。

    schemaは、スキーマ名またはスキーマのワイルドカード・セットです。

    objectは表名またはワイルドカードを使用した表のセットです。

    libraryは、IBM iライブラリ名またはワイルドカードを使用したライブラリのセットです。

    fileは、IBM i物理ファイル名またはワイルドカードを使用した物理ファイルのセットです。

    memberは、IBM i物理ファイル・メンバー名またはワイルドカードを使用したメンバー名のセットです。

    IBM iネイティブ名の形式(オプション・メンバーを含むライブラリ/ファイル)を使用する場合、有効なワイルドカードは、少なくとも1つの有効な文字の後に末尾のアスタリスク(*)または*ALLが続く名前のみです。

    ノート:

    メンバー名はオプションであり、オブジェクト名の一部として証跡にメンバー名を書き込む必要がある場合に指定する必要があります。メンバー名を指定しない場合、物理ファイル内のすべてのメンバーは、証跡内の単一のオブジェクトとして暗黙的にマージされます。

    パラメータ文はセミコロンで終了します。

    ワイルドカードの指定から表を除外するには、TABLEEXCLUDEパラメータを使用します。

  3. 構成に推奨されるオプションのExtractパラメータを入力します。このファイルは、GGSCIのEDIT PARAMSコマンドを使用して、処理を開始する前の任意の時点で編集できます。
  4. ファイルを保存して閉じます。