オンライン抽出用のパラメータ・ファイルの作成

次の手順に従って、オンラインExtractグループのパラメータ・ファイルを作成します。パラメータ・ファイルは、別名Extractグループには必要ありません。

  1. ソース・システムのGGSCIで、次のコマンドを発行します。
    EDIT PARAMS name
    

    説明:

    nameは、ADD EXTRACTコマンドで作成したExtractグループの名前です。または、グループの作成時に代替の場所を定義した場合は、パラメータ・ファイルの完全修飾名です。

  2. 次の表に表示されている順序でパラメータを入力します。パラメータ文ごとに新規行を開始します。一部のパラメータは、特定の構成にのみ適用されます。
    パラメータ 説明
    EXTRACT group
    • groupは、ADD EXTRACTコマンドで作成したExtractグループの名前です。

    Extractは、チェックポイント付きのオンライン・プロセスとして構成します。

    [SOURCEDB dsn | container | catalog]
    [, USERIDALIAS alias options |
    , USERID user, options]

    データベース接続情報を指定します。

    SOURCEDBには、ソースのデータソース名(DSN)を指定します。詳細は、参照してください。

    USERIDUSERIDALIASで、必要に応じてデータベース資格証明を指定します。

    データベース接続は、グループがデータベースの存在しない中間システム上のデータ・ポンプである場合には省略できます。この場合、列マッピングまたは変換は実行されません。

    RMTHOSTOPTIONS host,
    MGRPORT port,
    [, ENCRYPT algorithm KEYNAME key_name]

    ターゲット・システム、Managerが稼働しているポート、およびTCP/IP経由でのデータ暗号化(オプション)を指定します。IPを通じてリモート・システムにデータを送信する場合にのみ必要です(ADD RMTTRAILを使用して証跡を作成した場合)。証跡がローカル・システムに存在する場合には、必要ありません(ADD EXTTRAILを使用した場合)。

    パッシブExtractグループにも無効です。

    ENCRYPTTRAIL algorithm

    このエントリの後に指定した証跡がすべて暗号化されます。

    DECRYPTTRAIL

    (データ・ポンプの場合)入力証跡のデータを復号化します。出力証跡へ書き込む前にデータ・ポンプがデータを処理する必要がある場合にのみ使用します。

    RMTTRAIL pathname |
    EXTTRAIL pathname
    • RMTTRAILを使用して、ADD RMTTRAILコマンドで作成されたリモート証跡の相対名または完全修飾名を指定します。

    • EXTTRAILを使用して、ADD EXTTRAILコマンドで作成された(データ・ポンプまたはVAMソートExtractによって読み取られる)ローカル証跡の相対名または完全修飾名を指定します。

    証跡を指定します。複数の証跡を指定する場合、適切なTABLE文を各指定の後に続けます。

    EXTTRAILは、パッシブExtractグループには無効です。

    証跡またはファイルのバージョンが異なる場合、RMTTRAILまたはEXTTRAILFORMATオプションを使用します。『Oracle GoldenGateリファレンス』EXTTRAILに関する項を参照してください

    LOGALLSUPCOLS

    Oracleターゲットに対して統合Replicatを使用する場合、または競合検出および解決(CDR)のサポートを使用する場合に使用します。スケジューリング列のビフォア・イメージを証跡に書き込みます。(スケジューリング列は、主キー、一意索引および外部キー列です。)『Oracle GoldenGateリファレンス』LOGALLSUPCOLSに関する項を参照してください。

    SOURCECATALOG

    Oracleマルチテナント・コンテナ・データベース内のデフォルト・コンテナをSEQUENCE文に指定します。それらのデータベースに対して3つの部分からなる名前が必要とされる場合に、2つの部分からなる名前(schema.object)を使用できるようにします。このパラメータのインスタンスを複数使用すると、TABLEまたはSEQUENCEのパラメータの異なる組合せに対して、異なるデフォルト・コンテナまたはカタログを指定できます。

    SEQUENCE [container.]owner.sequence;

    取得するOracleシーケンスの完全修飾名を指定します。データベースがマルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)の場合は、コンテナ名を含めます。

    TABLE [container. | catalog.]owner.object;

    オブジェクトの完全修飾名(複数オブジェクトの場合は完全修飾ワイルドカード表記)を指定します。データベースがOracleマルチテナント・コンテナ・データベースの場合は、SOURCECATALOGが使用されていないかぎり、オブジェクト名にコンテナまたはカタログの名前を含める必要があります。パラメータ・ファイル内のオブジェクト名指定のガイドラインは、「Oracle GoldenGateの入力におけるオブジェクト名の指定」を参照してください。

    CATALOGEXCLUDE

    SCHEMAEXCLUDE

    TABLEEXCLUDE

    EXCLUDEWILDCARDOBJECTSONLY

    関連付けられたTABLE文のワイルドカード表記から特定のオブジェクトを除外するために、互いに組み合せて使用できるパラメータ。

  3. 『Oracle GoldenGateリファレンス』「Oracle GoldenGateパラメータ」にリストされているExtractの適切なオプション・パラメータを入力します。
  4. パラメータ・ファイルを保存して閉じます。
    パラメータ 説明
    VAM library,
    PARAMS ('param'
    [, 'param'] [, ...])
    

    Oracle GoldenGate APIに渡す必要のあるライブラリの名前およびパラメータを指定します。たとえば、TAM初期化ファイルの名前や、コールバック・ライブラリとして使用するライブラリとのインタフェースになるプログラムなどです。

    例:

    VAM vam.dll, PARAMS ('inifile', 'vamerge1.ini', 'callbacklib', 'extract.exe')
      該当なし