トランザクション・ロギングの有効化

ADD TRANDATAコマンドを使用して、各ソース表をレプリケーション対象としてマークします。このコマンドは、Sybaseのシステム・プロシージャsp_setreptableおよびsp_setrepcolを使用します。ADD TRANDATAは、データベース・インタフェースを介してこれらのプロシージャを使用するかわりに、表をマークするための推奨される方法ですが、所有者またはシステム管理者は、必要に応じてそれらのプロシージャを使用できます。詳細は、Sybaseのドキュメントを参照してください。

ADD TRANDATAで表をレプリケーション対象としてマークする手順:

  1. ソース・システムのOracle GoldenGateディレクトリからGGSCIを実行します。
  2. GGSCIからデータベースにログインします。
    DBLOGIN SOURCEDB database USERID user PASSWORD xxx
    

    説明:

    • databaseは、データベースの名前です。

    • userはデータベース所有者またはシステム管理者です。パスワードを要求されます。このコマンドには、パスワードの暗号化オプションが含まれます。詳細は、『Oracle GoldenGate for Windows and UNIXリファレンス』を参照してください。

    • xxxは、関連付けられたuserのパスワードです。

  3. マークする各表に対してADD TRANDATAコマンドを発行します。
    ADD TRANDATA SCHEMA.TABLE LOBSNEVER | LOBSALWAYS | LOBSALWAYSNOINDEX | LOBSIFCHANGED
    

    説明:

    • LOBSNEVER | LOBSALWAYS | LOBSALWAYSNOINDEX | LOBSIFCHANGEDは、LOBデータを伝播しないか、変更された場合のみ伝播するか(デフォルト)、常に伝播するかを制御します。ADD TRANDATAコマンドでは、表に対して現在設定されているLOBレプリケーション設定が上書きされます。

ノート:

ADD TRANDATAの一部のオプションによって、sp_setrepcolALWAYS_REPLICATEオプションが有効になります。LOB列にNULL値が含まれていて、表内の別の列が更新された(LOBは更新されない)場合、ALWAYS_REPLICATEが有効になっていても、このLOBは取得されません。