Oracle GoldenGate構成内のI/Oパフォーマンスの向上

Oracle GoldenGate内で構成の変更を行うことによって、I/Oパフォーマンスを向上させることができます。次のパラメータの値を増加してみてください。

  • CHECKPOINTSECSパラメータでは、ExtractおよびReplicatがルーチンのチェックポイントを作成する頻度を制御します。

    ノート:

    CHECKPOINTSECSは、Oracleデータベース・システムの統合Replicatには無効です。

  • GROUPTRANSOPSパラメータでは、標準モードでの動作時に1つのReplicatトランザクションに含まれるSQL操作数を制御します。Replicatトランザクションに含まれる操作数を増やすと、Replicatが実行するトランザクション数の削減、およびチェックポイント・ファイルと(使用されている場合)チェックポイント表へのI/Oアクティビティの削減によって、Oracle GoldenGateのパフォーマンスが向上します。Replicatは、定期的なチェックポイントに加えて、ターゲットにトランザクションを適用するたびにチェックポイントを発行します。

    ノート:

    インバウンド・サーバー・パラメータparallelismが1に設定されていないかぎり、GROUPTRANSOPSは、Oracleデータベース・システムの統合Replicatには無効です。

  • EOFDELAYまたはEOFDELAYCSECSパラメータでは、Extract、データ・ポンプまたはReplicatが、データ・ソース内の現在のデータの末尾に到達した後に、新しいデータを確認する間隔を制御します。このパラメータの値を増やすと、新しいデータの読取りによるシステムI/Oのオーバーヘッドを低減できます。

ノート:

これらのパラメータの値を増やすと、パフォーマンスは向上しますが、プロセスが失敗したときに再処理が必要なデータ量も増加します。これは、ソースとターゲット間のレイテンシ全体に影響を及ぼします。一部のテストは、リカバリとパフォーマンスとの間の最適なバランスを決定するのに役立ちます。