2次切捨てポイントの初期化

Oracle GoldenGateのExtractプロセスを実行する前に、ソース・システムでログの2次切捨てポイントを設定します。Extractでは、2次切捨てポイントを使用して未処理のデータを識別します。

2次切捨てポイントを初期化するには、sa_role権限を持つユーザーとしてデータベースにログオンし、次のコマンドを発行します。

dbcc settrunc( 'ltm', valid )

デフォルトでは、設定された2次切捨てポイントはExtractで管理されます。Extractの停止時間が必要以上に長引かないようにしてください。長引くと、ログがいっぱいになる可能性があり、データベースが停止します。この問題を解消する唯一の方法は、2次切捨てポイントを無効にしてOracle GoldenGateの外部で2次切捨てポイントを管理し、トランザクション・ログをパージすることです。Extractでまだ処理されていないデータは失われ、ソース・データとターゲット・データを再同期する必要があります。

2次切捨てポイントの管理方法を制御するには、TRANLOGOPTIONSパラメータを使用します。詳細は、『Oracle GoldenGate for Windows and UNIXリファレンス』を参照してください。