プロセスのネーミング規則

プロセス名またはグループ名を指定する場合、次のルールに従います。

  • 次のタイプのプロセスでは最大8文字を使用できます。アンダースコア(_)などの英数字以外の文字も含めることができます。

    • オンラインExtractグループ

    • 初期ロードExtract

    • クラシック(未調整)モードで作成されたオンラインReplicatグループ

    • 統合モードで作成されたオンラインReplicatグループ(Oracleのみ)

  • 調整および並列Replicatプロセス・グループには、最大5文字まで使用できます。アンダースコア(_)などの英数字以外の文字も含めることができます。内部的には、ADD REPLICATコマンドのMAXTHREADSオプションに基づいて作成される各スレッドのベース名に、3文字のスレッドIDが追加されます。作成される名前は、他のReplicatグループに対して重複させることはできません。たとえば、名前がfinで、MAXTHREADSが50スレッドである調整Replicatグループが作成された場合、作成されるスレッド名はfin000からfin050になります(MAP文で指定されたIDであるとします)。この場合、fin000からfin0050までの名前を他のReplicatグループは使用できません。詳細は、次のルールを参照してください。

  • グループ名には数値を含めることができますが、数字で終わる名前はお薦めできません。レポート生成時に書込みプロセスによってグループ名の末尾に数値が追加されるため、グループ名の末尾に数値を使用すると(fin1など)、レポート・ファイル名の重複やエラーの原因になります。また、Replicatを調整モードで実行している場合、数値で終わるグループ名はお薦めできません。内部的に数値のスレッドIDがグループ名に追加されるため、ベース・グループ名も数字で終わる場合、情報コマンドの出力の解析が困難になります。数字を付加した結果がワイルドカードに適合すると、スレッド名を他のReplicatグループの名前と混同する可能性があります。レポート・ファイル名の重複が起こる可能性もあります。グループ名の始めに数値を配置する方が(たとえば1_fin1finなど)、より実際的です。

  • ローカル・オペレーティング・システムの文字セットでサポートされ、オペレーティング・システムでファイル名での使用が許可されているかぎり、プロセスの名前には任意の文字を使用できます。この理由は、グループがその関連するチェックポイント・ファイルとパラメータ・ファイルで識別されるためです。

  • 次の文字は、グループ名に使用できません。

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  • HP UX、LinuxおよびSolarisでは、コロン(:)またはアスタリスク(*)を使用してファイル名を指定できますが、推奨はされません。

  • 一般的に、Oracle GoldenGate内では、プロセス名とパラメータ・ファイル名の大/小文字は区別されません。たとえば、financeFinanceおよびFINANCEは、すべて同じであるとみなされます。ただし、Linuxでは、プロセス名(およびADDコマンドで明示的に定義される場合はそのパラメータ・ファイル名)はすべて大文字またはすべて小文字である必要があります。プロセスおよびパラメータ・ファイルに指定された名前に大文字と小文字が混在していると、プロセスの起動時にエラーが発生します。

  • 名前には、1語のみ使用してください。

  • portという語は、プロセスまたはパラメータ・ファイルのフルネームにすることができます。ただし、名前の一部にportという文字列があってもかまいません。