TIMESTAMP

タイムスタンプ・データをレプリケートするために、Oracle Databaseは、TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONEデータを受信先のデータベース(Oracle GoldenGateの場合はターゲット・データベース)のローカルのタイムゾーンに正規化します。適用するデータの元のタイム・スタンプを保持するために、Replicatはセッションをソース・データベースのタイムゾーンに設定します。Replicatパラメータ・ファイルのSOURCETIMEZONEを使用することで、このデフォルトをオーバーライドして、異なるタイムゾーンを指定できます。Replicatでセッションをターゲット・タイムゾーンに強制的に設定させるには、PRESERVETARGETTIMEZONEパラメータを使用します。

TIMESTAMP WITH TIME ZONETZRで表されてOracle GoldenGateが異常終了しないようにするには、ExtractパラメータTRANLOGOPTIONSINCLUDEREGIONIDWITHOFFSETで使用して、TZRで表されたTIMESTAMP WITH TIMEZONEを、バージョン10g以降のOracleソースからそれより前のOracleターゲットに、またはOracleソースからOracle以外のターゲットにレプリケートします。これらのオプションにより、TZRで表されたTIMESTAMP WITH TIME ZONEをサポートしないOracleバージョン、およびUTCオフセットで表されたタイムゾーンのみをサポートするデータベース・システムにレプリケートできます。

SOURCETIMEZONEパラメータを使用して、バージョン12.1.2より前のExtractでキャプチャされるデータのソース・タイムゾーンを指定することもできます。これらのバージョンは、ソース・タイムゾーンを証跡に書き込みません。