ASM直接接続

RDBMSバージョンが「RDBMSを介したトランザクション・ログの読取り」にリストされているバージョンでない場合は、次を実行します。

  1. ASMインスタンスに直接アクセスするExtractプロセスのユーザーを作成します。このユーザーに、ASMインスタンスのSYSまたはSYSDBA権限を割り当てます。Oracle GoldenGateは、ASMユーザーのオペレーティング・システム認証をサポートしていません。
    ASMパスワード構成(1) 許可されたユーザー

    ASMインスタンスとデータベースでパスワード・ファイルを共有する

    Oracle GoldenGateソース・データベース・ユーザーにSYSDBAを付与した場合、そのユーザーを使用できます。あるいは、SYSDBA権限を持つその他のデータベース・ユーザーを使用できます。

    ASMインスタンスとソース・データベースで別々のパスワード・ファイルを設定する

    ASMパスワード・ファイルをソース・データベースのパスワード・ファイルで上書きできます。この手順によって、ASMインスタンスのSYSパスワードがデータベースのパスワード・ファイルに含まれている値に変わります。また、ASMアクセス権限がデータベースのパスワード・ファイルの他のユーザーに付与されます。それを上書きする前にASMファイルのコピーを保存します。

    脚注 1 現在のパスワードの構成方法を表示するには、ASMインスタンスをログオンしてSQL*Plusで次のコマンドを発行します。 SQL> SELECT name, value FROM v$parameter WHERE name = 'remote_login_passwordfile';

  2. ALTER CREDENTIALSTOREコマンドを発行して、ASMユーザー資格証明をOracle GoldenGate資格証明ストアに追加します。使用手順および構文は、『Oracle GoldenGateリファレンス』を参照してください。
  3. TRANLOGOPTIONSパラメータにASMUSERALIASオプションを指定して、Extractパラメータ・ファイルにASMログイン別名を指定します。TRANLOGOPTIONSの詳細は、『Oracle GoldenGateリファレンス』を参照してください。