Extractリカバリ・モード別のログ保存要件

Extractで使用される可能性がある様々なリカバリ・モード、およびそれぞれのログ保存要件について次に要約します。

  • デフォルトでは制限付きリカバリ・モードが有効で、ExtractではBRパラメータを使用して設定されている制限付きリカバリ期間の2倍までさかのぼってログにアクセスする必要があります。この期間は、CHECKPOINTSECSパラメータによって制御されている、Extractの標準のチェックポイント間隔の整数倍です。これらの2つのパラメータによってOracle GoldenGateの制限付きリカバリ機能が制御され、障害が発生したときにオープンしていた最も古いトランザクションがどんなに古くても、Extractで障害後にインメモリー・キャプチャされたデータのリカバリが可能です。バインドされたリカバリの詳細は、『Oracle GoldenGateリファレンス』を参照してください。

  • Extractでリカバリを試みたときに制限付きリカバリ・メカニズムが失敗した場合、Extractは通常のリカバリ・モードに戻ります。この場合、失敗時にオープンしていたメモリー内で最も古いトランザクションの始まりが含まれているアーカイブ・ログと、それ以降のすべてのログへのアクセス権をExtractに設定しておく必要があります。