2 このリリースの新機能
この章では、Oracle GoldenGateの特長、機能拡張および変更箇所について説明します。ソフトウェアのリリース後、リリース・ノートは定期的に更新されます。このドキュメントは発行された時点において正確です。
パッチのインストール
この項では、Oracle GoldenGate Microservices ArchitectureおよびClassic Architectureのパッチ・インストール・プロセスに対して行われた更新について説明します。
内容は次のとおりです。
リリース19c (19.0.0.230418) - 2023年4月
- Oracle GoldenGate Microservices ArchitectureおよびClassic Architectureのデプロイメント
-
- 最新のOPatchリリースのダウンロードおよびインストール
-
最新のOPatchリリースを次からダウンロードします: 最新のOPatch (6880880)バージョンのダウンロードおよびインストール方法(ドキュメントID 274526.1)
OPatchの最新リリースをディレクトリにダウンロードし、このインストール・ディレクトリのノートを保持します。Oracle GoldenGate Microservices Architecture用のパッチのインストールの詳細は、Oracle GoldenGate Microservices Architecture用のパッチのインストールを参照してください。
Oracle GoldenGate Classic Architecture用のパッチのインストールの詳細は、Classic Architectureのパッチ適用を参照してください。
親トピック: パッチのインストール
新機能
この項では、Oracle GoldenGateの重要なセキュリティ更新、新機能および機能拡張について説明します。
- OUIおよびOPatchのJDKバージョン要件
- 重要なセキュリティ更新19c (19.1.0.0.210720): 2021年7月
- 重要なセキュリティ更新19c (19.1.0.0.201013): 2020年10月
- 重要なセキュリティ更新19c (19.1.0): 2020年7月
- 重要なセキュリティ更新19c (19.1.0)
- リリース19c (19.1.0.0.210720) - 2021年7月
- リリース19c (19.1.0.0.20228) - 2021年6月
- リリース19c (19.1.0.0.201013) - 2020年10月
- リリース19.1.0.0.200714 - 2020年7月
- リリース19.1.0.0.200414 - 2020年4月
- リリース19c (19.1.0) - 2019年9月
- リリース19c (19.1.0) - 2019年5月初期リリース
親トピック: このリリースの新機能
OUIおよびOPatchのJDKバージョン要件
Oracle GoldenGateのインストールに使用されるOracle Universal Installer (OUI)は、JDKまたはJavaコンポーネントにあるセキュリティの脆弱性に対応するため、Oracle GoldenGate製品とは別に更新する必要があります。デフォルトのJDK/JREをインストールまたはアップグレードするための要件を理解するために、MOSノートドキュメントID 2359395.1に記載されている手順に従ってください。
親トピック: 新機能
重要なセキュリティ更新19c (19.1.0.0.210720): 2021年7月
このリリースには、様々なCVEの重要なセキュリティ修正が含まれています。このリリースのOracle GoldenGateにアップグレードすることをお薦めします。
次のCVEに対処するためにjquery-1.6.1.min.js
が削除されました。
CVE-2011-4969
CVE-2012-6708
CVE-2015-9251
CVE-2019-11358
CVE-2020-11022
CVE-2020-11023
親トピック: 新機能
重要なセキュリティ更新19c (19.1.0)
- 重要なセキュリティ修正
-
リリース19c (19.1.0.0.4): このリリースには、次のCVEを含む、重要なセキュリティ修正が含まれています。このリリースのOracle GoldenGateにアップグレードすることをお薦めします。
CVE-2019-11358:
JQUERY
3.4.0へのアップグレードCVE-2018-11058: CVE-2018-11058の更新は、次のものにも対処しています。
-
CVE-2016-0701
-
CVE-2016-2183
-
CVE-2016-6306
-
CVE-2016-8610
-
CVE-2018-11054
-
CVE-2018-11055
-
CVE-2018-11056
-
CVE-2018-11057
-
CVE-2018-15769
-
親トピック: 新機能
リリース19.1.0.0.200714 — 2020年7月
- PostgreSQL
-
- PostgreSQLバージョン10以上のExtractサポート
-
PostgreSQLが拡張され、PostgreSQLバージョン10以上でExtractサポートを利用できます。
これにより、すべてのOracle GoldenGateサポート対象プラットフォームに共通の異種レプリケーションと同じものが実現されるため、PostgreSQLからOracleにレプリケートできます。サポートされている機能と要件の詳細は、異種データベースのためのOracle GoldenGateの使用を参照してください。
- PostgreSQLのSSLサポート
-
Oracle GoldenGateが拡張され、GGSCI、Extract、Replicatおよびその他のプロセスを使用してデータベースに接続する一方向および双方向SSLの構成が可能になりました。
- Amazon RDS for PostgreSQLのサポート
-
Amazon RDS for PostgreSQLのリモート・キャプチャおよび配信がサポートされます。
- Amazon Aurora PostgreSQL
-
Amazon Aurora PostgreSQLのリモート・キャプチャおよび配信がサポートされます。
- リモート・キャプチャおよび配信のサポート
-
リモート・キャプチャおよび配信は、すべてのPostgreSQLバージョンでサポートされます。
- Intervalデータ型のサポート
-
キャプチャおよび配信でのIntervalデータ型のサポート。
- ハートビートのサポート
-
PostgreSQLでのハートビートのサポート。
- WILDCARDRESOLVE DYNAMICのサポート
-
wildcardresolve dynamic
のサポートが提供されています。 - PostgreSQLキャプチャでのオブジェクト名に対するNLSグローバリゼーションのサポート
-
キャプチャおよび配信は、オブジェクト名と列データのグローバリゼーションをサポートします。
- 時間による位置指定が発行された後、Extractでレコードを取得する必要があります(BEGIN NOW)
-
Extractでは、
TIMESTAMP
EOF
、LSN
およびSTART
による位置設定がサポートされます。 - 双方向ループの検出とサポート
-
PostgreSQLでは、双方向のフィルタリング・パラメータ(
GETREPLICATES
、IGNOREREPLICATES
、GETAPPLOPS
)を含む双方向レプリケーションがサポートされています。 - MANAGESECONDARYTRUNCATIONPOINTおよびNOMANAGESECONDARYTRUNCATIONPOINTのサポート
-
PostgreSQLは、2次切捨てポイントの管理をサポートします。
- サポートされていないデータ型の処理
-
サポートされていないデータ型の処理。
- チェンジ・データ・キャプチャと初期ロードのサポート
-
チェンジ・データ・キャプチャおよび初期ロードは、PostgreSQLキャプチャでサポートされています。
親トピック: 新機能
リリース19.1.0.0.200414 — 2020年4月
- SQL Server
親トピック: 新機能
リリース19c (19.1.0) - 2019年9月
- SQL Server
-
- ALWAYSONREADONLYROUTINGという新しいTRANLOGOPTIONSパラメータ
-
TRANLOGOPTIONS ALWAYSONREADONLYROUTING
パラメータを使用すると、SQL ServerのExtractでは、Always On可用性グループ・リスナーに接続しているときに、その読取り専用処理を使用可能な読取り用セカンダリにルーティングできるようになります。
- ADD TRANDATAおよびGLOBALSファイルの新しいFILEGROUPオプション
-
FILEGROUP
オプションは、表ごとにADD TRANDATA
とともに使用するか、またはTRANDATA
に追加されたすべての表に影響するGLOBALSファイル内で使用でき、これにより、データベースのデフォルトのファイルグループではなく、リストされているファイルグループに対するCDCステージング表を作成できます。
- TRANLOGOPTIONSとTRANCOUNTオプション
- 新しい
TRANCOUNT
オプションを使用すると、SQL ServerのCDC表から一度にフェッチされる特定のトランザクション数を設定できます。 - 新しいHEARTBEATTABLEオプション
-
この機能により、ターゲット専用として使用されるデータベースに対するOracle GoldenGateハートビート実装のインストールが可能になりますが、ハートビート表のソース・データベース実装に必要な機能は有効になりません。
GGSCIコマンド・インタフェースから、ハートビート表に対して次のオプションを使用できるようになりました。-
ADD HEARTBEATTABLE [TARGETONLY]
-
ALTER HEARTBEATTABLE [TARGETONLY|NOTARGETONLY]
-
親トピック: 新機能
リリース19c (19.1.0) - 2019年5月初期リリース
- Oracle GoldenGate Microservicesの新機能
-
- Oracle GoldenGate Microservices Architectureでのキー管理サービスを使用した暗号化の管理
-
Oracle GoldenGate Microservices Architectureでは、Oracle Key Vault (OKV)との統合を提供して、暗号化キーを集中管理します。Oracle GoldenGateでのKMSの使用も参照してください。
- ターゲット開始パス
-
Microservicesのターゲット開始パスにより、受信側サーバーはターゲットのデプロイメントおよびプル証跡ファイルのDistributionサービスへのパスを開始できます。この機能を使用すると、受信側サーバーはDMZ (Demilitarized Zone)パスまたはクラウドからオンプレミスなどの環境にターゲット開始パスを作成できます。この場合、ソースOracle GoldenGateデプロイメントのDistributionサーバーは、ネットワーク・セキュリティ・ポリシーのために、ターゲット環境で受信側サーバーへのネットワーク接続を開けません。
- 新しい管理クライアント・コマンド
-
次の管理クライアント・コマンドがOracle GoldenGate 19c (19.1.0)に追加され、ターゲット開始配信パスを使用できます。
-
ADD RECVPATH
-
START RECVPATH
-
STOP RECVPATH
-
DELETE RECVPATH
-
ALTER RECVPATH
次のコマンドは、改良されたスクリプト(OBEY
管理クライアント・コマンドを使用)をサポートするように設計されているため、スクリプト自体にユーザー名とパスワードを含める必要はなく、かわりに別名を使用できます。-
ADD CREDENTIALS
-
INFO CREDENTIALS
-
DELETE CREDENTIALS
UPGRADE HEARTBEATTABLE
コマンドを使用すると、以前のOracle GoldenGateリリースを使用してADD HEARTBEATTABLE
コマンドによって生成されたハートビート表を変更できます。セキュアではないユーザーによる更新操作に対して、セキュリティ役割を持つユーザーがサービスを有効および無効にできるように、次のコマンドが追加されました。-
DISABLE SERVICE
-
ENABLE SERVICE
次のコマンドは、ExtractプロセスとReplicatプロセスの自動起動および自動再起動を可能にするプロファイルの制御に使用されます。-
ADD PROFILE
-
DELETE PROFILE
-
- Oracle Database
-
- Microservicesの初期ロードの改善
-
初期ロードに使用される一貫性のあるSCNは、初期ロードのExtractによって生成されるレポート・ファイルに自動的に格納されるため、これを使用してExtractおよびReplicatプロセスを正確に配置し、重複レコードを回避できます。
- Extractの再構築に関する詳細を含むように拡張されたハートビート表
-
この機能により、Replicatでは、より新しいソース再開位置を維持し、REDO保存期間を最小限に抑えることができます。この機能は、新しいハートビート表に対してデフォルトで有効です。既存のハートビート表は、この拡張をサポートするようにアップグレードされます。拡張されたハートビート表は、古いバージョンのOracle GoldenGateが実行されているデプロイメントのハートビート表と相互運用されます。
より新しい再開位置を使用すると、自動競合検出解決(ACDR)表(Oracle間のCDR機能)のツームストン表の削除に関して、より積極的にパージするように構成できます。ACDRツームストン表は、Extractを再構築する場合および自動CDRを使用する場合にのみ関係します。この機能を使用するには、Oracle GoldenGateのソース・バージョンとターゲット・バージョンの両方が19c以上である必要があります。
- リモート統合Extractのエンディアン間サポート
- 統合Extractのエンディアン間相互運用は、統合Extractが実行されているサーバーのエンディアンがOracleインスタンスが実行されているサーバーのエンディアンと異なる場合に、自動的に有効になります。
統合ExtractプロセスがOracle GoldenGate 19cを使用してOracle Database 19cで実行されている場合は、COMPATABILITY 11.2.0.4以上のREDOログからキャプチャできます。これは、Linuxに構成されているOracle GoldenGateクラウド環境では、Linux、Windows、AIX、Tru64、OpenVMS、solaris SPARC、Solaris x86、HP-UXなど、Oracle Databaseを実行しているすべてのエンディアン・プラットフォームから、リモート・キャプチャを実行できることを意味します。これは、マルチテナント・アーキテクチャと非CDBアーキテクチャの両方とも連動します。
- DB2 for i
-
- DBOPTIONS USEDATABASEENCODINGパラメータ
-
DBOPTIONS USEDATABASEENCODING
パラメータが導入され、Extractがネイティブな文字エンコーディングでDBCS以外のデータのすべてのテキスト・データを証跡に格納できるようにまりました。 - DB2 for iでTRANLOGOPTIONS BUFSIZEパラメータを使用できる
-
DB2 for iで
TRANLOGOPTIONS BUFSIZE
パラメータを使用できます。
- Extractのスループットの向上
-
Extractの効率性は以前のリリースよりも大幅に向上しています。スループットが向上する一方で、同じワークロードに対する全体的な処理リソースが削減されています。
テキストから
UNICODE
へのデフォルトの変換とテキストの変換を行わない'COLCHARSET(PASSTHRU,*)'
のスループットの相違は、Oracle GoldenGateでサポートされる文字セットに関して大幅に減少しています。
- TRANLOGOPTIONS MAXAUTOCMTTRANSSIZE
-
このパラメータは、暗黙的に作成されるトランザクションに含まれるレコードの最大数を設定します。これは、1つの暗黙的なトランザクションにグループ化できる、明示的なトランザクション(CCIDが0)の一部ではないレコードの最大数に影響します。
- CSNの要件
-
単一ジャーナルのExtractで、システム順序番号が必要なくなりました。ジャーナルに
RCVSIZOPT(*MAXOPT3)
を使用して、完全な64ビットのジャーナル順序番号を有効にすることをお薦めします。これにより、定期的にジャーナル順序番号をリセットする必要がなくなります。 - DECFLOATデータ型
DECFLOAT
データ型がサポートされます。Oracle GoldenGateでは、
DECFLOAT
を他の数値データ型に自動的にマップできますが、精度や値が大きくなる場合があります。ターゲット・データ型で、ソースに挿入される値をサポートできることを確認してください。DECFLOAT
の@COMPUTE
は、17桁以下の値でのみ使用できます。場合によっては@STRNUM
を使用する必要があります。- 実行時間の長いトランザクション(LRT)のサポート
- LRTの機能である
SHOWTRANS
、SKIPTRANS
、FORCETRANS
がサポートされます。
- DB2 LUW
- DB2 z/OS
-
- オンライン・スキーマ変更のサポート
-
Extractでのオンラインの
TABLE CREATE
、DROP
およびADD
、ALTER
、DROP COLUMN
コマンドのサポート。Extractの新しい表メタデータを取得するためにExtractを停止して再起動する必要はありません。完全な表バージョン履歴がサポートされます。
- DECFLOATデータ型
DECFLOAT
データ型がサポートされます。Oracle GoldenGateでは、
DECFLOAT
を他の数値データ型に自動的にマップできますが、精度や値が大きくなる場合があります。ターゲット・データ型で、ソースに挿入される値をサポートできることを確認してください。DECFLOAT
の@COMPUTE
は、17桁以下の値でのみ使用できます。場合によっては@STRNUM
を使用する必要があります。
親トピック: 新機能
デフォルト動作の変更
この項では、最新リリースに関してOracle GoldenGateのデフォルト動作の変更について説明します。
- リリース19.1.0.0.230418 - 2023年4月
- リリース19.1.0.0.200714 - 2020年9月
- リリース19c (19.1.0.0.200714) - 2020年7月
- リリース19c (19.1.0) - 2020年5月
- リリース19c (19.1.0) - 2019年9月
- リリース19c (19.1.0) - 2019年5月初期リリース
親トピック: このリリースの新機能
リリース19.1.0.0.230418 - 2023年4月
- Oracle
-
- Oracle用のJDKにバンドルされているOpatch
-
JDKは、リリース・バージョン21.10および19.1.0.0.230418以降のOracle GoldenGateパッチにパッケージ化されました。
<GG_HOME>/jdk
ディレクトリのみがGoldenGateパッチ・リリースで更新されることに注意してください。GoldenGateパッチによって、または個別でJDKを更新するための詳細および追加参照は、ドキュメントID 2359395.1を参照してください。最新のJDKパッチを
<GG_HOME>/jdk
ディレクトリにいつでも個別にインストールするオプションもあります。詳細は、ドキュメントID 1492980.1を参照してください。
親トピック: デフォルトの動作変更
リリース19.1.0.0.200714 - 2020年9月
- PostgreSQL
-
- データの指定中はパラメータTransactionErrorBehaviorを2に設定する必要がある
-
PostgreSQL Replicatがデータベース・エラー条件を適切に処理できるようにするには、パラメータ
TransactionErrorBehavior
の値を2に設定する必要があります。これはOracle GoldenGateの必須パラメータで、DSNの下のodbc.ini
ファイル内で指定する必要があります。パラメータを指定するDSNの例を次に示します。[ODBC] IANAAppCodePage=4 InstallDir=/u01/ggate [pgdsn] Driver=/u01/ggate/lib/GGpsql25.so Description=DataDirect 7.1 PostgreSQL Wire Protocol Database=mypgdb HostName=mypghost PortNumber=5432 LogonID=mypguser Password=********** TransactionErrorBehavior=2
詳細は、https://media.datadirect.com/download/docs/odbc/allodbc/index.html#page/odbc/transaction-error-behavior.htmlを参照してください
親トピック: デフォルトの動作変更
リリース19c (19.1.0) - 2019年9月
- INFO HEARTBEATTABLE
-
SQL Serverに対する
INFO HEARTBEATTABLE
コマンドで、ハートビート頻度間隔、パージ頻度間隔および保存時間がレポートされるようになりました。
- MySQLでOracle GoldenGate 19cを使用するための前提条件
-
Oracle GoldenGate for MySQLにはOpenSSLライブラリに対する依存関係があるため、OpenSSLライブラリを使用できることが前提条件になります。
Linux: OpenSSLライブラリがインストールされているパスを含むように
LD_LIBRARY_PATH
を設定します。Windows: MySQL 8.0以上では、OpenSSLライブラリはMySQLサーバーに同梱され、MySQLホーム・ディレクトリの
\bin
ディレクトリに格納されています。OpenSSLの場所がパス環境変数に追加されていることを確認する必要があります。たとえば、
D:\path\to\MySQLServer_install_dir\bin
ディレクトリをPATH
環境変数に追加する必要があります。また、OpenSSLライブラリを含む最新のMySQL C++コネクタ(MySQL 8.0以上)をインストールして、OpenSSLの場所がパス環境変数に追加されるようにできます。たとえば、
C:\Program Files\MySQL\Connector C++ 8.0\lib64
ディレクトリをPATH
環境変数に追加する必要があります。MySQL 5.7以下では、OpenSSLライブラリを含む最新のMySQL C++コネクタ(MySQL 8.0以上)をインストールして、OpenSSLの場所が
PATH
環境変数に追加されるようにする必要があります。たとえば、C:\Program Files\MySQL\Connector C++ 8.0\lib64
ディレクトリをPATH
環境変数に追加する必要があります。Oracle GoldenGate for MySQL 8.0にはOpenSSLライブラリに対する依存関係があるため、このライブラリを使用できることが前提条件になります。ライブラリがOracle GoldenGateを実行しているシステムにインストールされていて、このライブラリへのパスが適切に設定されていることを確認する必要があります。
- Oracle GoldenGateユーザー名にパターン制限はありませんが、最大長は512文字です。
-
Oracle GoldenGateユーザー名の制約はなくなりましたが、最大長は512文字です。基本タイプおよび証明書タイプのユーザーの場合は、REST APIでユーザー名に使用する特殊文字について制約はありません。
ただし、基本タイプのユーザーの場合は、Microservice ArchitectureのWebインタフェースでユーザー名に使用できる特殊文字は限定されています。これらの文字を次に示します。
アットマーク(
@
)、ピリオド(.
)、ダッシュ(-
)、カンマ(,
)、アンダースコア(_
)、番号記号(#
)、ドル記号($
)、プラス記号(+
)、バックスラッシュ(\
)、スラッシュ(/
)、等号(=
)、小なり記号(<
)または大なり記号(>
)。
親トピック: デフォルトの動作変更
リリース19c (19.1.0) - 2019年5月初期リリース
- 証跡ファイル形式
-
Extractの更新後、新しい証跡ファイル形式を指定すると、プライマリExtractは指定した証跡ファイル形式の次の証跡ファイルおよびライターに自動的にロールオーバーされます。
ALTER EXTRACT ETROLLOVER
コマンドを実行する必要はありません。 - Extractのデフォルトの証跡ファイルのバージョン
FORMAT RELEASE
オプションを使用して証跡ファイル形式のバージョンを明示的に指定しない場合、プライマリExtractは、Oracle GoldenGate 19cにアップグレードするときに、証跡ファイルを既存の証跡ファイル形式と同じ形式で書き込みます。この動作変更により、Replicatがアップグレードされない場合に以降のReplicatが異常終了することが回避されます。
- _INFINITYTOZEROパラメータが不要になった
_INFINITYTOZERO
パラメータは不要になりました。Oracle GoldenGateによってOracle数値フィールドで+INF
または-INF
の値が検出されると、その値はこのパラメータがすでに設定されているかのように自動的に処理されます。ターゲットがOracle Replicat 19cリリースの場合、+INFおよび-INFは適切に適用されます。他のすべてのデータベース(古いOracle Replicatを含む)では、0値が適用されます。
- Oracle TIMESTAMP WITH TIME ZONEのキャプチャ
- リージョンIDデータを含む
TIMEZONE
を持つTIMESTAMP
は、現在FETCH
および初期ロードでサポートされます。詳細は、Oracle GoldenGateリファレンスのTRANLOGOPTIONS
を参照してくださいこの機能は必要に応じて自動的に有効になるため、
TRANLOGOPTIONS INCLUDEREGIONID
を指定する必要はありません。Oracle以外のターゲットでは、TRANLOGOPTIONS INCLUDEREGIONIDWITHOFFSET
を使用してリージョンIDをUTCとの時間オフセットに変換します。
親トピック: デフォルトの動作変更
非推奨になったかサポートが終了した機能およびパラメータ
この項では、Oracle GoldenGateの非推奨になった機能とサポートされなくなった機能について説明します。
リリース19c (19.1.0) - 2019年9月
親トピック: 非推奨になったかサポートが終了した機能およびパラメータ
リリース19c (19.1.0) - 2019年5月初期リリース
- Oracle Database
-
- TRANLOGOPTIONS INCLUDEREGIONID
-
TRANLOGOPTIONS INCLUDEREGIONID
パラメータは非推奨です。このパラメータは、リージョンIDタイムゾーン値を含むTIME ZONE
を持つOracleのTIMESTAMP
を取得する場合は不要です。このパラメータを指定すると、起動時に警告メッセージが発行されます。リージョンIDデータを含む
TIMEZONE
を持つTIMESTAMP
は、現在FETCH
および初期ロードでサポートされます。詳細は、Oracle GoldenGateリファレンスのTRANLOGOPTIONS
を参照してください。
親トピック: 非推奨になったかサポートが終了した機能およびパラメータ