3 既知の問題と回避方法
この章では、リリース時点での既知の問題について説明します。
- リリース19c (19.1.0.0.200714) — 2021年10月
- リリース19.1.0.0.210420 — 2021年5月
- リリース19.1.0.0.201013 — 2020年10月
- リリース19c (19.1.0) - 2020年9月
- リリース19.1.0.0.200714 - 2020年8月
- リリース19.1.0.0.200714 - 2020年7月
- リリース19.1.0.0.200414 - 2020年6月
- リリース19.1.0.0.200414 - 2020年4月
- リリース19.1.0.0.200204 - 2020年2月4日
- リリース19c (19.1.0) - 2019年10月
- リリース19c (19.1.0) - 2019年9月
- リリース19c (19.1.0) — 2019年5月初期リリース
リリース19c (19.1.0.0.200714) — 2021年10月
バグ33407415: PostgreSQL - Extractが表レベルでデフォルト・ロギングを有効にして証跡に不正なレコードを書き込む
FULLレプリカ・アイデンティティ・ロギングが設定されていない、Extractによって取得されるように構成された表は、更新および削除操作が発生した場合にダウンストリームReplicat問題が発生し、Replicatが異常終了する原因となる可能性があります。
回避方法
表に主キーがあるかないかにかかわらず、Extractによって取得されるように構成された表に対して、ALLCOLS
オプションでADD TRANDATA
コマンドを実行します。これにより、表にFULLレプリカ・アイデンティティ・ロギングが設定されます。
親トピック: 既知の問題および回避策
リリース19.1.0.0.210420 — 2021年5月
バグ32795888: SQL Server - ADD HEARTBEATTABLEがAzure SQL DB管理対象インスタンスで失敗し、TARGETGONLYが必要であるという誤ったエラー・メッセージが表示される
ADD HEARTBEATTABLE
/ALTER HEARTBEATABLE NOTARGETONLY
コマンドは、Azure SQLデータベース管理対象インスタンスに対して機能しません。これらのコマンドのどちらかを使用しようとすると、TARGETONLY
が必要であるという誤ったエラー・メッセージが報告されます。
回避方法
なし。
バグ32791333: Sybase - Sybaseバージョン15.7および16.1ではハートビート機能がサポートされていない
Sybase 15.7および16.1データベース・バージョンではハートビート機能がサポートされていません。ハートビート表を追加しようとすると、次のエラーが発生します。
2021-04-13 08:50:31 ERROR OGG-10513 The job scheduler database(sybmgmtdb)does not exist.
Configure database sybmgmtdb and add Oracle GoldenGate replication user with correct role to create and run the heart beat job.
回避方法
なし。
親トピック: 既知の問題および回避策
リリース19c (19.1.0) - 2020年9月
バグ31652978: Oracle - バッチ・ジョブのロード用のアクティブ/ライブ表のいずれかで、ExtractにINSERTSがランダムに欠落している
クラシックExtractを使用してExadataプラットフォームからキャプチャできません。Exadata、Exadata Cloud Service、Exadata Cloud at Customerまたは任意のExadataクラウド・サービスからキャプチャするには、統合Extractを使用する必要があります。
回避方法
なし。
バグ31922955: 一般 - LANG=en_US.UTF-16がサポートされていない
LANG
がオペレーティング・システム・レベルでen_US.UTF-16
に設定されると、GGSCIがハングします。en_US.UTF-8
の設定は可能です。たとえば、LinuxでGGSCIまたは管理クライアントがハングする設定は次のとおりです。
[celclnx29]/bugmnt3/am/celclnx29/SRx.xxxxxxxxxxx/user/gg122> echo $LANG en_US.UTF-16
回避方法
なし。
バグ31799288: Oracle - クラシックExtractで表領域の暗号化がサポートされていない
Oracle Database 19cのクラシックExtractでは、表領域の暗号化はサポートされていません。
回避方法
なし。
バグ31768942: ADB-S - SHAREオプションがPerPDBキャプチャで機能しない
PerPDBのExtractを登録する場合、登録は成功しますが、SHARE
オプションは無視されます。
回避方法
なし。
親トピック: 既知の問題および回避策
リリース19.1.0.0.200714 - 2020年8月
バグ31732282 - PostgreSQL: ユーザー定義型がサポートされていない
Oracle GoldenGate for PostgreSQLでは、ユーザー定義データ型(UDT)はサポートされていません。
回避方法
ユーザー定義データ型を含む表を使用しないでください。つまり、ExtractまたはReplicatパラメータ・ファイルからそのような表を除外してください。
バグ31730629: PostgreSQL - マテリアライズド・ビューからのキャプチャがサポートされていない
マテリアライズド・ビューからのレコードのキャプチャはサポートされていません。
回避方法
Extractパラメータ・ファイルでマテリアライズド・ビューを使用しないでください。
バグ31730647: PostgreSQL - UPDATEレコードのnullと空の文字列を区別できない
PostgreSQL Extractは、空の文字列またはNULLデータとして挿入されて後でNULLまたは空の文字列で更新された場合(またはその逆の場合)、空の文字列またはnullデータのVARCHAR
列データを区別できません。
回避方法
NOCOMPRESSUPDATES
パラメータを使用します。
バグ31730664: PostgreSQL - Oracle GoldenGate ExtractでWALレコードをキャプチャするには、PostgreSQLインストールにデフォルト・プラグインtest_decoding.soが存在する必要がある
デフォルトのtest_decoding
プラグインは、PostgreSQLインストール・ディレクトリに存在する必要があります。これが既存のデータベース設定で、test_decoding.so
がデータベースのLIB
フォルダの下にない場合は、次の場所からtest_decoding.so
をダウンロードする必要があります
データベース・バージョンがPostgreSQL 11の場合:
sudo yum install postgresql11-contrib
データベース・バージョンがPostgreSQL 10の場合:
sudo yum install postgresql10-contrib
回避方法
なし。
親トピック: 既知の問題および回避策
リリース19.1.0.0.200714 — 2020年7月
バグ31097457: PostgreSQL - bit/varbit型がバイナリではなくchar/varcharとしてバインドされる
初期ロード・モードでは、実際のデータがソースbit varying列で定義された長さより短い場合、bit varyingデータに接頭辞0を付けることができます。データの長さは、接頭辞0を付けることで最も近い8の倍数になるよう丸められます。
回避方法
なし
バグ31326961: PostgreSQL - ADタグ、BCタグ、または4桁を超えるYEARコンポーネントを含むタイムスタンプ・データが正しく取得されない
データがターゲットのPostgreSQLのTIMESTAMPTZ
列に適用されていて、ソースとターゲット間のデータの不一致を引き起こす場合、タイムゾーン・コンポーネントの秒フィールドは証跡に書き込まれません。
回避方法
なし。
バグ31326068 - データベースから取得されたデータのタイムゾーン・コンポーネントに秒がある場合、TimestampTZデータに不一致が生じる
受信データのタイムゾーン・コンポーネントの秒部分は、ターゲット・データ型では考慮されません。たとえば、受信データにタイムゾーン・コンポーネントのデータ1900-03-03 02:02:02.123 +03:59:56
がある場合、タイムゾーンの56秒が無視され、56秒の不一致が確認されます。
回避方法
postgresql.conf
ファイルのタイムゾーン・パラメータがutc
である場合、この問題は発生しません。
バグ31146341: PostgreSQL - ターゲット・データベース表のIdentity Always列がGENERATED ALWAYS AS IDENTITY句で作成されている場合、エラーが発生する
ターゲット・データベース表のIdentity Always列がGENERATED ALWAYS AS IDENTITY
句で作成されている場合、次のエラーがスローされます。
2020-05-09 21:46:39 ERROR OGG-00551 Database operation failed: Preparing statement (INSERT INTO "public"."int1_nokey" ("id",...). ODBC error: SQLSTATE 37000 native database error 3624914. [Oracle][ODBC PostgreSQL Wire Protocol driver][PostgreSQL]ERROR: VERROR; cannot insert into column "col3"(Detail Column "col3" is an identity column defined as GENERATED ALWAYS.; Hint Use OVERRIDING SYSTEM VALUE to override.; File d:\pginstaller.auto\postgres.windows-x64\src\backend\rewrite\rewritehandler.c; Line 826; Routine rewriteTargetListIU; [Oracle][ODBC PostgreSQL Wire Protocol driver][PostgreSQL]Failed transaction. The current transaction rolled back.
回避方法
-
問題のある表の自動増分列を操作している順序名を特定します。
select pg_get_serial_sequence('fruits','id') where table is “fruits” and auto-increment column name is “id” pg_get_serial_sequence -------------------------------- "public.fruits_id_seq"
-
自動増分列のシード値のデフォルトの増分を特定します。
select increment from information_schema.sequences where sequence_name= 'fruits_id_seq' and sequence_schema='public';
-
次の問合せを使用して、自動増分列のシード値を変更します。
SELECT SETVAL('fruits_id_seq', (SELECT MAX(id) + increment FROM fruits));
-
Replicatを起動します。
バグ31521207: PostgreSQL - BITデータをChar/Varcharデータ型に変換する場合のデータの破損
長さ1のBIT
型(BIT
またはBIT(1)
またはVARBIT(1)
型)のPostgreSQLソース列をターゲットのCHAR
またはVARCHAR
型の列にマッピングすることはサポートされていません。
回避方法
長さが1より大きいソースbit型列を使用してください。
バグ31528537: PostgreSQL - @tokenへのレプリケート時に数値型の無効な入力構文でReplicatが異常終了する
PostgreSQLからの抽出では、WHERE
句にDATE
またはTIMESTAMP
列が含まれるSQL問合せでSQLEXEC
はサポートされていません。
回避方法
なし。
バグ31204771: PostgreSQL - DBLOGINでエラー「Error parsing connect string at offset 51' when using password in special chars」が生成される
DBLOGIN
がパスワード認識の制限によるエラーを生成します。
回避方法
-
パスワードに特殊文字が含まれている場合は、二重引用符で囲む必要があります。
-
パスワード文字列では、セミコロンを特殊文字として使用できません。セミコロンが使用されている場合は、接続文字列のフィールド・セパレータとして扱われるため、ドライバは接続オプションとして解釈し、接続に失敗します。
-
USERIDALIAS
を作成する際も、セミコロン付きのパスワードは使用しないでください。
バグ31216309: PostgreSQL - ネイティブ・レプリケーションが有効な場合に、Extractでスタンバイ・データベースから登録できない
スタンバイ・データベースからのキャプチャはサポートされていません。
回避方法
なし。
バグ31560266: MySQL - ADD HEARTBEATTABLEメッセージは、MySQL、MariaDB Amazon Aurora、Amazon RDSに対して修正する必要がある
データベース・ユーザーがデータベース内でEVENT
権限を持っていない場合は、user@databasename
に対するGRANT EVENT
に不適切なメッセージ・リストが表示されます。
回避方法
user@hostname
に対してEVENT
権限を付与し、Amazon AuroraまたはAmazon RDSに対して実行している場合は、event_scheduler
変数を新しいまたはデフォルト以外のパラメータ・グループを介してONに設定します。
親トピック: 既知の問題および回避策
リリース19.1.0.0.200414 — 2020年6月
バグ31455294: DB2 z/OS - Oracle GoldenGate 19c (19.1.0.4)のExtractでLPARおよびDB2がクラッシュする
DB2 z/OSにOracle GoldenGate 19c (19.1.0)がインストールされているが、Oracle GoldenGate 12c (12.3.0.1)のストアド・プロシージャの以前のインストールがOracle GoldenGate 19c (19.1.0)のインストールによって参照されている場合、または正しく置き換えられていない場合、ECSAの破損が発生する可能性があり、これによりLPAR全体の致命的な異常終了につながる可能性があります。Oracle GoldenGateをアップグレードする場合、DB2 z/OS PDSEの新しい実行可能ファイルが適切にインストールされていること、またはその新しい名前が新しいストアド・プロシージャおよびUDTF定義で使用および参照されていることを確認する必要があります。
回避方法
インストールが正しく実行されていることを確認します。
バグ30328936: DB2 z/OS - 「OGG-06550 Unable to position in log buffer」というエラーでExtractが断続的に異常終了する
Extractの1つ以上の表にLOBが存在する場合、またはNOAPIFILTER
が発行されると、エラー「OGG-06550 Unable to position in log buffer
」でExtractが断続的に異常終了することがあります。
回避方法
Extract構成に次のように追加する必要があります。
TRANLOGOPTIONS APIBUFSIZE 100000
問題が解消されない場合は、発生しなくなるまで値を少しずつ増やします。この値は、OGGREADB
ユーザー定義表関数で定義された出力BLOB列サイズより大きくしないでください。これはDB2 z/OSシステムに割り当てられたECSAバッファのサイズに直接影響するため、この値は必要なだけ増やすことをお薦めします。APIBUFSIZE
を変更する場合は、BUFSIZE
パラメータの値(デフォルト値は1MB)より大きくしないでください。
親トピック: 既知の問題および回避策
リリース19.1.0.0.200414 — 2020年4月
バグ31202227 - Azure Database for MySQL: ハートビート表の2番目または3番目のハートビート・シード・レコードの後にExtractが異常終了する
Azure Database for MySQLへのリモート接続時、hb_seed table
に対する2回目または3回目の更新の後、Extractが次のエラーで異常終了します。
ERROR OGG-01161 Bad column index (-4096) specified for tablemysrcdb.gg_heartbeat_seed, max columns = 17..
回避方法
binlog_row_image
システム変数がFULL
に設定されていることを確認します。
親トピック: 既知の問題および回避策
リリース19.1.0.0.200204 — 2020年2月4日
バグ30033958 - DB2 z/OS: 表の切捨てがExtractで取得されない
ソース・データベースで実行されるTRUNCATE IMMEDIATE
は、ターゲット・データベースに反映されません。
回避方法
ターゲットの変更を参照するために、Extractパラメータ・ファイルでGETTRUNCATES
が必要です。また、TRUNCATE
コマンドからIMMEDIATE
パラメータを削除します。
バグ31195430 - TRANLOGOPTIONS EXCLUDETAGがパラレルDML操作で機能しない
PDMLトランザクションからの証跡レコードにタグ・データ/トークンがありません。
回避方法
なし
親トピック: 既知の問題および回避策
リリース19c (19.1.0) - 2019年10月
バグ30427030 - Oracle: 管理クライアントでVIEW PARAMSコマンドおよびVIEW REPORTコマンドが失敗する
Windows Serverで管理クライアントを実行している場合、標準ビューア・ユーティリティを使用すると、VIEW PARAMS
コマンドおよびVIEW REPORT
コマンドが失敗します。
回避方法
この問題を解決するには、管理クライアント内で次のコマンドを実行します。
SET PAGER notepad
親トピック: 既知の問題および回避策
リリース19c (19.1.0) - 2019年9月
バグ30328936 - DB2 z/OS: 「OGG-06550 Unable to position in log buffer」というエラーでExtractが断続的に異常終了する
ExtractまたはNOAPIFILTER
の1つ以上の表にLOBが存在する場合、Extractではエラー"OGG-06550 Unable to position in log buffer"
が断続的に発生することがあります。
回避方法
Extract構成に次のように追加する必要があります。
TRANLOGOPTIONS APIBUFSIZE 100000
問題が解消されない場合は、発生しなくなるまで値を少しずつ増やします。この値は、OGGREADBユーザー定義表関数で定義された出力BLOB列サイズより大きくしないでください。これは、DB2 z/OSシステムに割り当てられたECSAバッファのサイズに直接影響するため、この値を必要以上に増やさないことをお薦めします。APIBUFSIZE
を変更する場合は、BUFSIZE
パラメータの値(デフォルト値は1MB)より大きくしないでください。
バグ29541089 - SQL Server: 以前のバージョンと比較してSQL Server 2017のExtractキャプチャ率が下がっている
Microsoft SQL Server 2016/2017用のOracle GoldenGateのキャプチャ率を低下させる可能性のある問題がMicrosoftで発生しています。
回避方法
なし。
バグ30222937 - SQL Server: ExtractにSYSADMIN権限がない場合のSQL Serverエージェントに関する不正なメッセージ
Extractがsysadminサーバー・ロールのメンバーでないログインを使用してSQL Serverインスタンスに接続している場合、SQLエージェントが実行していないことを示すメッセージが表示されますが、これが正しい場合と正しくない場合があります。これは、SQLエージェントのステータスを実際に判別する権限がログインにないためです。
回避方法
SYSADMIN
サーバー・ロールのメンバーになるようにExtractで使用するログインを付与するか、SQLエージェントが実行中であることを手動で確認し、Extractのレポート・ファイルの警告を無視します。
バグ30222904 - SQL Server: AlwaysOnセカンダリ・レプリカ・データベースで権限の問題が発生してもExtractがエラーなしで異常終了する
ExtractがTRANLOGOPTIONS ALWAYSONREADONLYROUTING
で構成され、リスナーを介したDSN接続を使用し、Always Onグループが読取り専用ルーティング用に構成されている場合、Extractで使用されるログインがセカンダリ・レプリカ・データベースのデータベース・ユーザーにマップされていないと、Extractはエラーなしで異常終了します。
回避方法
セカンダリ・インスタンスでExtractによって使用されるログインまたはパスワードと同じものを作成し、そのログインにSYSADMIN
権限を付与します。
バグ29209870 - SQL Server: SQL Server CDC TRANDATAで、データベース名または表名のピリオドがサポートされない
SQL ServerのためのOracle GoldenGateのADD TRANDATA
では、データベース名または表名のピリオドはサポートされません。
回避方法
なし。
バグ29882931 - MySQL: Oracle GoldenGate 18cリリースから19cリリースへのアップグレード中にSOURCEDEFパラメータが使用されると、Replicatが異常終了する
Oracle GoldenGate 18cリリースから19cリリースへのアップグレード時にSOURCEDEF
パラメータを使用すると、Oracle GoldenGate Replicatがエラー「OGG-01163 Bad column length (6) specified for column ID
」で異常終了します。
回避方法
アップグレード時に、SOURCEDEF
パラメータを使用しないでください。
バグ27028084 - MySQL: リモート・キャプチャのバイナリ・ログ・ファイルのサイズ
Oracle GoldenGate MySQLのリモート・キャプチャでは、サイズが4GBより大きいバイナリ・ログ・ファイルはサポートされません。したがって、オフセットの位置指定時に4294967295より大きいオフセットもサポートされません。
回避方法
なし。
バグ30023717 - Oracle: 相互依存性が極端に高いトランザクションを処理するとき、パラレルReplicatがORA-1403で失敗することがある
多数の潜在的依存関係があるトランザクションのまれな状況で、パラレルReplicatがエラー「ORA-1403: "no data found"
」で異常終了します。
回避方法
Replicatを再起動します。元のトランザクションが、グローバル・データ整合性を維持しながら正しく適用されます。
バグ30207560 - Oracle: Oracle GoldenGateプロセスがオープンしているときにGGSERRログ・ファイルをWindowsでロールオーバーできない
ggserr.log
ファイルは、デフォルトまたは変更されたサイズになったときに自動的にロールオーバーするように構成されています。ただし、Windows上のOracle GoldenGateでは、実行中のプロセスがあるときにggserr.log
ファイルをロールオーバーできません。
回避方法
実行中のすべてのExtract、ポンプおよびReplicatを停止してから再起動します。これにより、ggserr.log
をロールオーバーできます。
バグ30250118 - Oracle: AIXおよびSolarisの自動CDR統計で正しくレポートされない
Oracle Database 18cを使用しているAIXまたはSolarisでOracle GoldenGate 19cにシャーディングが実装されている場合、自動CDRで統計情報が正しくレポートされません。
回避方法
なし。
親トピック: 既知の問題および回避策
リリース19c (19.1.0) — 2019年5月初期リリース
バグ27938481: パラレルReplicatでALLOWDUPTARGETMAPに異なるKEYCOLSが使用されている場合に、エラー・メッセージが生成されない
Oracle GoldenGateでは、非統合パラレルReplicatでサポートされない異なるKEYCOLS
を指定したALLOWDUPTARGETMAP
に対して、エラー・メッセージは生成されません。ALLOWDUPTARGETMAP
は、統合パラレルReplicatおよび統合Replicatではサポートされません。異なるKEYCOLS
を指定したALLOWDUPTARGETMAP
がサポートされるのは、クラシックReplicatと調整Replicatです。
回避方法
なし。
バグ29761322 - Oracle: 18.1以降へのソフトウェアのアップグレード後、Extractによる12.2証跡形式への書込みで、マルチバイトCLOBのエンコーディングが正しくない
Extractでは、既存の証跡ファイル形式と同じ形式でマルチバイトのCLOBデータが証跡に書き込まれた場合、MBCS CLOBデータが不正なエンコーディングで書き込まれます。これが発生するのは、証跡ファイルの形式が12.2以前の場合、またはFORMAT RELEASE
を使用して12.2より前の形式が指定された場合です。
回避方法
現在の証跡ファイルの形式が12.2で、マルチバイトのCLOBがある場合は、ソフトウェアのアップグレード後に明示的なETROLLOVER
を実行します。
バグ25890033 - DB2 for i: マルチジャーナルのサポートの問題
DB2 for i上のExtractでは、単一のジャーナルから読み取ることを引き続きお薦めします。ただし、これには、ハートビートが有効である場合、レプリケーションに使用されているデータ・ジャーナルと同じジャーナルにハートビート表のジャーナルを記録する必要があるという副作用があります。
回避方法
ハートビート表でDELETE
/ADD TRANDATA
を使用して、適切なジャーナルへのジャーナルの記録を有効にすることをお薦めします。
バグ29778593 - DB2 LUW、DB2 for i、DB2 z/OS、Teradata: heartbeat lagコマンドで受信パスおよび送信パスが表示されない
heartbeat lagコマンドでは、受信パスおよび送信パスは表示されません。ただし、ハートビート表とハートビート履歴表には有効なデータが含まれています。
回避方法
なし。
親トピック: 既知の問題および回避策