Extractのアップグレードに関する考慮事項
トリガーベースのDDLサポートを使用している場合は、統合キャプチャのトリガーなしの新しいDDLサポートを使用する予定でも、DDLオブジェクトを再構築する必要があります。アップグレード後、Oracle GoldenGateが再度正常に実行されたら、トリガーとDDLオブジェクトを削除できます。DDLのアップグレードに関する考慮事項は、「DDLサポートを含む構成のアップグレード」を参照してください。
統合構成(1つのターゲットに対して多数のソースがある構成)で動作する複数のExtractプロセスをアップグレードする場合は、「Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGate Classic Architectureのアップグレード」 に示したステップを実行して、Extractを1つずつアップグレードします。
出力証跡ファイルはExtractの再起動時に自動的にロールオーバーされ、統合Extractバージョンはアップグレードされます。
タイム・ゾーンが異なるため、統合Extractバージョン1によって書き込まれた古い証跡ファイルを使用した後に、ALTER REPLICAT extseqno
コマンドを実行して新しい証跡ファイルと同期する必要がある場合があります。
アップグレードが完了したら、UPGRADE HEARTBEATTABLE
コマンドを実行して、表とラグのビューに追加の列を追加します。これらの追加の列は、Extractの再開位置の追跡に使用されます。詳細は、UPGRADE HEARTBEATTABLE
を参照してください。
親トピック: アップグレード手順の範囲