4 GRUB 2デフォルト・カーネル・ブート・パラメータの変更

GRUB 2構成のブート・パラメータを変更し、再起動するたびにこれらのパラメータがデフォルトで適用されるようにするには、次のステップを実行します:

  1. /etc/default/grubを編集して、カーネル・ブート・パラメータを追加します。

    /etc/default/grubを編集し、GRUB_CMDLINE_LINUX定義にパラメータ設定を追加します。次に例を示します:

    GRUB_CMDLINE_LINUX="vconsole.font=latarcyrheb-sun16 vconsole.keymap=uk 
    crashkernel=1G-4G:192M,4G-64G:256M,64G-:512M  rd.lvm.lv=ol/swap rd.lvm.lv=ol/root biosdevname=0 
    rhgb quiet systemd.unit=runlevel3.target"

    この例では、パラメータsystemd.unit=runlevel3.targetを追加して、システムがデフォルトでマルチユーザーの非グラフィカル・モードでブートするようにします。

    カーネル・パラメータの詳細は、「カーネル・ブート・パラメータ・リファレンス」を参照してください。

  2. GRUB 2構成を再構築します。

    /boot/grub2/grub.cfgを再構築します。

    sudo grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg

    この変更は、構成したカーネルすべての次のシステム再起動で反映されます。

ノート:

UEFIでブートするシステムでは、grub.cfgファイルは/boot/efi/EFI/redhatディレクトリにあります。これは、ブート構成が専用のFAT32-formattedパーティションに格納されるためです。

システムが正常にブートすると、そのパーティションのEFIフォルダは、Oracle Linuxのルート・ファイル・システムの/boot/efiディレクトリ内にマウントされます。