15 procfs
ディレクトリ・リファレンス
次の表に、/proc
ディレクトリ階層の下にある最も有益な仮想ファイルとディレクトリを説明します。詳細は、proc(5)
マニュアル・ページを参照してください。
表15-1 /procディレクトリの下の有益な仮想ファイルおよびディレクトリ
仮想ファイルまたはディレクトリ | 説明 |
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プロセスID(PID)と一致するプロセスに関する情報を提供します。ディレクトリの所有者とグループは、プロセスの所有者とグループと同じです。ディレクトリの下の有益なファイルは、次のとおりです。
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メモリー・フラグメンテーションの診断に関する情報を提供します。 |
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システムで使用可能な様々なバス( |
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システムで使用中のリソース制御グループについての情報を提供します。 |
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ブート時にカーネルに渡されるパラメータをリストします。 |
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システムのCPUに関する情報を提供します。 |
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インストールされているすべての暗号化方法に関する情報を提供します。 |
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現在構成されているすべてのキャラクタ・デバイスとブロック・デバイスの名前およびメジャー・デバイス番号をリストします。 |
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現在使用中のダイレクト・メモリー・アクセス(DMA)チャネルをリストします。 |
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不揮発性RAM (nvram )、リアルタイム・クロック(rtc )、サウンド用のメモリー割当て(snd-page-alloc )に対するドライバなど、カーネルによって使用されるドライバに関する情報を格納します。
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execdomains
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Oracle Linuxカーネルで提供しているバイナリに対する実行ドメインをリストします。 |
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カーネルで提供しているファイル・システム・タイプをリストします。 |
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マウント済のファイル・システムに関する情報を、ファイル・システム・タイプで編成して格納します。 |
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システム起動時からの各CPUに対する割込みリクエスト・キュー(IRQ)ごとの割込み数を記録します。 |
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各物理デバイスのシステム・メモリー・マップをリストします。 |
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カーネルがデバイスに関して使用するI/Oポート・アドレスの範囲をリストします。 |
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各IRQに関する情報を格納します。各IRQとシステムCPUの間のアフィニティを構成できます。 |
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システムの物理メモリーを、 |
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カーネル生成メッセージを記録し、これは、 |
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過去1分間、5分間および15分間のシステム・ロード平均(キューに入れられたプロセスの数)、実行中プロセスの数、プロセスの合計数、および実行中のプロセスのPIDを表示します。 |
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カーネルがプロセスのために現在保持しているファイル・ロックに関する情報を表示します。提供される情報は次のとおりです。
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複数ディスクRAIDデバイスに関する情報をリストします。 |
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システムのメモリーの使用量を、 |
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カーネルに現在ロードされているモジュールに関する情報を表示します。 |
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マウントされているすべてのファイル・システムに関する情報をリストします。 |
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ネットワーキング・プロトコル、パラメータおよび統計に関する情報を提供します。各ディレクトリおよび仮想ファイルは、システムのネットワークの構成に関する部分を記述します。 |
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メジャー・デバイス番号とマイナー・デバイス番号、ブロック数、およびシステムでマウントされているパーティション数をリストします。 |
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SCSIデバイスに関する情報を提供します。 |
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ベンダー、モデル、チャネル、ID、LUNデータなど、構成済SCSIデバイスに関する情報を提供します。 |
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スラブ・メモリー使用量に関する詳細情報を提供します。 |
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ソフトウェア割込み( |
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システム起動時からのシステムに関する次の情報を記録します:
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スワップ・デバイスに関する情報を提供します。サイズおよび使用量の単位はKBです。 |
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システムに関する情報を提供し、カーネル機能の有効化、無効化または変更もできるようにします。書込み権限が設定されたファイルに新しい設定を書き込むことができます。「実行時のカーネル・パラメータの管理」を参照してください。 次に示す
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メッセージ( |
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システム上にある使用可能で現在使用されている端末デバイスに関する情報を提供します。 |
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仮想メモリーの使用量に関する情報を提供します。 |