cgroups v2の有効化

ブート時に、Oracle Linux 8はデフォルトでcgroups v1をマウントします。cgroups v2を使用するには、システムを手動で構成する必要があります。

  1. cgroups v2が有効で、システムにマウントされていることを確認します。
    sudo mount -l | grep cgroup
    cgroup2 on /sys/fs/cgroup type cgroup2 (rw,nosuid,nodev,noexec,relatime,seclabel,nsdelegate,memory_recursiveprot)

    コマンドの出力にcgroup2が指定されていない場合は、次を実行してバージョン2を有効にします。

    1. デフォルトでcgroups v2をマウントするようにシステム・ブートを構成します。

      sudo grubby --update-kernel=/boot/vmlinuz-$(uname -r) --args="systemd.unified_cgroup_hierarchy=1"

      このコマンドは、現在のブート・エントリにsystemd.unified_cgroup_hierarchy=1を追加します。すべてのカーネル・ブート・エントリにこのパラメータを追加するには、次のように入力します:

      sudo grubby --update-kernel=ALL --args="systemd.unified_cgroup_hierarchy=1"
    2. システムを再起動します。

    3. システムの再起動後、cgroups v2がマウントされていることを確認します。

      sudo mount -l | grep cgroup
  2. 必要に応じて、ルート制御グループとも呼ばれる/sys/fs/cgroupディレクトリの内容を確認します。
    ls -l /sys/fs/cgroup/

    cgroups v2の場合、ディレクトリ内のファイルには、cgroup.*、cpu.*、memory.*などのファイル名への接頭辞が必要です。制御グループ・ファイル・システムについてを参照してください。